どうぶつ達との生活も だいぶ長くなった。 彼らが欲しがる物を渡し、 対価となる金品をもらう。 資本主義である。 そして私は虫取りや釣りをして、 彼らの欲する物をかき集めた。 だが、最近はその手間が面倒になり、 ブローカーから安く買いつけるようになった。 その上、どうぶつ達の会話も なんだか面倒になり、 相手の話を遮って物を渡す始末だ。 要するに、飽きたのである。 そろそろ私も引退を考えなければならない。 それにただ飽きただけではなく、 このままこの森にいたら 手遅れになる。 その理由は写真を見てくれれば わかると思う。 理由その1 体のどうぶつ化が始まった。 理由その2 釣った魚より目が死んでいる。 理由その3 時々どうぶつと融合する。 ここにいたら私もどうぶつになってしまう。 一刻も早く脱出せねば。 しかし、こんなことにはなってしまったが、 最初の頃はとても楽しかった。 そこで今日は自分