アンリ・ダルトワ(フランス語: Henri d'Artois, 1820年9月29日 - 1883年8月24日)は、フランス王シャルル10世の孫で、フランス・ブルボン家最後の王位継承候補だった人物である。レジティミスト(ブルボン王朝支持者)たちからはアンリ5世と呼ばれたが、王政復古確実な状況にありながら、その千載一遇のチャンスを逃し、結局実現することなく没した。現在では、単にシャンボール伯(Comte de Chambord)と呼ばれることも多い。 生涯[編集] ボルドー公アンリ・ダルトワ シャルル10世の次男ベリー公シャルル・フェルディナンと両シチリア王女マリー・カロリーヌの間に生まれた。父ベリー公はアンリが生まれる7か月前に暗殺され、ブルボン王家直系の男子が途絶えると危惧された矢先に誕生したため、アンリは「奇跡の子」ともてはやされた。アンリは誕生から祖父の譲位まではボルドー公の称号を持
仏作家マルキ・ド・サドの小説「ソドム百二十日」の直筆原稿。パリの「書簡と直筆博物館」で(2014年4月2日撮影)。(c)AFP/MARTIN BUREAU 【7月10日 AFP】フランス政府は、マルキ・ド・サド(Marquis de Sade)の小説「ソドム百二十日(The 120 Days of Sodom)」の直筆原稿を455万ユーロ(約6億円)で購入した。国宝に指定されており、国外に流出するのを防ぐ狙い。文化省が9日、発表した。 18世紀の性的倒錯文学の傑作として知られるソドム百二十日の原稿は、何世紀にもわたって数奇な運命をたどってきたが、個人の篤志家からの資金提供でようやく安定した将来が訪れそうだ。 原稿について、文化省は2017年12月、競売会社に競売から取り下げさせ、国宝に指定して国外への持ち出しを禁じる措置を取っていた。 文化省が介入する前、原稿は、仏投資会社アリストフィル(
ホテルかなにかのテレビの調整にきた日本人スタッフを二人のサッカー選手が嘲笑するビデオ。(サッカーに詳しくないので最初「PESでプレイするために」というのをPESというサッカーのゲームアプリのために来日してプレイするという意味でとらえてしまいましたが、このときの来日は2019年の試合のためのもののようで、そのビデオが最近流出した模様です) 作家の辻氏がこのような記事(https://www.designstoriesinc.com/jinsei/daily-1980/)を書いて「人種差別じゃない」といってますが、辻氏のフランス語の理解が間違っています。 辻氏はこのように理解されています。 元ビデオとフランス語記事はこちらhttps://www.football365.fr/derapage-raciste-honteux-de-dembele-griezmann-9976242.html?f
【パリ=三井美奈】フランス海軍トップのピエール・バンディエ参謀総長は、インド太平洋に最近展開した仏軍艦が常に中国船に追尾され、「時には、中国船との衝突回避のための操縦を迫られた」と明らかにした。11日付仏紙ルモンドがインタビューを報じた。 仏軍は今年初め、攻撃型原子力潜水艦を南シナ海に派遣。5月には強襲揚陸艦が佐世保に寄港し、日米豪と共同訓練を行うなど、インド太平洋への艦船派遣を活発化している。バンディエ氏は、どの艦船が中国船と接近したかには触れず、「航行の自由に反する」行為があったと批判した。 また、中国が独自に設定した境界線「九段線」を超えて実効支配の範囲を広げていると指摘。仏艦船が寄港を予定していた国が、理由を明かさないまま計画を中止したこともあったと明かした。米軍幹部から台湾有事の可能性を指摘する声が出ていることについては、「この地域の軍備集積が進み、一線を越える障害がより小さくな
