妊娠や出産にまつわる職場でのトラブルの相談が昨年度、全国の労働局に合わせて3300件余り寄せられ、ここ数年、増加傾向にあることが分かりました。 厚生労働省によりますと、男女雇用機会均等法に違反しているとして、労働者から全国の労働局に寄せられた相談は昨年度、合わせて1万1057件でした。 このうち最も多かったのは▽職場での性的な嫌がらせ「セクハラ」に関するもので6183件、次いで▽妊娠や出産を理由に解雇や降格されたという相談が2090件、▽妊娠で流産の危険があるのに休ませてもらえないといった相談が1281件でした。 セクハラの相談は前の年より減っているものの、妊娠や出産にまつわるトラブルはおよそ15%増え、ここ数年、増加傾向にあるということです。 また、妊娠中に体調が悪化した女性を休ませないなど、法律違反で労働局が是正指導したケースは4100件余りと、前の年のおよそ2倍に増えたということです
/ 100 100 1 100 300 25 30 1 10 100 25 30 25 30 1 10 90 15 25 30 100 2004 5 6 24 10 g/m3 1m3 10 g 100 5 6 1950 500 10 500 10
子宮頸がんワクチンについては、前にもまとめて書いたんだけど 子宮頸がんワクチンをめぐるあれこれ(その1) 子宮頸がんワクチンをめぐるあれこれ(その2) 子宮頸がんワクチンをめぐるあれこれ(その3) 子宮頸がんワクチンをめぐるあれこれ(その4) 厚生労働省の専門部会が、2月20日、痛みの副反応は心理的、社会的な要員が原因と結論づけた。おそらく、これで次回の会議で接種勧奨の再会ということになるんじゃないかな。 痛みは心理、社会的要因が原因 子宮頸がんワクチン ニュースやネット情報を見ると、この結論に疑いを持つ人たちの話のほうが目立つ感じなんだけど、まあ、オレの認識では専門部会の「神経の障害や薬剤の中毒、免疫反応の可能性は低い」という結論が妥当だと思う。 この話と独立に、WHOも、多発性硬化症などの自己免疫疾患や神経疾患、血栓症などの副反応について、、子宮頸がんワクチンの安全性を
HPVワクチンについて、メディアの混乱もみています。 (社内に疫学データを読む訓練を終えている方がいたら確認されるといいですよ・・・・) 基本的な整理をしておきますと、取材や報道の切り口が 1)特定の医薬品の有効性や安全性の話 ならば製品ごとに検討が必要ですので、「子宮けいがんワクチン」ではなくて、2価と4価を分けて論じる必要があります。複数のものを、いっしょくたにして否定するつもりで書いている記事をときどきみかけます。 例えば、抗がん剤全否定論のひとは、個別のデータや事情無くだめなものはだめだ、というスタンスになりますが、実際の「医療」としては、個別のケースで病態やフェーズ、事情、本人や家族の考え方等も違うので、安易に一般化するのは難しくなります。 特定の医薬品の安全性や有効性の方法は、それぞれのデータを評価して、です。 2)接種後の有害事象が問題、という記事を書きたいならば、調査方法、
グローバルヘルスを国家成長・国家安全保障戦略の中心に 保健医療は、各国の歴史や社会経済状態、法制度に密接に関わる極めてローカルなものである。しかし、あらゆるセクターがグローバル化する中で、保健医療もそれと無関係ではいられなくなっている。つまり、パンデミック・インフルエンザ等の病気だけではなく、医師も患者も国境を超えて移動する時代になった。 保健医療のグローバル化は世界の潮流だ。 Koplanら[*1]によると、「グローバルヘルス」とは、医療に国境がなくなったグローバル化の一つの形態で、従来のように先進国が発展途上国を援助するのではなく、両者に共通する地球規模の保健医療の課題を、さまざまなセクターが一緒に解決していく分野だ。 それは、極めて学際的で、イノベーションを重視し、社会医学に限らず、基礎研究、臨床医学、そして、薬や機器の供給も含まれる。パンデミックなどの感染症、生活習慣病の蔓延、高齢
日経ビジネス:2009年1月15日(木)より転載 篠原 匡(日経ビジネス記者) 働きたい者には等しく機会を与える “障害者集団”、スウェーデン・サムハルの驚愕(1) 未曾有の金融危機の波をかぶり、世界各国の企業で従業員の削減が始まっている。日本でも非正規雇用従業員といった弱い立場の人が「ハケン切り」や「雇い止め」といった形で職を失っている。社会問題化している彼らの救済は、政府にとっても大きな課題だ。 だが、社会で最も弱いとされる人を正社員として雇用し、納税者として育て上げている企業がスウェーデンにある。 この会社の従業員のほとんどは障害者である。しかし健常者と変わらない給料が支払われ、健常者と同様に高い税金を国に納めている。会社運営のコストの一部は国民が負担しているが、経営者は国民負担を減らすために不断の努力を続ける。 働くことは人間なら誰もが持つ欲求であり、個人と社会を結びつける1つの重
