コロナで「クビ」「収入ゼロ」の恐怖 「休業中の売り上げがなくなって厳しいだろう。きっと営業が再開できても、私はクビを切られるのかもしれない。なんで私ばかり……」 4月7日に緊急事態宣言が出てからというもの、吉田久美子さん(仮名、30代)の気持ちは晴れず、モヤモヤ感は膨らむばかり。 アパレル販売員の久美子さんは、子どもが保育園に通っていた頃は正社員として働き、延長保育を使って夜間のシフトもこなした。 しかし、小学生になると学童保育の終わる時間は早い。そして宿題をみる時間を確保しなければならなくなり、夜のシフトに入らなくていいパート社員になった。久美子さんの収入は約3割減となった。 営業職の夫は超長時間労働で年収は約500万円。若い頃は、あまり収入の差がなかったが、妊娠や出産、育児を経ながら差がついていき、今は夫が久美子さんの2倍も収入がある。 どうしても出勤しなければならない日、子どもが熱を