米Akamai Technologies(アカマイ・テクノロジーズ)のセキュリティーベンダー化が著しい。セキュリティー関連事業の年間売上高は10億ドルを突破し、今や全社売り上げの約30%を占める。Tom Leighton(トム・レイトン)CEO(最高経営責任者)に、セキュリティー事業に注力する理由などを聞いた。 アカマイと言えばCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)事業者との印象が強いが、近年における同社の成長はセキュリティー事業がけん引している。2020年12月期決算ではクラウド・セキュリティー・ソリューション事業の売上高は前年比25%増の10億6200万ドルに達した。 同社のCDN事業は近年、米Fastly(ファストリ-)など新興の台頭を受けて1ケタ台前半の成長率にとどまっている。一方クラウドセキュリティー事業は年率20~30%台の成長を続けている。2021年5月に発表した20