神奈川県の高校が耐震性の問題から建て替えをしようと思ったら、そこが古代の「市役所」(高座(たかくら)郡役所跡)だったことがわかって、急遽、コンクリートから木造の校舎へと変更することが決まったそうです。 いや、そんなことあるんですね。 高校の敷地に古代の郡役所跡があったことではなく、現代のお役所がこんな大がかりな設計変更を認めることに驚きです。三内丸山とか吉野ヶ里のように「人を集められる場所になる」という投資的な効果が見込まれるケースとちがって、純粋に遺跡保存のためですもんね。 神奈川県といえば、「ビバ民営化」という適当な政策で、県の文化財発掘組織「かながわ考古学財団」がつぶされたところ。 「かながわ考古学財団」解散へ 「質落ちる」学界が総反発(朝日新聞、2007年02月17日) 恵美嘉樹は発掘の民営化も否定しませんし、民間の発掘会社もいい仕事をしていると思います。「公務員の調査員でないとち