最低人気馬が衝撃“30馬身差”で圧勝 「ダビスタか?」「ウマ娘でもない」と仏レースにSNS仰天 2023.06.10 著者 : THE ANSWER編集部 Twitter Facebook B!Bookmark フランス・パリのロンシャン競馬場で開催された「プリ・デ・ラ・グラシエ」で、最低人気の馬が衝撃の“30馬身差”で圧勝した。現地時間8日、芝2800メートルで行われた最終レースの映像を海外メディアが公開。日本の競馬ファンも「ウマ娘でも見たことない」「大万馬券かなw」などと仰天している。
8730キロ離れた異国の地で、日本馬パンサラッサ(牡6、矢作)が快挙を成し遂げた。1着賞金13億円という世界最高賞金レースを逃げ切りで勝利。世界の競馬史に名を刻んだ。 海外G1で史上最多となる日本馬6頭が挑戦。“チームJAPAN”の力も受けて、昨年のドバイワールドC覇者カントリーグラマーなど世界の強豪を退けた。 最内枠から抜群のスタートを決めた。吉田豊騎手はこの日、この1鞍のみ。全神経を集中し、包まれるリスクもあった1番ゲートを追い風に変えた。矢作師も「スタートが決まったことが大きな勝因だった」と振り返った。 道中はジオグリフが2番手を追走。クラウンプライド、カフェファラオも好位から伸びて、直線半ばでは日本勢の掲示板独占かと思われた。最後は、ダートの本場・米国から参戦したカントリーグラマーが大外から強襲したが、パンサラッサがしのぎきった。 吉田豊騎手は「スタートが決まって、そこからは安心し
競馬やアニメファンの域を超えて注目を集めるゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」がきょう24日、リリースから2周年を迎えた。今回は昨年有馬記念に続く「ウマ娘」特集第2弾、「ウマ娘×ニッカン 重賞ヒストリア特別編」として、98年中山記念で重賞初勝利を挙げたサイレンススズカを取り上げる。主戦の武豊騎手(53)が「ウマ娘」でも人気の快速馬を振り返った。【取材・構成=太田尚樹、協力・Cygames】 ◇ ◇ 競馬史を塗り替え続けるレジェンドにとって、忘れられない1頭がいる。栗毛を輝かせ「誰もいない先頭の景色」を求めて走り続けた独走の天才。そう、サイレンススズカだ。幾多の栄光をつかんできた武豊騎手の両手に、その感触は今も残っている。 「すごくポテンシャルの高い馬で、もしあのまま元気だったら、種牡馬にもなって、競馬の歴史が変わっていたと思いますね。たくさんの名馬に乗せてもらったけど、その中でも印象の
JRAは8日、令和5年度新規調教師免許試験の合格者を発表。JRA重賞159勝(うちG1・34勝)を挙げた福永祐一騎手(45)=栗東・フリー=が狭き門を突破し、見事に合格を果たした。 “天才”と呼ばれた元騎手・福永洋一の息子として注目を浴び、“花の12期生”として1996年に騎手デビュー。新人時代から勝ち鞍を量産し、ほどなく一線級に加わった。年を重ねるごとに円熟味が増し、一昨年はコントレイルの無敗3冠を達成。自身最多となる年間134勝をマークした。昨年はシャフリヤールでダービー連覇、今年はフェブラリーS(カフェファラオ)、皐月賞(ジオグリフ)とG1を2勝。10月16日には史上4人目となるJRA通算2600勝に到達した。誰もが認める現役トップジョッキーが、キャリア絶頂のタイミングで調教師転向を選択するのは異例だ。 本格的に試験勉強を始めたのは今年に入ってから。周囲には「ジョッキーのモチベーショ
「ウマ娘」では直感やひらめきで我々をワクワクさせてくれるマヤノトップガン。史実でもアッと驚く走りで競馬の魅力、面白さを教えてくれた名馬でしたが、重要な役割を果たしていたのが主戦の田原成貴ジョッキーです。そう、昨年から本紙「東スポ」に登場した元祖天才(だからウマ娘のトップガンも天才キャラなのでしょう)。GⅠ予想を披露するだけではなく、今年になってからは展開予想や直前予想、反省会を動画で配信し、大きな話題になっていますが、トップガンとのタッグをファンはどう見ていたのか。競馬記者としてではなく、一ファンとして競馬場やWINSに通っていた人間として、その〝空気感〟を令和にもってこようと思います。(文化部資料室・山崎正義) マッハの天下取り 若駒特有のソエ(骨膜炎)が出るなど、脚元にやや不安があったマヤノトップガンは、3歳になった1月にデビューしたものの、当初は脚に優しいダートを走っていました。初勝
