ボクシングのロンドン五輪ミドル級金メダリストで、WBC同級6位の村田諒太(29=帝拳)が、NHK「サンデースポーツ」のキャスターを務めることが23日、分かった。同番組が4月から導入している、月単位で担当が変わる「マンスリーキャスター」で、これまでにプロ野球の星野仙一氏、格闘家の須藤元気氏、作家の乙武洋匡氏が務めてきた。現役選手として異例の抜てきとなった村田は、7月の1カ月間、番組の進行役を担うことになる。 村田の起用について、同番組の前田達也チーフプロデューサーは「五輪金メダリストであり、世界王者を目指す現役アスリート。村田選手にしかない経験を踏まえ、独自の視点からスポーツの魅力を伝えていただきたいとお願いした。練習が休みの日曜日ということもあり、受けていただいた」と説明した。 村田はこの日、東京・足立区の玉ノ井部屋を訪れ、早くも「取材」をスタート。相撲にはかねて興味を持っており、関係者に