発足当時は一部ウォッチャーに注目されるだけだったが,あれよあれよという間に全国紙に何度も登場しついには流行語大賞にまで影響を及ぼすようになった排外主義団体「在日特権を許さない市民の会」。それをめぐっては多くの言説が飛び交ってきたが,実は本格的な学術研究は殆ど現れていなかった。本書『日本型排外主義――在特会・外国人参政権・東アジア地政学』は在特会に関する初めての本格的研究であり,従来の在特会理解に修正を迫るものである。日本型排外主義―在特会・外国人参政権・東アジア地政学―作者: 樋口直人出版社/メーカー: 名古屋大学出版会発売日: 2014/02/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る 本書の構成は次の通り。プロローグ(1-7頁)序章.日本型排外主義をめぐる問い(9-28頁)第1章.誰がなぜ極右を支持するのか――支持者像と支持の論理(29-48頁)第2章.不満・不安で排
神無月久音 @k_hisane 「喧嘩両成敗の誕生」を読んでたところ、「仲間の一人を細川頼久の家中に殺された山伏が、集団で細川家(といっても細川和泉下守護家ですが)の屋敷を取り囲んで脅迫した」という話が出てきて、「すごいや!山伏が集団で屋敷を包囲するシチュエーションは実在したんだ!」とwktkしたり。 2013-03-19 20:17:48 神無月久音 @k_hisane しかも、山伏の圧力に屈した細川頼久は賠償として120貫文と田地16町を山伏側に払ったというので、ますます隆慶世界なノリで砂。集まった山伏がやたら多くて、しまいには神輿担いで屋敷内に乗り込もうとしてたというのもあったようですけど、個人的には包囲中、読経したかどうかぜひ知りたいところ 2013-03-19 20:22:03
世界はなぜ、富と権力がかくも不均衡な状態にあるのか――。人類はなぜ、それぞれの大陸でこれほど異なる歴史をたどり、異なる発展を遂げてきたのか――。なぜ、ごく一部の社会が世界を支配するに至ったのか。 それは、民族間の生物学的な差異によるものではなく、たまたま生産性が高く、栽培しやすい野生植物や飼育しやすい野生動物が存在する地域に居合わせたおかげで、早くから農業を発展させることができ、そのおかげで食料生産はもとより、人口増大、技術革新、国家の樹立を推し進め、政治的にも、軍事的の優位に立てたからである――。つまり、食料生産ができる居住環境に存在したかどうかが大きな分かれ目だったということを見事に解き明かした著書『銃・病原菌・鉄』でジャレド・ダイアモンド氏は1998年、ピュリッツァー賞を受賞した。同氏はこのほど、ニューギニアをはじめ40年以上にわたり調査・研究を続けてきた伝統的社会を現代の社会と比較
800ページで世界史を概観できる名著。 「シヴィライゼーション」という文明のシミュレーションゲームがある。暇つぶしのつもりで始めたのに、暇じゃない時間まで潰されてしまう危険なゲームだ。マクニール「世界史」もそう。それからどうなる?なんでそうなる?に次々と答えてくれる本書は中毒性が高く、読むシヴィライゼーションといってもいい。 ゲームのように面白がれないが、ゲームのように熱中して、マクニール「世界史」の最新完訳版を読む。世界で40年以上にわたって読み続けられており、blog/twitter/tumblr でスゴいスゴいと噂には聞いていたが、たしかに素晴らしい。何が良いかっていうと、「眠くならない歴史」であるところ。 話は少しさかのぼる。流行に乗っかって教科書開いたはいいが、あれだね、睡眠導入剤として最適だね、山川世界史。パブロフのなんちゃらのように、開いた途端、急速に眠くなる。「メソポタミア
2009年10月27日19:36 カテゴリ書評 デイヴィッド・ハルバースタムの『朝鮮戦争』。 やはりハルバースタムに駄作はない、と改めて感じさせる2冊が『朝鮮戦争』。原題の"The Coldest Winter"には、おそらく3つの意味があって、ひとつは朝鮮半島の厳しい寒さ。もうひとつは、1950年ごろの冷戦構造。そして、マッカーサー将軍とトルーマン大統領との冷え切った関係も描かれています。この3つがアメリカの兵士たちに「最も冷たい冬」を強いることになった。米軍と中国軍との激戦を描いた本書は、現代的な意味を重く含んでいます。アメリカにとって中国が、どんな意味を持ち、それがどのように変化していったのか?、政治の流れを知る上で必読のノンフィクション。 日本人にとっての旧・第一生命ビルは、米国による占領の象徴ですが、朝鮮戦争という角度から見ると、自己陶酔に溺れた将軍がワシントンD.C.とは無関係
なぜ三ツ矢サイダーは生き残れたのか-夏目漱石、宮沢賢治が愛した「命の水」の125年 作者: 立石勝規出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/03/24メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (8件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 「浪漫・感動・動乱・苦闘・奇跡」文豪も戦艦大和の兵士も「心と喉を潤した」。知られざる「風雲録」発掘!三ツ矢サイダーが愛されてきた秘密。 第1章 夏目漱石と宮沢賢治 第2章 サイダーを生んだ大航海時代 第3章 サイダー日本上陸 第4章 三ツ矢誕生伝説 第5章 ビール会社興亡記 第6章 戦艦大和とサイダー 第7章 三ツ矢、ゼロからの再起 第8章コーラの来襲と荒波を越えて 第9章 炭酸飲料異聞 第10章 三ツ矢サイダーが愛される理由 このタイトルに惹かれて、書店で購入。 冒頭に書いてあるのですが、清涼飲料水の世界という
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