writer profile Shinji Yajima 矢島進二 公益財団法人日本デザイン振興会常務理事。1962年東京生まれ。1991年に現職の財団に転職。グッドデザイン賞をはじめ、東京ミッドタウン・デザインハブ、地域デザイン支援など多数のデザインプロモーション業務を担当。マガジンハウスこここで福祉とデザインを、月刊誌『事業構想』で地域デザインやビジネスデザインをテーマに連載。「経営とデザイン」「地域とデザイン」などのテーマで講演やセミナーを各地で行う。 日本デザイン振興会 この連載は、日本デザイン振興会でグッドデザイン賞などの事業や 地域デザイン支援などを手がける矢島進二が、 全国各地で蠢き始めた「準公共」といえるプロジェクトの現場を訪ね、 その当事者へのインタビューを通して、準公共がどのようにデザインされたかを探り、 まだ曖昧模糊とした準公共の輪郭を徐々に描く企画。 第4回は、20
For a high-level introduction to data federation, as well as a comparison to other federated social protocols, check out the Bluesky blog. Today, we’re releasing an early-access version of federation intended for self-hosters and developers. The atproto network is built upon a layer of self-authenticating data. This foundation is critical to guaranteeing the network’s long term integrity. But the
元クラフトワークのカール・バルトス、コンピューターはクラフトワークの音楽プロセスに悪影響を与えたと振り返る クラフトワーク(Kraftwerk)に1975年から1990年まで在籍したカール・バルトス(Karl Bartos)は、クラフトワーク時代について「コンピューターがあれば、創造性を発揮する時間が増えるという考えだったが、それは正反対だった」と語り、コンピューターはクラフトワークの音楽プロセスに悪影響を与えたと、MusicRadarのインタビューの中で振り返っています。 「クラフトワークでは“マン・マシン”というコンセプトがあった。これはフリッツ・ラングの映画『メトロポリス』からのものだけど、僕たちは(昔は)部屋でお互いの目を見て、一緒に演奏していた。僕たちのコミュニケーションを音楽にしたんだ。転機となったのはデジタル化で、クラフトワークが組織になったとき、僕たちは現代的ではなくなった
社会は変わり続けているのに政治が「昭和」のまま (前編から続く) 私が政治家として過ごしてきた30年は、平成の30年間とほぼ一致します。この時代は戦後復興から高度成長という「昭和の社会」が変質してしまったのに、政治がそれについて行けず右往左往した時代でした。その状況は現在、さらに深刻になっています。「昭和」を終わらせないといけません。 平成の時代に社会はどう変わったのでしょうか。 まず国内では、人口が急激に増えた時代から、急激な人口減少社会に転換しました。国際的には、急激な気候変動と権威主義の台頭によって、私たちが国際社会の安定に依存することができなくなりました。 自民党も問題は認識していると思いますが、人口減少には人口問題、気候変動には温暖化問題というように、個別の課題ととらえてパッチワークのような対応しかしていません。 自民党は「見たくない現実」から目を背けている これらに加えてあと2
なぜ「政権交代」は響かない言葉になったのか…枝野幸男が考える「立憲民主党と旧民主党の決定的な違い」 国民が求めているのは政権交代ではなく新しいビジョン 党名にも掲げた「立憲主義」とは何か そもそもわが党は、党名こそが理念そのものです。立憲民主党。党の綱領も「立憲主義」という言葉から始まります。ものすごく分かりやすい。 ただ「立憲主義」という言葉には多くの意味が含まれているし、国民の間にも十分に知られた言葉ではありません。「立憲主義とは護憲のことだ」と勘違いしている人もいます。「われわれの基本理念は立憲主義」と言うだけでは足りないのです。 では、立憲主義とは何か。それは「個人の尊厳」と「健康で文化的な生活」の2点です。日本国憲法の13条と25条です。 われわれは一人ひとり、他人に迷惑をかけない限り自由であり、自らの価値観に基づいて生きられる。この憲法13条こそが日本国憲法の基礎です。さらに、
