たとえばあなたは農家で、あなたの田んぼにトキやコウノトリが来て丹精込めた稲の苗を踏み荒らしていたとします。 あなたは構わずに殺しますか? 数の問題だけではありません。あなたが道を歩いていて、サルを見かけたら構わずに殺しますか? たぶんあなたはできません。 それはあなたも少なからず生き物を殺すことが、いけないことだとわかっているはずだからです。 また、あなたは極限の飢餓状態で目の前にとてもおいしそうな食べ物があったとします。 あなたが食べたら、それを作った人に、構わず殺されまいた。 あなたはどう思いますか? 農家の人や保護をしている人は、サルと共存したいと考えているのです。 しかし、すでに駆除は行はれています。 猿が増える一番の原因は、猿を食べる捕食者の絶滅です。 それはニホンオオカミです。 昔はオオカミがいるため猿の被害はそれほどでもなかったらしいです。