自分はネットで言うところのいわゆるギリ健というやつなんだと思う お金の計算も苦手であるだけ使ってしまいがちだったので将来への不安もぼんやり抱えてはいたが ギリ健なりになんとか仕事にありついて自活はしていたので このまま健康で働きさえできればなんとか生きていけると思ってた コロナ禍がやってきても相変わらずギリ健なりになんとか働いていたが マスクの入荷が落ち着き始めたのがきっかけなんだと思う ほっとしたのか糸がぶっつり切れた 脳がスポンジ化しているのかあの頃の記憶は殆どない 布団とトイレの往復しかできなくなった 料理の手順が分からなくなって野菜炒めすら失敗した 冷蔵庫が空っぽで食べるものがなくなった 外出できず郵便物も取りに行けなかったので滞納通知に気付かず電気が止まった 2週間に一度くらいは脳がクリアな日があるので その日に心療内科に行き薬を貰い、食料を買い、手持ちで売れそうなものをメルカリ