高齢者が入る施設で、必要のない介護サービスまで提供する「お手盛り介護」が相次いでいる。介護サービスの利用計画(ケアプラン)をつくるケアマネジャーが、施設などの意向に沿って介護報酬を増やす例があるからだ。高齢者に合った介護が提供されず、介護保険の無駄づかいにつながるおそれもある。 「歌ばかり歌わされて。嫌で嫌で」。東京都中野区の有料老人ホームにいた男性(92)は昨夏まで、夕方になると疲れ果てていた。童謡を歌ったり風船を突きあうゲームをしたりするデイサービスが、昼食や入浴を挟んで朝9時から午後4時半まで続いたからだ。 昨年7月の利用明細には、ホームが運営するデイサービスが1日7~9時間、週6日びっしり。月に約3万3千円が本人に請求された。介護保険は本人が1割、保険が9割を負担する。「要介護4」の男性が使える限度額約33万円いっぱいがつき、ホーム側に介護報酬が支払われた。 まもなく別のホームに移
子宮頸(けい)がんワクチン接種後に長期的な痛みを訴える人が相次ぎ、国が接種の推奨を中止している問題で、厚生労働省の検討会が痛みの原因を「心因反応」と結論づけたことに全国の被害者や支援者が6日、抗議した。約200人が参議院議員会館で「接種推奨の再開ありきの結論だ」と声を上げた。 「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」などが主催し、茨城県の中学2年の生徒は「医者になる夢を捨てずにがんばっているが、身体が言うことをきかない。気のせいだと言われ、とても悔しい」と訴えた。「薬害オンブズパースン会議」の水口真寿美弁護士は「スモンやサリドマイド薬害でも未知なる疾患が起きた。新しいワクチンには未知の副反応が起こりうるという理解がない」と批判した。 被害者を支援する神奈川県大和、鎌倉、愛知県碧南、熊本県合志の各市議も参加。各市で全接種者にアンケートしたところ、いずれも4割前後の人に体調異常が起きていることが
寝ているときは必ずいびきをかいて… 患者を生きるいびき、口呼吸や中耳炎…幼い息子に隠れていた病気(2019/7/6) ■【まとめて読む】患者を生きる・眠る「子どもの無呼吸」 寝ている時に大きないびきをかき始めたのは1歳半。大阪市の中谷礼央斗(なかたに・れ…[続きを読む] 外来も当直も1人で 医師流出にあえぐ山あいの総合病院[ニュース・フォーカス](2019/7/5) スマホが原因?子どもの視力が悪化 眼鏡かけるのはいつ[ニュース・フォーカス](2019/7/4) エボラウイルスなぜ輸入? 高い致死率、安全性どう守る[ニュース・フォーカス](2019/7/2) 抗てんかん薬治療、発作の種類で選択 個人差大きい効果[医の手帳](2019/7/6) 避難促す電話、お年寄りなぜ出ない 豪雨で命救った機転[ニュース・フォーカス](2019/7/7) 50歳ひきこもり、考えたくない未来
ちょっと余裕ができたので平成24年 国民健康・栄養調査の結果概要を眺めていました。栄養摂取状況については特に目立つところもなく、エネルギー摂取量の減少傾向も一段落ついたのかな、という感じです。 さて、日本人の食生活の課題として一番問題と考えられるのが食塩摂取過多ではないでしょうか。最近は減少傾向とはいえ、WHO/国際高血圧ガイドラインの指針である食塩摂取量6g/日とはほど遠い状態ですし、2015年に達成したい目標量として厚労省が示した男性9.0g/日未満、女性7.5g/未満も難しい状況です。 ■今回の結果はどうだった? そんな食塩摂取量ですが、24年の調査ではどのような結果がでたのでしょうか。どらねこなりに評価してみたいと思います。 まず、摂取量自体の推移*1を見てみましょう。 1990年代のピークからほぼ一貫して下がってきている様子がうかがえます。特に2000年を過ぎたあたりからの減少傾