フランス人とワインの微妙な関係 フランスとワイン——じつに絵になる関係だし、数世紀にわたり切っても切れない間柄が続いている。 ワインは、古代ローマ人がほぼ現在のフランスに相当するガリアを征服するはるか前に、古代ギリシャ人によってもたらされ、中世に広く普及し、やがて国内外を問わず優れた品質(ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ)の象徴となり、ワイン醸造用のブドウ栽培、ワインを飲む習慣、そしてワインの輸出といったものがフランスという国の個性を示す大きな特徴となってきた。 フランスはいつだってワインを大量に生産してきたし、盛大に飲んできた。ワイン産地の農場経営者や村人たちは地元産の当たり年のワインを楽しみ、町や都会の人たちは味も価格も多様なワインのなかから好みのものを選んできたのだ。 フランスで1人当たりの年間ワイン消費量の統計をとるようになったのは、1850年のことだ。当時の消費量は多く、年
仏パリのソルボンヌ広場で、サミュエル・パティさんの国葬の中継をみるために集まった人々(2020年10月21日撮影)。(c)Bertrand GUAY / AFP 【10月22日 AFP】イスラム教の預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)の風刺画を授業で見せたことを理由に殺害されたフランスの歴史教師サミュエル・パティ(Samuel Paty)さん(47)の国葬が21日、パリのソルボンヌ大学(Sorbonne University)で営まれた。エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は弔辞で、「われわれは風刺画をやめない」と宣言した。 マクロン氏は、同国の最高勲章「レジオン・ドヌール(Legion d'Honneur)」をパティさんに授与。弔辞では、パティさんはフランス共和国の世俗的、民主的な価値観を体現したことで「臆病者たち」により殺されたと述べ、「彼は私
【パリ=三井美奈】フランス西部のナント歴史博物館は13日までに、モンゴルの英雄チンギスハンをめぐって来春開幕予定だった展示会について、中国による検閲を理由に見送ると発表した。同館は声明で「中国側が少数民族のモンゴル族への態度を硬化させたためだ」と批判した。 同展は中国の内モンゴル自治区フフホトの博物館と提携し、チンギスハンとモンゴル帝国の歴史を紹介する計画だった。展示は当初、今月開催の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で来春に延期されていた。 声明によると、中国側の態度が変わったのは今夏。展示から「チンギスハン、モンゴル、帝国」という文言を削除するよう要求した。ナント歴史博物館は展示名を「天空と草原の子 チンギスハンとモンゴル帝国の誕生」とし、テーマを副題に盛り込むことで折り合いを付けようとした。中国側はさらに、展示法の根本的な変更を要求。同館は「国の描いた物語に沿って、モンゴルの
フランス革命前から革命前期のベルサイユを舞台に、 男装の麗人オスカルや王妃マリー・アントワネット達の人生を描く、 史実を基にしたフィクション作品「ベルサイユのばら」。 日本国内のみならず世界中で人気を博したこの作品では、 特に主人公の1人であるオスカルの人気が凄まじく、 作中でその死が描かれた後には実際に葬儀が催され、 オスカルへの献身性を示すために恋人を振ったり、 果ては婚約破棄をした女性が続出するほどだったそうです。 「ベルばら」はその舞台であるフランスでも絶大な人気を誇り、 現在でも一般サイトで定期的に取り上げられています。 多くのフランス人にとって、子供時代を彩ってくれた作品であり、 また、歴史に興味を持たせてくれた作品であったようでした。 関連投稿に寄せられた反応をまとめましたので、ごらんください。 海外「日本製だったの?!」 ハイジの日本語版オープニングに外国人が仰天 翻訳元■
