米IDCが今週まとめた市場調査によると、スマートフォン、タブレット端末、パソコンを合わせた「スマートコネクテッドデバイス」の世界における総出荷台数は昨年の約12億台から今年は約15億台となり、来年には約17億台へと拡大する見通しだ。 来年の予想出荷台数を詳しく見ると、スマートフォンとタブレットを合わせた台数は約14億台で、出荷金額は約5000億ドル。これに対しパソコンは約3億台、出荷金額は2000億ドルに満たない。 世界のスマートコネクテッドデバイス市場は今後スマートフォンとタブレットが牽引し、成長していくという。 同社がその根拠として挙げているのが新興国市場の勢いだ。例えば来年の世界総出荷台数17億台のうち、新興国市場は約10億台を占めると同社は見ている。中でもBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)を合わせた出荷台数は6億6200万台と、新興国全体の大半を占める。これは先進国の合計