6月に実装され、人気を博している「ウマ娘」のイナリワン。小柄でガッツあふれる江戸っ子の育成ストーリーの前半はダート路線で、シニア級になってから芝の王道路線を歩むことになるのですが、それは地方競馬出身である史実をなぞっているからでしょう。後に、オグリキャップ、スーパークリークとともに「平成三強」と称されることになる名馬を「東スポ」で振り返ります。(文化部資料室・山崎正義) 鳴り物入り ゲーム内で「江戸っ子」であり「大井印の粋なウマ娘」なのは、イナリワンが東京の大井競馬場に所属していたからです。大井は中央ではなく、地方の競馬場。当noteでも折に触れて紹介してきましたが、地方競馬はレースのほとんどがダートで、規模やレベルで言えば中央にはかないません。ただ、そんな中でも南関東はレベルが高く、その中心でもある大井は競馬場のサイズも地方最大で、昔から大レースの舞台にもなっていました。いち早くナイター
今年もダービーがやってきました。3歳馬の頂点を決める一戦は、有馬記念と並び、一般の人にもその名を知られる有名なレースで、毎年、多くのファンが東京競馬場を訪れます。コロナ前、2019年の入場者数は11万7538人。では、歴代のダービーで、最も入場者数が多かった年はどれぐらいの人が集まったと思いますか? 答えは驚異の19万6517人で、1990(平成2)年のことでした。今回は、場内で身動きが取れないほどだったというあの日の主役・アイネスフウジンを「東スポ」で振り返ります。熱狂の裏にあったのは、馬と人とのドラマ、競馬ブーム、そしてあの頃の日本――。ダービーがなぜ特別なレースなのかも伝われば幸いです。「ウマ娘」が、なぜ「プリティー〝ダービー〟」なのかも見えてくるかもしれません。(文化部資料室・山崎正義) 1989年 デビュー前の調教で良い動きを見せていたアイネスフウジンは2番人気で新馬戦に出走しま
「ウマ娘」のキャラの中で最も小さく、可憐で、愛らしいニシノフラワー。純真無垢で、けなげで、周りへの思いやりを忘れないと~ってもいいコなので、4月に育成キャラとして実装されたときは多くのファンが喜びました。同時にその天性のスピード能力にも驚いたのですが、実際のニシノフラワーも負けず劣らず天賦の才の持ち主でした。天才少女の開花物語を「東スポ」で振り返りましょう。(文化部資料室・山崎正義) 開花 実装が発表されたときに「東スポ競馬」の「史実発掘隊」というコラムで軽く書きましたが、ゲーム内でのニシノフラワーは登場キャラの中でも圧倒的に小柄です。身長135センチという設定は最小ですし、見た目も〝つぼみ〟感が満点なのですが、実際のニシノフラワーも小柄な牝馬でした。改めて、本紙に残る、桜花賞ウイークの写真をご覧いただきましょう。 はい、他馬と並んでいないのにスレンダーなのが伝わりますよね。で、本番の桜花
「えい、えい」の後に「おー!」ではなく「むん」と言うようになってしまったマチタン推しの皆さん、お待たせいたしました。いや、推しじゃなくても、そもそも「ウマ娘」をプレーしていなくても、マチカネタンホイザのファンは多いので、あの懐かしき日々を思い出したい人もいらっしゃるはず。「ウマ娘」で「イマイチ勝ち切れなかったり、肝心な部分でポカをするなど、天然なところも」というキャラ設定になっている名馬を「東スポ」で振り返りましょう。当時はタンホイザと呼んでいた気もするのですが、いずれにせよ長い馬名を何度も何度も出すと読みづらいでしょうから、今回は「マチタン」と呼ばせていただきます。(文化部資料室・山崎正義) エリート候補生「ウマ娘」で「普通の子」という扱いながら、ところどころに普通じゃない感じや才能を感じさせるマチタン。史実では普通じゃないどころか、もともとはエリート感のあるクラシック候補生でした。父は
「ウマ娘」では、いつもフワフワ、やる気が行方不明なのんびり娘。黄金世代の中で独特の存在感を放つのがセイウンスカイです。「にゃははっ」とかわいく笑いながらトレーナーを手玉にとったり、スペちゃん(スペシャルウィーク)を策で翻弄したりするので、トリックスターとも呼ばれているのですが、実力は本物で、何よりその走りはファンにとって最高のエンターテインメントでした。雲のように自由で変幻自在な逃げっぷりを「東スポ」で振り返りましょう。(文化部資料室・山崎正義) 3強の春 セイウンスカイだって、最初からトリックスターだったわけじゃありません(苦笑)。結果的にそういうような勝ち方をするようになるのですが、まずはそこに至る過程、すなわち3歳春をおさらいしてみましょう。デビューは年が明けた1月5日。そこから連勝、しかも6馬身差→5馬身差の圧勝だったのにもかかわらず、それぞれのレースの人気は5→3でした。新馬戦の
