プロ野球の日本シリーズが幕を閉じ、ストーブリーグの熱も高まって来る12月。メディアで目につくのはMLBへの挑戦や、新天地で活躍を期す輝かしい顔ばかりだ。一方その裏では、人知れず新たな道を模索する求道者もいる。 四半世紀前に甲子園を沸かせた「松坂世代」。その一人として日本プロ野球界で3球団を渡り歩き、NPB通算97勝という輝かしい成績を残したのが久保康友だ。久保はいま、ドイツで野球を続けている。欧州では野球はあくまでマイナースポーツ。ルールを知る人もほとんどいない異国の地で、久保はなぜ野球を続けているのだろうか?(Number Webノンフィクション 全2回の第1回/続きは#2へ)