オランダ唯一の原子力発電所であるボルセラ原発(2011年10月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/MARCEL ANTONISSE 【4月30日 AFP】オランダ政府は29日、原子力発電所で事故が起きた場合に付近の住民を守るため、甲状腺被ばくを抑える効果があるヨウ素剤を1500万錠発注したことを明らかにした。隣国ベルギーの国境付近にある原発の老朽化が進み、懸念が高まっていた。 オランダ保健省の報道官はAFPに対して、これらのヨウ素剤は原発から半径100キロメートル以内に住む妊婦と18歳未満の子どもに新たに配布されると述べた。これまでの配布対象者は同20キロメートル以内の40歳以下の全住民とされていた。 オランダ国内の原発は南西部ボルセラ(Borssele )の1か所だけだが、ドイツのエムスラント(Emsland)、ベルギーのドール(Doel)とティアンジュ(Tihange)の各原発に近い
ベルギー政府は重大な原発事故に備えて国内のほぼ全域の住民に甲状腺の被ばくを防ぐ効果があるヨウ素剤を配布する方針を示しました。 ベルギー政府は、これまで原発から20キロ圏内の住民にヨウ素剤を配布していますが、新たに示された方針が実施されれば国内のほぼ全域の住民が対象になります。 ベルギーには、北部のドゥル原発と南部のティアンジュ原発があり、いずれも人口が密集する市街地に近く、首都ブリュッセルからも100キロ以内に位置しています。 これらの原発の一部は稼働からすでに40年を超えていますがベルギー政府は安全上、問題ないとしておととし、稼働期間を10年延長することを決めました。しかし、2か所の原発ではこのところ、故障や火災で運転を一時停止する事態が相次いでいて、住民からは老朽化に対する懸念の声が上がっています。 また、ベルギーでは、先月に起きた連続テロ事件以降、原発を狙ったテロを警戒する世論が高ま
熊本を中心とする九州地方での地震多発を受けて、川内原発を停止すべきとする意見が持ち上がっています。 www.asahi.com この件を受けたツイッターやブックマークコメントを見ると、「原発を止めても核燃料が入っている以上はリスクは変わらない」という内容のコメントが散見されます。 実際のところ、もし原発に甚大なダメージを与える事象が予見されているのであれば、事前に原発を停止しておけばかなりリスクを下げることができます。 運転停止後の原子炉崩壊熱は原発停止後に急速に減少する 原子炉は核分裂による膨大な熱エネルギーにより蒸気を発生させ、発電機のタービンを回すことで発電を行っています。 この核分裂を制御棒の操作により停止させることで、原子炉の運転は停止されます。 しかしながら、ここが原子炉の難しい部分になるのですが、核分裂停止後の核燃料は、核分裂により蓄積された放射性同位体の崩壊に由来する崩壊熱
3行まとめ ・18日、熊本地震についての臨時委員会と臨時会見が原子力規制庁で開催された。 ・「情報発信が不十分であり、指摘があったので改善する」「しかし川内原発の技術的評価は十分。稼働していても安全」ということであった。 ・しかし、気象庁を取材すると、川内原発の審査の評価基準を超える、長周期地震動が観測されていた。 臨時委員会と臨時会見 3月18日月曜10時半から、原子力規制委員会の臨時委員会と臨時会見が行われた。 議題は「平成28年熊本地震に関連する原子力施設等の状況について」である。 参考資料:議事次第 資料1_平成28年(2016年)熊本地震に関連する原子力施設等の状況について 動画 https://www.youtube.com/watch?v=5bSO-MrrD5I 撮影:おしどりケン 情報発信の改善 主旨は、情報発信に関して、国民のニーズが汲み取れていなかった、地震が発生した場
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