4/9(土) 当初は阪神競馬場へ日帰りして、6Rニシノデフィレの口取りをする予定だった。 しかし、過労が祟り、火曜日から体調を崩した。 今日は午前中病院で点滴。 午後は鍼灸院。 わしなりに体を休める良い日でした。 ニシノデフィレは一番人気ながら、勝ちたくないのか4着。 幸騎手の道中2番手からの完璧なエスコートもゴール前伸びず。 馬主って一番人気で負けると腹が立つんだよな‥ 中山7Rニシノボルテージ12着。腹は立たないけど情けない。 この母のセイウンチャームはわしがアメリカから輸入した馬で、これでは終れない。どうするか… その後はグリーンチャンネル観戦。 ニュージーランドトロフィーGⅡ ジャングロの見事な逃げ切り。 武豊ならではの、きちんとゴール前の脚を残した逃げでした。 そしてこの勝負服、ウマ娘の藤田晋さんの馬か。 初重賞勝ちだな。 「おめでとうございます。」 とラインを入れると、すぐにお
唐突ですが、謝罪いたします。先日、「ウマ娘 プリティーダービー」でメインストーリー第1部の最終章・前編が公開されたのですが、公開日時が発表された段階で名前が明かされていなかったキャラがいました。ヒントは「黄金世代」「遅れてやってきた秘密兵器」。その時点で私は「東スポ競馬」の記事で「ネット界隈ではエアジハードだという声が最も多いですよ」とノンキに書いておりまして、「流星(額の白い模様)がキャラの髪に反映されています」「ほら、エアジハードにはこんなにカワイイ流星が」なんて写真まで載せているのです。一方で、〝答え〟だったツルマルツヨシには全く触れていません。穴があったら入りたい、お恥ずかしい限りです。すみません、新聞社にいる人間ってプライドが高くて謝らない人も結構多いんですが、私、まったくプライドないので謝ります。で、同時に「なぜ華麗にスルーしたのか」を考えたとき、「あ、そうだ」と。私はこういう
「ウマ娘」では影の薄い不思議な少女。他の人には見えない〝お友だち〟を追いかけるマンハッタンカフェのストーリーは怪奇現象などの〝見えない何か〟が大好きな東スポ記者にとっては大好物なのですが、前回のnoteで紹介した〝全知全能の神〟アグネスタキオンを組み合わせたことによって、非常に興味深いものになっています。実際のカフェがどんな馬だったのかを知れば、どんなふうに史実の落とし込みがなされているか分かってさらに楽しいはず。「東スポ」で振り返りましょう。(文化部資料室・山崎正義) 生き写し「ウマ娘」でマンハッタンカフェの勝負服が黒づくめなのは、実際のマンハッタンカフェも漆黒の馬体をしていたからでしょう。そしてその姿は偉大なる父・サンデーサイレンスとそっくりでした。 左がサンデーサイレンス、右がマンハッタンカフェ 青鹿毛という毛色も同じで、顔にある流星(鼻筋の白い模様)も似ていたのですから、幼少時に「
ゲームが1周年を迎え、新ウマ娘が続々と追加されていますが、キャラの濃さで言えば、アグネスタキオンを超えるのは正直、難しいと思います(苦笑)。めちゃくちゃ強いのに問題児で、やや不気味なマッドサイエンティスト…はい、正直、ヤバいヤツなんですが、この娘にハマる人、意外と多いです。何を隠そう私も、育成ストーリーともども大好きになってしまいました。美貌と孤高と狂気、そして何もかもお見通しのような態度…目の前でひれ伏したくなるのですが、その〝全知全能の神〟感、があるのはどうしてなのだろうと、改めてその足跡をたどってみると…納得しました。浮き彫りになったのは人知を超える強さと、ひとつの仮説。そう、タキオンは知っていた――信じるか信じないかはアナタ次第です。(文化部資料室・山崎正義) まずは強さから 2012年に流れたJRAのCMは、アグネスタキオンについて、こんなふうに表現しました。 「その馬は、わずか
