ことし2月に打ち上げられた日本の天体観測衛星「ひとみ」の通信が途絶え、衛星の一部は分解しているとみられる問題で、JAXA宇宙航空研究開発機構の奥村直樹理事長は初めて記者会見を開き、「大変重大な事態で深くおわびする」と謝罪したうえで、開発段階にまでさかのぼって徹底して原因を究明する考えを示しました。 この問題で、JAXAの奥村直樹理事長は14日、初めて記者会見を開き、「大変重大な事態だと認識している。多大なご迷惑とご心配をおかけしていることを深くおわびを申し上げる」と謝罪しました。 これまでの調査でJAXAは、衛星に「宇宙ごみ」などがぶつかった可能性は低く、小型のエンジンが異常な噴射を起こして姿勢が乱れるなど、衛星自体に何らかの問題があった可能性が高いとみています。 奥村理事長は引き続き復旧の可能性を探るとする一方、「今回の不具合の原因が、衛星の設計や開発、製造、運用のどの段階にあるのか、詰