栃木県茂木町は3日、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染拡大を防ぐため町内5小中学校(中学校1、小学校4)で10日から実施するとしていた臨時休校の方針を転換、春休み前まで通常通り授業を行うことを決め、保護者に通知した。県内では大田原市が午前授業を行っているが、公立校で臨時休校を全く行わないことを決めたのは茂木町が初めて。同町の古口達也(こぐちたつや)町長は「春休みを含め約1カ月に及ぶ休校は児童生徒や保護者のためにならないと判断した」などと述べた。 古口町長は「保育園や幼稚園は通常通りで、学童保育も1日通して実施する。町の学童保育は教室より人の密度が高い。一方で各校の教職員は通常通り勤務する」と述べ、方針転換は自らが主導したと明らかにした。判断にあたり、各校の校長、PTA会長、教育委員、町議らから意見を聴いたという。 感染を懸念し保護者から子どもを休ませたいと事前に連絡があれ