【海外事件簿】「孤独好き」「人類愛を憎悪」 ドイツの少年は火炎瓶で学校を襲った (1/5ページ) 2009.9.26 08:00 同級生から「孤独好き」と思われていたおとなしい少年が、自分のノートパソコンに書き残していたのは、「人類愛」と「学校」への憎悪だった−。ドイツ南部のギムナジウム(日本の中学・高校に相当)で17日、おのと火炎瓶、ナイフで武装した同校の男子生徒(18)が乱入して9人に重軽傷を負わせた。男子生徒は駆けつけた警官隊に殺人未遂容疑で逮捕された。ドイツでは3月にも生徒による学校襲撃事件が起きたばかり。男子生徒がいったい何を考えて犯行を計画していたのか、ドイツ社会が衝撃的な事件の顛末(てんまつ)を見守っている。(大内清)始業直後に乱入 南部バイエルン州アンスバッハ。中世の雰囲気が残る、人口4万人ほどの風光明媚(めいび)な町だ。そこにあるドイツで2番目に古いといわれるギムナジウ