最近、高層ビルや古い木造住宅が密集する都市部でネズミの苦情が相次いでいる。横浜市への相談件数は過去4年間で2倍に増えた。かじられた電線がショートして火災が起きたり、感染症が広がったりする恐れもあり、注意が必要だ。「生息数を調べた実証データはない」(厚生労働省)が、繁殖に適した都会ならではの生活環境や、ネズミを見慣れない人の増加なども影響しているようだ。 横浜市生活衛生課によると、2007年度の相談件数は431件だったが、10年度は696件。11年度には890件となり、07年度に比べて2倍になった。ハチやダニ、ガなどの害虫は軒並み減少しており、ネズミだけが増加傾向にある。 相談の中身は「食べ物がかじられた」「天井裏で物音がする」などが大半で、深刻な被害は今のところ報告されていない。だが、さまざまな病原菌を持つネズミは“感染症の運び屋”とされ、担当者は「感染例はないが、懸念は捨てきれない」
14日午後、三浦市南下浦町松輪の磯で、大量のイワシが打ち上げられて死んでいるのが見つかった。 県横須賀三浦地域県政総合センターによると、同日午後3時ごろ、海岸の美化に取り組む公益財団法人の職員が発見、市に連絡した。体長10~15センチほどのカタクチイワシで、およそ1万匹ほどとみられる。打ち上げられてから数日が経過しているという。 職員が現場で簡易の水質検査を行ったところ、異常は見られなかった。県は原因について詳細な調査を行うとともに、明日以降、回収を進めるという。まとまって打ち上げられたことから、担当者は「調査を進めないと分からないが、可能性として沖合から大型の魚に追い込まれたことが考えられる」と話している。 近くの農業の男性は、「こんなことは初めて」と驚いていた。
神奈川県北西部の丹沢山地で繁殖したニホンジカを減らすため、県は今年度、県独自としては過去最大規模となる約750頭を管理捕獲(駆除)する目標を定め、6日から捕獲に乗り出す。 シカが下草を食べることによる植生の衰退や農林業への被害を減らすのが狙いで、県猟友会に加え、県職員として初めて採用したハンターも投入する。 県はニホンジカの繁殖に対し、〈1〉頭数管理〈2〉植生回復〈3〉一定の区域から出さない「防除対策」――の3点を柱とした保護管理計画を2003年度から実施している。07年度から4年間では、県と丹沢山地周辺の市町村による駆除、一般のハンターが行う狩猟で年平均1571頭が捕獲されており、丹沢山地に生息するシカは11年末時点で3000~5500頭程度と推計される。 県自然環境保全センターは「頭数の抑え込みには成功している」と分析している。しかし、最近は標高の比較的低い地点で植生の回復が進まず、シ
ヤマビル対策の実地研修が16日、伊勢原市大山の県道で市職員や大山観光振興会のメンバーら20人が参加して行われた。生息数調査や草刈りなどを実施し、多い場所では5分間で6匹も確認された。 研修が行われたのは、大山ケーブルカーに向かう通称大山街道から分かれ、秦野市蓑毛を結ぶ県道の約300メートル。幅約2メートルの道は、現在利用する人もなく草に覆われたまま。今年3月に落ち葉かきが行われ、今回が2回目の防除対策となった。 研修は効果的なヤマビル対策法を習得するため実施したもので、生息数などを確認するため人間に寄ってきた数を調査する「5分間人おとり法」や、生息しにくい環境整備のための草刈りと路面への忌避剤の噴霧などを行った。 メンバーが雑草を刈り採り、落ち葉などと回収した後、おとり法を行った。決められた地点に人が立ち、目視で確認したヤマビルをピンセットで捕獲。調査した3地点では1~6匹のヤマビル
今朝の神奈川新聞が次のように伝えた。 (神奈川)県は15日、三浦半島から県西部にかけた相模湾沿岸部の広範囲で、黒い粉じんが飛散していたことを確認したと発表した。健康被害の報告は受けていないが、県が原因を調べている。 テレビ朝日のニュースが、黒い砂の写真や分布地図を示しているのでわかりやすい。車の上に黒い砂が確認された市町は富士山から一直線に東に伸びてる。粒の大きさは0.1ミリ程度だという。謎を帯びたこの記述は、まるで古代中世に書かれた古記録の世界のようだ。 富士山の表面をつくっている黒い軽石(スコリア)の細粉が強風で飛ばされたものだろう。運搬と堆積のメカニズムは、私がいうレスの範疇にはいる。報告された0.1ミリというサイズは納得がいく。 昨日午前、御殿場は晴れて5m/sの風が吹いた。まだ積雪がない須走あたりから砂が舞い上がったのだろう。森の木々は葉を落とし、草も枯れて、いまは地表が露出して
