大雪のため国道8号で足止めされたトラック運転手に、炊き出しのおにぎりと飲料水を手渡す敦賀市職員=31日午後1時2分、福井県敦賀市泉、高橋孝二撮影 日本海側でこの冬相次いだドカ雪が、今度は福井県内をおそった。30日夜からJR線や国道がストップし、ドライバーや出張中の会社員らを直撃。列車や車に閉じこめられた人も多数いたが、自治体や周辺住民が炊き出しなどで支援の手を差し伸べた。 北進すれば新潟市までつながる北陸の「大動脈」・国道8号は、福井県敦賀市―越前市間で一時車約150台が立ち往生した。日中は激しい雪で視界が狭まったが、夜には粉雪に変わった。 「昨夜ご飯を食べた後、何も口にしていない。ありがたい」。岐阜県大垣市のトラック運転手松下泰治さん(42)は31日昼、敦賀市職員が差し入れたおにぎりをほおばった。富山県へ荷物を運ぶ途中、30日夜から動けなくなった。敦賀市は31日午前、運転手らに炊き