10月1日に静岡県清水庵原球場で行われた静岡大対日大国際関係学部の2回戦。観客がまばらなスタンドで巨人の人気選手だった2人は最後列にいても目立った。静岡学生リーグを担当する木佐貫洋スカウトと水野雄仁スカウト部長だ。同リーグでもう1人ドラフト候補に挙がる大型右腕・杉田健(日大国際関係学部)は前日に登板しており、この日のお目当ては明らかに佐藤だった。 佐藤はこの日、第1打席でレフトへの犠牲フライを放って先制点を挙げると、第3打席には痛烈な当たりで一、二塁間を抜くライト前安打を放ってチャンスメイク。その後2点目のホームを踏んだ。 巨人スカウト「伸びしろもあると思います」 するとこのイニングの攻撃を見届けて、巨人の2人は席を立ち帰路へ。そこで水野スカウト部長を直撃。「ご覧になったのは何回目ですか?」という質問には「それは言えないな」と笑みを浮かべて躱されてしまったが、印象について聞くと「しっかり振