2016年11月8日に行われた米大統領選挙では、ドナルド・トランプの勝利に世界中が驚いた。選挙前までの世論調査ではヒラリー・クリントンが優勢だったものの、フタを開けてみたら世論調査と異なる結果。これは、2016年6月23日に英国で行われた国民投票のときとまさに同じ展開だ。 ご存じの通り、英国で行われたEU(欧州連合)離脱の是非を問う国民投票(英語では『United Kingdom European Union membership referendum』)では、残留支持がおよそ48%、離脱支持52%と、離脱派がきん差で勝利し、EU離脱が決定している。 英国では、EU離脱のことを「Brexit(ブレグジット、Britain とExitをかけ合わせた造語)」と呼び、毎日のようにブレグジット関連ニュースが、今もテレビや新聞をにぎわせている。国民投票から数カ月が経過したが、その後英国ではどのような