拡大 土砂のたまった坂道を下り、発見した西邑一雄さんの妻とみられる安否不明者をブルーシートで保護しながら運ぶ捜索関係者=9日午前8時20分ごろ、北九州市門司区奥田 九州地方の6日から7日にかけた記録的な大雨で、60代夫婦が安否不明となった北九州市門司区の土砂崩れ現場で、福岡県警などは9日までに男女2人を発見した。男性は夫の西邑(にしむら)一雄さん(68)で死亡が確認された。女性は心肺停止で見つかり、身元確認を急いでいる。鹿児島市の80代夫婦も見つかり、死亡が確認された。九州の犠牲者は福岡、鹿児島、佐賀3県で計5人となり、佐賀市で1人が安否不明となっている。九州は9日も土砂崩れなどの影響で交通の乱れが続いた。 福岡県警によると、西邑さんは8日午前、自宅1階から見つかった。死因は窒息死。女性は9日午前6時40分ごろ、西邑さんの発見場所近くで発見。西邑さんの妻とみられる。 鹿児島市で死亡が確認さ