長崎県雲仙市の「南高愛隣会」の施設で社会復帰を目指す累犯障害者 (c)朝日新聞社 @@写禁 コミュニケーションにハンディを抱える障害者らが、犯罪の濡れ衣を着せられるケースがある。これを未然に防ぐべく奮闘する、福祉関係者たちの動きを追った。 * * * 「この人、痴漢です!」 滋賀県在住で知的障害者のサトシさん(仮名・20代)が、電車のなかで見ず知らずの女性にそう訴えられたのは7年前。夕方、福祉施設からの帰り道だった。身に覚えはなかったが、まくしたてる女性に気圧され、次の駅で降り、「この人がお尻を触りました!」と突き出された。駅員はすぐに警察を呼んだ。 警察署での事情聴取にサトシさんは頭が真っ白、ほとんど何も答えられなかった。療育手帳に書かれていた母親に連絡された。母親は動転し、女性に言われた示談金を「それで息子が釈放されるなら」と支払った。帰宅した母親から報告された福祉施設の担当職員は
信じられないほどのワクチンの効果 というイラストをみつけました。 例によってRefutations to Anti-Vaccine Memes (反ワクチン思想への反論) というFacebookページからです。 1923年、1560人が破傷風に感染。2010年、アメリカで落雷による 死亡(29人)の方が多かった。破傷風になる(26人)よりも。 1941年、894134人がはしかに感染。2010年、1日あたり、 より多くの人(169人)がエベレスト山頂に登った。 一年にはしかに罹った人(63人)よりも。 1968年、152209人がおたふく風邪に感染。2011年、アメリカ ではより多くの人(600人)がベッドから落ちて亡くなった。 おたふく風邪に罹った人(404人)よりも。 1969年、57686人が風疹に感染。2010年、同じ数だった。 サンクトペテルブルクで氷柱の落下により死亡した人(5
ロンドン(CNN) 英イングランド南西部デボン州のペイントン動物園が、サルの餌にバナナを与えるのをやめ、野菜中心の餌に切り替えた。バナナはサルの健康に良くないと判断したという。 同動物園によると、人間の食用に甘さを強めたバナナは野生のバナナに比べて高カロリーで糖分が多い。そのため糖尿病になる恐れがあるほか虫歯の原因にもなるという。またサルの胃は消化しにくい繊維質の餌を食べるようにできているため、糖分の多いバナナを食べれば胃腸の具合が悪くなることもあるという。 「甘くてジューシーなバナナは人間には良くても、サルには良くない」「サルといえばバナナと思われがちだが、この2つは良い組み合わせではない」と広報は説明する。 野生に近いバナナを供給してくれる業者は見つからなかったため、バナナの餌は中止することに決め、徐々に量を減らしていった。 その結果、サルたちには目に見えて変化が現れた。毛皮が厚くなっ
(CNN) 米国の消費者団体が米食品メーカー大手マースに、同社のチョコレート菓子「M&M’S」(エムアンドエムズ)に合成着色料を使用しないよう求める運動を展開し、7日の時点で14万2000人の署名が集まっている。 菓子などに含まれる合成着色料を巡っては、子どもの注意欠陥・多動性障害(ADHD)の症状を悪化させる可能性が指摘されてきた。 運動を率いるレネー・シャターズさんの息子のトレントン君は、数年前に合成着色料を排除した食生活に切り替えたところ、情緒や注意の持続に大きな改善がみられたという。エムアンドエムズはトレントン君の大好物だった。 同社が米国内で販売するエムアンドエムズには合成着色料が入っているが、規制の厳しい欧州向けのエムアンドエムズには天然由来の着色料だけが使われる。 シャターズさんは米国でも合成着色料なしの商品を売ってほしいと呼び掛けるため、消費者団体の「公益科学センター」(C
読まず嫌いはよくないというのと、よいことも書いてあるという意見もあったので読んでみた。本当はアマゾンにも同文を投稿したかったのだけど(ちゃんと本名で)、あそこは星をつけなければいけないから、やめた。星をつけるのも、つけられるのも僕は好きではない。 全体的には、うーんなところが多いのだが、興味深い点もいくつかあったし深く同意できるところもあった。特に気がついたところを箇条書き。 ・3p 「インフルエンザワクチンは、どのように作っても効かないワクチンです」という冒頭からのコメントで、その後の理路もこれまで通り。 ・29pなど 過去のインフルエンザワクチンなどとの体験が著者の見解のバックボーンになっている。 ・41p 前橋レポート発表に至る内部事情が紹介されていて興味深い。 ・43pNEJMに載ったというだけでその論文を高く評価してはいけない、という意見はその通りだと思う。しかし、2007年の論
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