新型コロナウイルスの感染拡大を受けてフランスのパリ市は「外出制限が緩めばこれまでの取り組みがむだになる」として8日から外出制限を強化し、ジョギングなどの運動を理由にした日中の外出を禁止しました。 外出制限の措置が先月17日から全土で取られていますが、生活必需品の買い物や病院での診察などを理由にした外出ができるほか、ジョギングなどの運動も自宅から半径1キロ以内かつ1時間以内であれば認められてきました。 これについてパリ市は8日から制限をさらに強化すると発表し、午前10時から午後7時までの間はジョギングなどの運動を理由にした外出を禁止しました。 その理由について多くの患者を受け入れている市内の病院が依然として厳しい状況に置かれていて、外出制限が緩めばこれまでの取り組みがむだになるためだとしています。 フランスでは先週末、春の暖かな陽気のもと多くの市民が出歩く姿が見られ、カスタネール内相は「天気
地方競馬の短期免許で来日し、30勝を挙げて外国騎手の短期免許での最多勝記録を更新したフランスのミカエル・ミシェル騎手。ビザの有効期限内の4月一杯は日本に滞在し、行動を抑制しつつも日本の生活を楽しもうと考えていたが、一部報道の通り、急遽フランスへ帰国することを決めた。 【ミカエル・ミシェル騎手】 「とても残念なんですが、予定を変更して帰国することになりました。コロナウイルスの影響で各国間の移動が制限されつつありますが、フランス政府も海外在住のフランス人に対し帰国を勧めています。私の母も私のことをとても心配しています。先日、航空会社から連絡を頂いて、今週のフライトを最後に、日本からの出発便が当面の間無くなりますと言われました。それに乗れないといつ帰国できるかわかりませんので、急遽帰ることにしたんです。 帰国しても競馬はやっていません。ロックダウン状態で家から出ることが殆どできないので、騎手とし
JINSEI STORIES 滞仏日記「全仏、休校に続いてついに飲食店、クラブ、商店などが閉鎖に」 Posted on 2020/03/15 辻 仁成 作家 パリ 某月某日、学校が全仏で休校になったので、来週頭にはきっとレストランや商店がイタリアのように閉まるはずだから買い出しに行っとかなきゃ、ということを昼に配信した日記で書いてからまだ半日も経っていないのに、フランスの首相、エドワード・フィリップさんが、今夜12時より全仏のレストラン、カフェ、ディスコティックなど公共の場所(薬局と食料品店を除く)をしばらく閉鎖すると宣言して(っていうか、4時間まえだよ)、とりあえず、今、パリは小さなパニックの真っ最中。なんだかわからないけど、野次馬根性丸出しで、スーパーまで様子を見に行った。途中、上の階に住んでいる会社帰りのジェロームとすれ違ったので、 「大変だよ、今夜、全てのレストラン、カフェが閉まる
学生たちの「政治意識」 「今日の講義で生まれてはじめて、右/左の定義を知り、自分の立場を考えました。」 勤務先の首都大学東京で、教養科目「フランス語圏の文化」を7年間担当している。例年、そのなかで「左翼/右翼」を解説する授業をするのだが、授業を終えたあとの学生のコメントでは、上記のような回答が大多数を占める。 多くの学生にとって、左派は「自分の国が嫌いで、政府に文句を言う過激派」といった認識であるようだ。だから、授業で冷静に説明を受けて、左派の否定的なイメージが揺らいで驚く若者も少なくはない。 はじめて右/左のことを考えたために、コメント内容も政治的争点ではなく、日常的な事象を素朴に参照するものがある。「部活ではリーダーが必要だと思うので、私は右派的だ」「塾の運営を批判したので私は左派だ」といった具合である。 以下では、この授業の事例を通じて、フランスと日本を比較しつつ、若者の政治意識につ
JINSEI STORIES 滞仏日記「フランス人はゴーンさんをこう見ている」 Posted on 2020/01/06 辻 仁成 作家 パリ 今日はイランとアメリカの緊迫した状況が気になり家でずっとテレビを見ていた。するとカルロス・ゴーンさんについての特集番組があった。その中に「風を読む(風の中)」という辛口批評人気番組があり、それがかなり的を得ていて面白かった。その説明の前に、まず、ネット新聞各紙のコメント欄の、一般のフランス人の反応をご紹介しよう。とくに今回のような歴史的ストライキをやっている労働者たちは当然、大金持ちのゴーンさんを敵視しているし、けっこう罵っている。ゴーンさんを肯定的に捉えているフランス人はほとんどいなかったし、代表的な意見としては、特権階級の一部の人間の悪いモデルで許せるものではない、というものだった。で、この「風を読む」でも、周囲の反対を押し切って(丸め込んで)