神奈川県の湘南地域を中心に15日、駐車中の車やベンチに積もっている黒い砂状の物質が見つかった。 県が電子顕微鏡で分析したところ、ケイ素が主成分で鉄とアルミニウムが少量含まれていることが確認された。肉眼で見え、砂粒くらいの大きさ。県によると、人体に影響はないと見られるという。 砂状の物質が確認されたのは、鎌倉市や平塚市など県内の5市8町。ほとんどが相模湾に面した自治体だが、一部海に面していないところもある。住民から各自治体に通報があったという。 県が横浜気象台や国立天文台に確認したところ、黄砂や山の噴火、14日から15日に観測された流星群とは関係がない、という回答だった。工場の事故連絡もないという。 県は情報収集と成分の詳しい分析を続けている。
神奈川県内有数の湿地とされる「北川湿地」を含む三浦市初声町三戸地区での発生土処分場整備は生態系破壊につながるとして、周辺住民や研究者が18日までに、京浜急行電鉄(東京都港区)に事業差し止めを求める仮処分を横浜地裁に申し立てた。 住民側は3月、事業差し止めを求め、横浜地裁に提訴しているが、申立書によると、7月の口頭弁論で京急側から全体の約17%の工事が完了し、北川湿地の半分が埋め立てられたという説明があったといい、「急ピッチで埋め立て工事が進み、訴訟手続きの進行より早く湿地が消失する」としている。 住民側弁護団によると、17日、地裁(高橋浩美裁判官)で開かれた審尋で、京急側は「県環境評価条例などに基づき適切に手続きをしているので、住民側の言い分は不当」として、全面的に争う姿勢を見せた。
平安時代に創建され、千年近い歴史を誇る本牧神社が鎮座していた「本牧十二天の丘」。現在国有地として緑地保全されているその土地に売却の話が持ち上がり、地元住民らの間で困惑の声があがっている。 本牧神社(本牧裕司宮司・中区本牧和田19番地)は、もともと本牧岬の先端(本牧十二天1番地)に張り出した出島の中にあり、創建は平安時代とされている。船乗りや地元民の守護神として長年信仰を受けてきた。 しかし、第2次大戦後の昭和21年、米軍に土地を強制接収され、本牧町2丁目に仮遷座。返還後の平成5年には、横浜市の区画整理事業に伴い、十二天に戻ることなく、現在の本牧和田に遷座した。以後十二天の丘は国有地として現在まで緑地保全されてきた。 今回の売却話は昨年5月に国から横浜市にあった国有地、本牧十二天(0.7ヘクタール)の用途予定の問い合わせが発端。国の問合わせに対し横浜市は市の財政状況も踏まえ「当面の用途
第28回よこはま国際ちびっこ駅伝大会の参加者を募集。日産スタジアムで2019年2月16日開催。登録受付は1月9日まで
■アートの舞台は、高齢化・閉塞化する寿町 寿町は、約200×300メートル四方の狭い町だ。ここに122軒のドヤ(簡易宿泊所)、部屋数にしてなんと8,685部屋が立ち並ぶ。ヤド(宿)を反対に読んで、「ドヤ」。「人間が住むところではない」と、そこに泊る日雇い労働者たちの中には、自嘲的にそう言う人もいる。簡易宿泊所の部屋の広さは約5平方メートル(3畳)が普通。眠る以外に身動きができないような広さだ。かつて日雇い労働者たちは、この狭い部屋を拠点にして横浜港湾での荷役を中心に、日本の高度成長を体力で支えてきた。しかし、近代化に伴う作業の機械化やバブルの崩壊などの影響をうけて、仕事は激減。「日雇い労働者の町」と呼ばれた活気ある寿町の面影は、今はもうない。 現在、寿町の人口は約6,500人。2人に1人は60歳以上という超高齢化地域で、居住者のうち生活保護の受給者は80パーセントだという。最低限の暮らしを
売春宿が並んでいた横浜市中区の黄金町地区を文化芸術の街にしようと、NPO法人「黄金町エリアマネジメントセンター」(小林光政代表)は4月15日から2年間、売春宿などだった20室を芸術家らにアトリエとして貸し出す事業を始める。 市が20室を借りて同法人に無償で貸与する方法を採用しており、中田宏市長は12日の定例記者会見で「安全な街にするため、ぜひこの取り組みを成功させたい」と述べ、積極的な応募を呼び掛けていた。 同地区では昨秋、アーティストらが元売春宿などで作品を展示する芸術イベント「黄金町バザール」が開かれており、暗いイメージが払拭(ふっしょく)されつつある。 同法人は、この取り組みを継続しようと、芸術家や独創性の高いショップの経営者らに部屋を貸し出すことにした。ただし、交流会やイベントに参加できることなどの条件がある。 貸し出される部屋は、元売春宿4棟や新築されたスタジオ2棟、元アパート1
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