安住淳財務相は12日午前の経団連との懇談会であいさつし、「社会保障と税の一体改革」に関して、「消費税(の税率引き上げ)を正直に国民にお願いするしか道はない。来年には必ず消費税の法案を(国会に)必ず出す」と述べ、2010年代半ばまでに10%に引き上げる政府方針に沿って、実現させることを強調しました。 財務相は、「直間比率の見直しを含めて、それぞれの税制について抜本的改革を行う」と語り、所得税なども含めた「税制抜本改革」により安定税収の確保を目指す考えも強調しました。 環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加については、「負の面は分かりやすいが、長期的な利益はなかなか目に見えない。ただ、しっかり説明すれば、必ず日本人は結論を見いだしてくれる」と述べ、推進する意向を表明。一方、経団連側は、円高対策など2011年度第3次補正予算案の早期成立やTPP交渉参加、「税と社会保障の一体改革」推進を要望しまし