図書館司書は公共性も専門性も高い職業ながら、その多くが非正規雇用で、待遇改善を求める声が現場からあがっている。一方、図書館が新刊を貸し出したり同じ本を複数備えたりすることが、出版業界の利益を損なっているという見方もある。両方の現場に身を置く人は現状をどう見ているか。執筆活動と並行して非正規の図書館司書としても働く作家の佐原ひかりさんに聞いた。 さはら・ひかり 1992年、兵庫県生まれ。大阪大学文学部卒。氷室冴子青春文学賞大賞受賞作を加筆・改題した「ブラザーズ・ブラジャー」で2021年にデビュー。他の著書に「ペーパー・リリイ」「人間みたいに生きている」がある。 《本にまつわる仕事をするのが夢だったという。新卒で入った会社を健康上の理由で辞めるのを機に、図書館司書になろうと大学の通信課程へ。私立大学の図書館でアルバイトをしながら資格を取り、2年目からは非正規雇用の臨時職員として司書を務めた》
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図書館で本を借りられることは正しいのか? 「図書館で本を借りられることは正しいのか?」と問われて、「正しい」と答えるのが正しい。 どのように正しいのか。AIにいくら「図書館が本を貸し出すことの弊害」を訊いても、結局は「図書館が本を貸し出すこと、市民が本を借りられることは正しい」と答えるくらいには正しい。そのくらいポリティカルに正しいのだ。 日本には「図書館の自由に関する宣言」というものもある。1954年に採択された。少し長いが引用したい。 図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することをもっとも重要な任務とする。 1.日本国憲法は主権が国民に存するとの原理にもとづいており、この国民主権の原理を維持し発展させるためには、国民ひとりひとりが思想・意見を自由に発表し交換すること、すなわち表現の自由の保障が不可欠である 知る自由は、表現の送り手に対して保障されるべ
ひでぼー @rtsrc638 ほんとにデザインに優れているのは上っ面だけのガラス張りや絶対届かない本の展示だらけの見かけだけの図書館やないで 水戸の西武図書館のような、何十年経っても最新鋭で円周で動線もわかりやすく、全ての本が手に取れて、そして紫外線からも守れるところを指すんやで pic.twitter.com/D9or8skRfE 2022-11-14 11:50:43 ひでぼー @rtsrc638 さらにすごいのはここ、円周型になってるからほぼ死角も存在しない 司書さんが2階に上がれば戸棚の異常な箇所もすぐ見えるし、いたずらも難しい、ドーム型で響くから声も必然と小さくなる おまけに20以上前の設計でも古臭さがない、すべてが考慮されているデザインこそが優れているんやで 2022-11-14 11:54:08
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国立国会図書館デジタルコレクションを使い始めてもう15年になる。昔は牧歌的な時期もあり、面白そうなタイトルを選び、チビチビ楽しみながら読むといった感じであった。ところが国立国会図書館デジタルコレクションが際限なく良くなっていくため、どんどん読み方が変っていった。 今の国立国会図書館デジタルコレクションは便利すぎるため、アクセスする資料の数がものすごいことになってきている。ここ数日のアクセスした資料を抽出してみたら、平均すると1日500あたりで、もう人間の能力では処理できない。 どう読んでいるのかというと、先にブラウザのタブで必要なものが掲載されていそうな資料を10-20程度開いておいて読み進め、必要ならページをめくるとデータを読み込む時間が発生するので、別のタブに移動してまた読むみたいなのを繰り返している。この読み方だと基本的にタイトルや著者といった情報は頭に置かない。データの断片があるだ
『独学大全──絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』著者の読書猿さんは昨年「独学」「執筆」に加えて「復刊」をライフワークとしていくことをTwitterで宣言した。この連載「読書猿が推す『良書復刊』プロジェクト」では、読書猿さんが推す復刊本や、復刊に関係する話を紹介していく。 2022年5月19日より、国会図書館による「個人向けデジタル化資料送信サービス」がスタートする。ごく簡単に説明すると「国会図書館デジタルコレクション所蔵の絶版本や雑誌が、自宅で読み放題になる無料サービス」だ。読書猿さんは、このニュースは全国の独学者にとっても福音であると話す。今回は、元司書でレファレンス担当だった書物蔵さんを対談相手に迎え、同サービスの使いこなし方、楽しみ方を語ってもらった。(取材・執筆/藤田美菜子) 「自宅の隣に国会図書館」のインパクト ――今回スタートする、国会図書館の「個人向け
