さまざまなメディアで報じられた、仙台の復興バブル。だが、昨年10月にはすでにはじけていたという。現地の声を聞いた 昨年末、NHKをはじめいくつかのメディアが報じた、東日本大震災復興需要による仙台のバブル景気。だがそれも、長続きはしなかったようだ。 震災から2ヶ月後の昨年5月から10月まで、仙台地区のデパートでは前年比の売上高が6ヵ月連続で増加。特に宝飾品売り場では、100万円もする高級腕時計が1日に何本も売れ、実際、高額品の販売額は1.5倍から3倍にまではね上がっていた。また外車を扱う輸入ディーラーでも、ベンツなどの高級車が飛ぶように売れて、昨年下期の販売台数の伸び率は全国でもトップになったという。 さらに、歓楽街・国分町も潤った。震災前にはあまり注文のなかった高級シャンパン・ドンペリの栓がどんどん抜かれ、店同士でキャバクラ嬢の奪い合いまで起きていたほど。 しかし1月半ば、国分町の手前、広