昨年のフェブラリーステークス週に書いたnoteです。アップするのが1年早かったですね(苦笑)。ガチャで引こうと思っているファンの方で、未読な人はぜひ。ワイルドな衣装となって実装されたシンコウウインディのすごさが伝われば幸いです。 ↓ 年明けからは隔週でお届けしている当note。順番的に今週はお休みなんですが、東スポnote編集長から昨日、「念のための確認です。今週はGⅠなのですが、アップはナシでいいんですよね?」というLINEがきました。普段のお休み週に、こんなメッセージはきません。もしかして「書け」って言ってる!? いや、でも、先週のナリタトップロードの2万字で精も根も尽き果ててるし…という中で再びLINE。「先週はたくさんのお褒めのコメントをいただきました。念のため」。いやいや、「念のため」のプレッシャーがすごすぎるだろ!とツッコミたくなりますが(苦笑)、編集長の言う通り、改めて、先週
先月末、「ウマ娘」の新キャラクターとしてナリタトップロードが追加されました。まだゲームでは実装されていませんが、公式HPにアップされたプロフィールにある「寄せられる期待に応えたい一心で、困難にもひたむきに挑み続ける頑張り屋」、さらには「主人公っぽいのに脇役におさまりがち」という説明に、現役時代を思い出した人も多かったのではないでしょうか。そしてあのジョッキーのことも…。競馬は人と馬がともに作り上げるスポ―ツだと教えてくれたファン多き名馬を「東スポ」で振り返ります。(文化部資料室・山崎正義) 同級生たち 1998年の12月にデビューしたトップロードは、2戦目で勝ち上がり、年明けに「福寿草特別」という条件戦に出走します。 さすが出世レース、競馬ファンはこの馬柱だけで酒が飲めそうです(笑)。ケガで大成できなかったものの、この時点でクラシック候補だったスリリングサンデーが大外に、5番には後にGⅠを
ロジカルで知的なのにエキセントリック。「ウマ娘」で超個性派キャラとして描かれているエアシャカールは、史実でも、底知れないポテンシャルを持ったクラシックホースでありながら、その激しい気性と困った癖で常に注目を集めていました。競馬界における様々な論争でも取り上げられがちな、いい意味でも悪い意味でもファンを魅了した名馬…ゲーム内でこだわる「7センチ」に詰まったドラマともども、「東スポ」で振り返りましょう。(文化部資料室・山崎正義) ささる馬 当noteでもこれまで気性に難のある馬を紹介してきました。ゴールドシップは気まぐれでいつ走るか分からず、スイープトウショウは機嫌を損ねるとやだやだ状態になって動かなくなってしまう…といったように、〝困った〟にも様々なタイプがあって一概には言えないのですが、共通するのは人間の言うことをきかない点でしょうか(苦笑)。それがどんな方向に振れるかで個性が出るわけで、
メイタイファームが、Twitter上で生産馬の馬名「ウマピョイ」を公表し、ネットがざわついています。どういうことなの……? 馬名登録完了通知(画像はメイタイファームTwitterより引用) サラブレッドの生産と中期育成を行うメイタイファーム(@meitaifarm)は1月26日、「先ほどオーナー様より今年デビュー予定の生産馬、サニツ2020(めす・父ゴールドアクター・栗東 角田厩舎)の馬名が決定したと連絡をいただきましたので、取り急ぎご報告させていただきます」とコメントし、2枚の画像を投稿。そこには「ウマピョイ」の馬名登録完了通知と、ウマ娘のアグネスデジタルが「うまぴょい伝説」を歌っている様子が添付されていました。オイオイオイ……! 続けて、「なお、ウマピョイの馬名由来は『馬が飛び跳ねる』であり、楽曲等とは一切関係ないことを念のためお知らせいたします」ともツイート。しかしそこにも「うまぴょ
昨年はご愛読ありがとうございました。今年も愛すべき名馬たちを本紙に眠る過去の記事や写真を使って紹介していきます。新年1発目、気合を入れるため、自らを奮い立たせるために選ばせていただいたのはヒシアマゾンです。「女帝」エアグルーヴが活躍するより少し前、王道路線で牡馬と互角に渡り合った「女傑」は、あの最強馬にも真っ向からぶつかっていきました。「ウマ娘」では熱血肌の姉御である〝ヒシアマ姐さん〟の軌跡を「東スポ」で振り返りましょう。なぜタイマンで勝負したがるかも見えてくるはずです。(文化部資料室・山崎正義)。 女傑ロード ヒシアマゾンの母はアイルランドでGⅠを2勝した名牝(「ウマ娘」でも「母は海外で活躍していた」と話す場面があります)。父はブリーダーズカップなどを制したシアトリカル。日本にはなじみの薄い血筋のお嬢様として海外で産まれたアマゾンは、2歳の9月、ダートの1200メートル戦でデビューします
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