サイエンス あの頃のTwitterはもうありません 多くの科学者が X(Twitter)から離脱し、代替手段を探しているとの報告 Image:Shaheerrr / Shutterstock 調査会社Pew Researchは今年はじめ、米国内でTwitterからユーザーの多くがこのSNS上で過ごす時間が減少したと報告した。そして、Natureに報告された新たな情報では、数千人の科学者もまた、TwitterからXに改名したこのプラットフォームに費やす時間が減少し、サービスから距離を置いていると報告されている。 9200人以上の科学者を対象に行ったというNatureへの報告では、Twitterを利用してきた科学者、研究者たちの半数以上が、Xの利用時間を減らした、もしくはもはや完全にこのSNSから離れてしまったと述べられている。そしてその多くはTwitterの代替サービスとしてMastodon
商店街にひとが集まらず、“シャッター街”と呼ばれるところがある。シャッター街が生まれた理由の一つに、高度成長期から続いた自家用車の普及があるだろう。大規模な駐車場があるショッピングモールのほうが、その地の商店街より利便性がいいと感じる人が増えたからだ。だが、これから迎える少子高齢化という新たな社会構造によって、その状況も変わっていくかもしれない。すでに、各地でシャッター街となってしまった商店街を復活させようとする、さまざまな取り組みも生まれている。その一つとして、公共施設である図書館を行政の力を借りずにまちのひとたちで運営する「私設公共」という取り組みを進めている、一般財団法人トリナス 代表理事の土肥潤也(どひ・じゅんや)さんに話を聞いた。 有料で本棚を借りて貸し出す私設図書館 図書館と聞くと、多くのひとが「公共施設」というイメージを持つだろう。だが、図書館には公共施設としてつくられたもの
Amazonの台頭により、かつて書店でしか手に入らなかった「本」は自宅にいながら購入できるようになりました。街中に店舗を構える書店が軒並み縮小していくなか、昔ながらの本屋であるバーンズ&ノーブルが再び成長を遂げています。バーンズ&ノーブルがどのような戦略を採ったのかについて、大衆文化ライターのテッド・ジョイア氏が明らかにしています。 What Can We Learn from Barnes & Noble's Surprising Turnaround? https://tedgioia.substack.com/p/what-can-we-learn-from-barnes-and バーンズ&ノーブルは1886年に設立され、20世紀に繁栄を極めましたが、デジタル時代の到来により衰退の兆しを見せ始めます。 一時期、バーンズ&ノーブルはAmazonのまねをしてオンライン販売を強化し、独自の
ウクライナのゼレンシキー大統領は4日、日本の東洋大学を中心に、他14の大学をオンラインで接続する形で、日本の大学の学生・教師に向けた講演を行った。 ウクライナ大統領府広報室が講演全文を公開した。 ゼレンシキー大統領の講演内容は以下のとおり。 あなた方は4か月、「ウクライナ戦争」というタイトルのニュースを見聞きし、読んでいる。そのような省略は、出来事の全体像、物事の本質、ウクライナで起きていることの受け止め方を歪ませる可能性がある。本質を変えてしまうかもしれないのだ。 これは、「ロシア連邦が始め、ロシア連邦が続け、ロシア連邦が止めたがらない、ウクライナにおける戦争」である。ウクライナは、自らの大地と主権と領土を守っている。ウクライナは平和のために戦っている。そう、このような21世紀の残酷な逆説が、私たちにとっての現実である。 私たちは、武器を置くことはできない。なぜなら、置いてしまったら私た
GIGAスクール構想で問題になった教師の位置づけ 堤:「デジタル民主主義」において、教育の果たす役割についてお話しさせてください。 『デジタル・ファシズム』の中で、私が一番力を入れたのが教育の章です。日本では今、「GIGAスクール構想」という政策の下、すべての小中学生へのタブレット配布や、教科書の電子化が進められているのですが、これについて、現場の教師たちをはじめ、かなり議論になっているのです。 タン:はい、そのことは私も聞いています。 堤:タブレット学習は効率化されるなどメリットもありますが、ここで問題になるのは教師の位置づけです。元経産相はこうも言いました。これからはもう、知識伝達の授業については、名人のオンライン授業を皆がタブレットで見ればいい、1教科につき全国に1人教師がいればいいのだ、と。 タン:タブレットを教科書や教師の代わりにしようとしているのですか?! 堤:デジタルリテラシ
