「与党300議席超」――小池知事率いる「希望の党」の失速で自公が勢いづいている。大手メディア各社の衆院選序盤情勢調査によると、過去に問題を起こした大臣経験者の大半がまさかの“当選確実”。優位に選挙戦を展開しているのだ。 筆頭は、日報隠し問題で8月の内閣改造直前にクビを切られた稲田朋美前防衛相(福井1)だ。 「前回は公示後に3日程度しか地元に戻らなかったのに、今回は頻繁に地元に入り支援者への“お詫び行脚”を続けています。涙ぐみながら『初心に帰って頑張ります』と弁明したり、時には媚びるような笑顔を浮かべて許しを請うています」(地元記者) 加計問題では、獣医学部新設への関与が疑われた萩生田光一幹事長代行(東京24)は盤石。疑惑の“火消し役”を担った山本幸三前地方創生相(福岡10)と松野博一前文科相(千葉3)もリードしている。 「萩生田さんは街宣では、地元・八王子市の公共事業の話ばかり延々と続けま