「携帯電話の便利な機能を掘り起こす」、ソフトバンクモバイルと東大が障害児向け活用事例公表 東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクモバイルは2009年11月5日、発達障害や知的障害を持つ子供の学習支援に役立つ携帯電話活用事例集を公表した。Webサイトからダウンロードできる。「携帯電話は多機能だが、使われていない機能が多い。それらが障害を持つ子供たちに役立つ」と、東京大学の中邑賢龍教授は携帯電話に着目した理由を説明する。 携帯電話のどの機能が、どのような障害を持つ子供に役立つかを、事例を基に示す。自閉症で対人コミュニケーションが苦手な子供であれば、携帯電話の電子メール機能やメモ帳機能を使って意志の疎通を図る方法が有効だとする。 文字を読んだり書いたりすることが困難な子供でも、携帯電話のキー操作なら可能なケースがある。文章読み上げ機能を利用する方法もあるという。聞き取りが困難な子供であれ