高額医療の自己負担引き下げへ 月額6万円に 2013年09月27日(最終更新 2013年09月27日 02時03分) 厚生労働省は26日、医療費の自己負担に上限額を設ける「高額療養費制度」で、70歳未満の年収370万円未満の人の上限を現行の月額約8万円から6万円前後に引き下げる方針を固めた。がんなどで長期間、高額な医療費がかかると生活が苦しくなりがちな収入が少ない人の負担を軽くするのが狙い。 経済力に見合った負担を求めるため、年収770万円以上の高所得者の上限を現行の約15万円から約17万円以上、1160万円以上は25万円以上にする方向で、与党と調整する。 高額療養費制度は、医療費が高額になっても家計を破綻させないためのセーフティーネットで、公的医療保険の根幹。