神戸市は2021年12月から、ひきこもりの人らに、遠隔操作の分身ロボットを使って外の世界との交流を「お試し」してもらう取り組みを始めた。ひきこもりがちな人たちが集まる「居場所」に、まずは分身で参加してもらい、不安や戸惑いを薄めてもらう。(長谷部崇) 分身ロボットは、東京の企業が開発した「オリヒメ」(高さ23センチ、重さ660グラム)。離れた場所にいる操作者は、ロボットの内蔵カメラやマイクを通じてその場の様子を知ることができ、音声に加えて身ぶり手ぶりでも意思表示できる。 オリヒメを使って参加をお試しできる居場所の一つは、「交流広場パッソ」(同市兵庫区羽坂通4)。ビル3階にソファや石油ストーブが置かれ、卓球台やマージャン卓、冷蔵庫、ギター、ゲーム機、漫画まである。何をして過ごしてもよく、その場にいる人とお茶を飲むのも、一人で漫画を読みふけるのも自由。時には一緒に作った鍋をつつき合う。 だが、「
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店に入ると、出迎えてくれるオリヒメD。会話をすることもできる=東京都中央区日本橋本町3で2021年6月24日午後4時28分、生野由佳撮影 「自分には生きる価値がない」。そんな絶望を経験しながら、自分の居場所を見つけた人たちがいる。6月下旬にオープンした「分身ロボットカフェ」は、難病や重度障害などで外出が困難な人たちが、ロボットを遠隔操作して接客する店だ。20年寝たきりの秘書との夢をかなえて店を開くロボット研究者の思いを取材した記者は、実際どんな人が何のために働いているのか気になっていた。ロボットを操作する「パイロット」と呼ばれる重度障害の男性スタッフ2人に密着すると、挫折や孤独を越えて、“分身”を使って働く深い理由が見えてきた。【生野由佳/デジタル報道センター】 50人のパイロットがシフト制で接客 6月24日午後、東京・日本橋にオープンしたばかりの「分身ロボットカフェDAWNver.β(ド
一般に、孤独死は悲劇として描かれる。「誰にも顧みられずに死んだ人は気の毒だ」「その実態は緩慢な自殺やセルフネグレクトだ」、といった具合にだ。最近は、新型コロナウイルス感染症によって自宅待機を迫られ、その結果として孤独死する事例もある。この、パンデミックに関連した孤独死は本論のカバーするところではないが、これもまた悲劇には違いない。 また、孤独死は経済的損失や脅威といった観点から語られる。孤独死が起こった住居は事故物件とみなされ不動産価値が下がり、遺族も大きな負担を強いられる。異臭騒ぎなどによって、近隣の生活が脅かされることも多い。 孤独死は日本人が望んできたゴールではないのか こうしたことから、平成から令和にかけ、孤独死は専ら「防止しなければならないこと」とみなされ、孤独死する本人は「かわいそうな人、気の毒な人」として語られてきた。 そうした語りを筆者は否定するつもりはない。現に今起こって
youkoseki.com 2021年だから人類はHTMLを手打ちしろ 新しい年だ。人並に新しいことを始めようなどと考える人もいるだろう。しかし、なにを始めればいいのか? 僭越ながら一つ提案をさせてもらえるなら、私はこう言いたい。HTMLを手打ちしろ。ハイパーテキストマークアップランゲージを学べ。なぜなら、個人がコツコツとタグを手打ちしたウェブページには暖かみがあるからだ。 私は中学一年生のとき、はじめてパーソナルコンピュータを買ってもらった。中学受験がうまくいったら買ってもらえるという約束で、受験には失敗したのだが、買ってもらったのだ。中学時代、ほとんどずっとパソコンと向かいあっていたが、CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATを書き換えてメモリ残量の上下に一喜一憂していた記憶しかない。あとA列車で行こう4や、ルナティックドーンのようなアートディンクのPCゲーム。Windows 3
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