「一般的なサラリー」の正社員 エイジェック野球部の梵英心内野手兼コーチ=2018年8月21日、栃木県小山市【時事通信社】 2018年4月、プロ野球・中日の松坂大輔投手が国内では12シーズンぶりの勝利を挙げた。神奈川・横浜高で1998年の甲子園大会春夏連覇を果たし、米大リーグでも活躍した日本を代表する右腕が復活。松坂投手と同じ1980年度生まれのいわゆる「松坂世代」も再び話題となった。 その松坂世代の一人で、17年まで広島カープで活躍した梵英心内野手が18年、栃木県小山市を拠点とする社会人野球チーム・エイジェックに内野手兼コーチとして加入した。新たな野球人生を踏み出した梵選手がどんな日々を過ごし、何を求めてボールを追っているのか。話を聞いた。(時事ドットコム編集部・舟木隆典) ◇ ◇ ◇ 人材派遣業などのエイジェックに社会人野球チームが発足したのは、18年2月。9月の社会人野球日本選手権予選