逆転Vへの作戦会議!? グランプリ有馬記念(G1、芝2500メートル、22日=中山)へ、日仏の名手対談が実現した。G1・2勝馬サートゥルナーリア(牡3、角居)に騎乗するクリストフ・スミヨン騎手(38)が、本紙評論家の元JRA騎手・佐藤哲三(49)に本音を激白。フランスNO・1の剛腕は女王アーモンドアイ(牝4、国枝)打倒を誓った。【取材・構成=太田尚樹、辻敦子】 スミヨン かつて私にとって日本での目標はジャパンCだけでした。ジャパンCは海外馬が招待されるレースですが、有馬記念は日本馬だけのレース。以前は海外では注目されていませんでした。でも、9年前にブエナビスタで初めて騎乗して、すばらしさを知りました。歓声もすごかったです。日本で歴史に名が刻まれるのは、ジャパンCよりも有馬記念。今は有馬記念を勝つのが私の目標です。 哲三 僕もすごく勝ちたいレースでした。中山は競馬場が狭く、声援が凝縮される感
フランス、パリで開催された日本の漫画関連のイベント(2017年) Photo : Nicolas Briquet / SOPA Images / LightRocket / Getty Images フランスの新聞「ル・モンド」が発表「日本の傑作漫画20選」フランスのパリ近郊で7月4日から7日にかけて漫画やアニメなどの日本文化を紹介する欧州最大級イベント「ジャパンエキスポ」が開催された。 はじめは欧州のオタクたちが集まる小さなイベントだった「ジャパンエキスポ」もいまは巨大イベントだ(2018年の来場者数は24万人)。今回で20回目の開催となったことに合わせてフランスの日刊紙「ル・モンド」が「日本の傑作漫画20選」を独自に選んで発表している。 「選考を担当したチームの年齢がわかってしまう少し時代めいたものとなった」傑作選には以下の作品が選ばれている。 『NARUTO─ナルト─』岸本斉史(19
ノートルダム高額寄付に怒り=反政府デモ激化も-フランス 2019年04月19日08時06分 ノートルダム大聖堂の前を行進するデモ隊=1月5日、パリ(AFP時事) 【パリ時事】大火災に見舞われたフランスのパリ中心部にある観光名所、ノートルダム大聖堂の再建のため、大富豪らから多額の寄付金の申し出が相次いでいることに対し、マクロン大統領の政策に反対し昨年11月からデモを続けている抗議運動参加者らは「不公平だ」と不満を募らせている。 ノートルダム大聖堂、再建には「数十年」=修復に寄付始まる 抗議運動の中心となっている女性は17日、「社会的な惨状には何もしないのに、わずか一晩で膨大な金を拠出できることを見せつけた」と高額な寄付を批判。インターネット交流サイト(SNS)上では「人間より石が優先されるのか」などと反発する投稿が相次いだ。 有力紙フィガロは、20日に予定されているデモについて「怒りを募らせ
“パリ初の全裸レストラン”として鳴り物入りでオープンした「オー・ナチュレル(O’naturel)」が、2019年2月をもって閉店することが決まった。 ヨーロッパのみならず世界を仰天させた話題店が消えてしまうというニュースに、フランス国民からも大きな反響が寄せられている。 パリで初めてのヌーディスト向けレストランとして「オー・ナチュレル」が開業したのは、2017年11月のこと。それから15ヵ月を経て、同店は2019年2月、営業を終了することになった。 「たった1年3ヵ月で……」と人は嗤うかもしれない。だが、この数字は割と健闘したほうだ。 たとえば、2016年にロンドンでオープンした同様のヌードレストラン「Bunyadi」は、3ヵ月ともたなかった。また日本でいえば、(服を着るタイプの)新規オープンした飲食店の約3分の1は、開業から1年以内に店を畳んでしまう。 「オー・ナチュレル」の経営者である
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