「図書館は成長する有機体である」 週刊はてなブログを運営する「週刊はてなブログ編集部」と、クライアントのオウンドメディア記事を制作する「はてな編集部」が合同でブログを紹介する連載企画「編集部が気になるブログ」。今回ははてな編集部の万井が「図書館」にまつわるブログを紹介します。 こんにちは、はてな編集部の万井です。 なかなか知られる機会が少ないのですが、はてなブログでは、図書館(国立図書館・公立図書館・大学図書館)を対象に有料プラン「はてなブログPro」の無料提供を行っています! はてなブログ 図書館支援プログラム 「はてなブログPro」を無料で提供! - はてなブログ なぜ突然「図書館支援プログラム」の話をしたかというと、私は学生時代、「図書館情報学」*1という学問で、図書館について学んでいたからです。それって何を学ぶの? そんな名前知らない!という方も多いのではないかと思います。 簡単に
Published 2022/04/23 17:39 (JST) Updated 2022/04/23 17:51 (JST) 絶版本など入手困難となった貴重な書籍や資料を、インターネット経由で提供する国立国会図書館のサービスが、5月19日に始まる。個人として同館の利用者登録をしていれば、自宅のパソコンやタブレット端末で閲覧できるようになる。 登録手続きは東京都千代田区の同館と京都府精華町の関西館のほか、郵送でもできる。氏名、自宅住所、電話番号などを記した申請書の提出と、運転免許証などの本人確認書類の提示が必要。原則当日完了するが、郵送なら1週間程度かかる。サービス開始時にはネットでも手続き可能にする。 閲覧できるのは、電子データ化が済んだ約153万点(1月時点)。
キティー Kitty @kitty_lifehack どんなにAmazonや楽天のような本を売るECサイトが発展しても、 ・ジュンク堂書店池袋本店 ・丸善丸の内本店 に容易にアクセスできたり、 洋書含めた蔵書数の多い図書館にアクセスできたりするのは、都会の重要な文化資本と言えるかもしれない 2022-03-19 18:53:37 菅俊一 / SUGE Syunichi @ssuge いつも学生に薦めてるのは、ジュンク堂本店レベルの大きな書店や図書館に行って、自分の関心と全く無関係と思っているジャンルの棚を眺めながら歩いて、面白そうな本を手に取ってみること。自分の外側にある興味の拡張ができるリアルな書店や図書館を存分に享受した方がいい。 2022-03-20 14:35:51
Published 2022/01/16 16:59 (JST) Updated 2022/01/16 17:17 (JST) 絶版本など入手困難となっている貴重な書籍や資料をインターネットで閲覧できるサービスが、5月から国立国会図書館のウェブサイトで始まる。現在は同館や他の図書館に足を運ばねばならないが、自宅のパソコンやタブレット端末でも見られるようになる。 国会図書館が保有する「入手困難資料」のうち、電子データ化が済んだものが対象。漫画や商業雑誌などは除外される。本人確認のため身分証明書を示し、個人として同館の利用登録をすることが必要となる。サービス開始当初は閲覧機能しかないが、不正コピー対策を講じた上で来年1月には印刷できるようにする予定。
古賀及子 文学フリマ東京37 S-24 @eatmorecakes ライター、エッセイスト。『おくれ毛で風を切れ』『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』(素粒社)『気づいたこと、気づかないままのこと』(シカク出版) デイリーポータルZ/北欧、暮らしの道具店/シカクのひみつマガジン/古賀・ブルボンの採用ラジオ ご連絡は👉https://t.co/aKUBo09Qlt note.com/eatmorecakes/n… 古賀及子(こがちかこ) @eatmorecakes 近所の図書館に「さっき返ってきた本」というコーナーがあってこれが人気でいつも数人が見てる。品薄のこともある。なるほど並んだ本はさっきまで誰かが借りていた本だけにまだ人の意思を感じるというか、意欲が残ってる感じがしておもしろい。「おすすめ」とは違う、誰かが興味をもった本。 2021-09-09 08:48:07
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