警部、執刀医逮捕に異論…定年後の再就職も要求か 警視庁の捜査資料漏えい事件で、地方公務員法違反容疑で逮捕された捜査1課警部白鳥陽一容疑者(58)が、品川美容外科の医療過誤事件の捜査方針をめぐり、執刀医(38)の逮捕に異論を唱え、書類送検にとどめるべきだとの考えを示していたことが25日、関係者への取材で分かった。 医療過誤事件で死亡した女性の死因の詳しい鑑定結果などを踏まえて捜査が進展した時期で、白鳥容疑者はこのころ同外科顧問だった元警部中道宜昭容疑者(53)から飲食接待を受けていた。 警視庁は、接待などを通じて伝わったとみられる中道容疑者側の意向が、捜査責任者だった白鳥容疑者の判断に影響を与えていなかったか、詳しく経緯を調べている。 また、白鳥容疑者は医療過誤事件を捜査中、同外科幹部に退職後の再就職を暗に求めていたことも判明。年収1千万円での再就職の希望を周囲に漏らしたとされ、警視