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入団への道に関するkhtno73のブックマーク (16)

  • 入団への道(14) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    今日は、由宇球場で練習を行いました。 野手は午前中に守備練習を行った後、昼からは徹底的に打ち込み。投手は、午後からの自主練習の時間を使って、各々の課題克服に汗を流し、有意義な時間を過ごしました。残りのゲームに向けて、チームは気合いが入っています。もちろん私も。明日も、いい練習をしてサーパスとの3連戦に備えたいと思います。 それでは今日は、「入団への道」の続きをお話しします。前回は、長かったドミニカ滞在を終え、飛行機に乗り込んだところまでお伝えしました。 飛行機は、3時間程で経由地であるニューヨークに到着しました。8ヶ月以上常夏の国で過ごした私にとっては、ニューヨークの秋の風は驚くほど冷たく感じました。今日は、空港に程近いホテルで一泊して、翌日の飛行機で日に向かいます。 夕は、私と同じ旅程で帰国する田中さんと、ホテル内のレストランで済ませることにしました。私達がテーブルに座ると、

  • 入団への道(13) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    今日は、2週間ぶりに完全休養して、疲れを癒しました。それでは今日は、書き溜めておいた「入団への道」の続きを投稿します。 前回は、チームメイトの信頼を取り戻す為に、体調がすぐれない中必死に投げ抜き、2度目の完封勝利を収めたところまでお伝えしました。 苦しい中でも結果を残すことができたこと、些細な口喧嘩が原因で失いそうになったチームメイトとの信頼関係が無事に修復できたことで、精神的に上向きました。それに伴って、体調も回復。8月に入ってからは、相変わらずの暑さの中でも以前のように明るく元気良くグランドに立てるようになりました。 しかし、一難去ってまた一難。私は、左の脇腹を痛めてしまいました。痛みを覚えた翌日の試合は、相手チームの力不足もあり、15個の三振を奪い、86球という少ない球数でドミニカに来て3度目の完封勝利を飾り、さらに、中6日で登板した次の試合は7回無失点でドミニカに来て10勝目

  • 入団への道(12) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    今日は、昨日の長時間のバス移動の疲れを考慮し、軽めの練習が行われました。しかし、私は、テイクバックの際に「間」をとり、開きを抑えることを意識して、通常より多めのキャッチボールを行いました。明日の試合で登板があれば、この形で投げられるようにしたいと思います。それでは今日は、高知遠征の移動中に仕上げた「入団への道」の話の続きをご覧いただきたいと思います。 前回は、ドミニカ共和国での初完投を完封で飾り、その夜、阿南さんにご馳走になり、とても楽しい時間を過ごしたところまでお伝えしました。 7月に入りました。当然のことながら、暑さは続きます。しかし、完投をしたことが、私に大きな自信と更なる意欲を植え付け、次第に投球内容が向上してきました。この頃までに、日から持ち込んだ技術書を参考に練習を重ねてきた、スライダーの完成度が高まり、試合で威力を発揮するようになりました。モデルにしたのは、桑田さん(当

  • 入団への道(11) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    今日も、ナゴヤ球場でウエスタンリーグの中日戦が行われました。 試合は、1対1の引き分け。連投していたこともあって私の登板はありませんでした。 非常に暑い中でしたが、この名古屋での3連戦は、いずれも接戦で内容の濃いゲームでした。こういった試合を続けることが、チームのそして、選手の力となると思います。 明日からの、由宇での3連戦も、個人的にもチームとしても良い戦いをしたいと思います。 随分久しぶりになってしまいましたが、今日は入団への道の続きをお話しします。前回は、ドミニカに阿南さんがやって来て初めての登板で、会心の投球ができたところまでお伝えしました。 ドミニカに来て、15試合目の登板で、今までで一番の手応えを得ました。一時期の低迷を抜け出して、1つの壁を越えたような気がして、何をしていてもとても明るい気分でした。 しかし、その登板から2日後の5月16日。明るい気分を一変させる悲

  • 入団への道(9) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    今日、行われる予定だった、ウエスタンリーグのサーパス戦は、雨の為、早々に中止が決定しました。私たちは、新神戸から新幹線に乗って広島に戻り、13時から大野練習場で練習をしました。 今日は、110球の投げ込みと全身のウエイトトレーニング。盛り沢山の内容で充実した練習でした。雨によって試合での登板は実現しませんでしが、この1週間の練習内容はとても濃かったと思うので、必ず実戦でも成果が出ると思います。しっかり調整してその時を待ちたいと思います。 それでは、今日は入団への道の話の続きをさせていただきます。 ドミニカでの野球留学は、順調に滑り出しました。内容の良し悪しはあったものの、ウインターリーグでの4試合10イニングを無失点で切り抜けたことが、私のモチベーションを高めました。 ウインターリーグが終わり、試合がない期間が1ヶ月ほど続きました。私は、その期間を、体力強化とフォーム作りに費やしま

  • 入団への道(7) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    今日は、ナゴヤ球場でウエスタンリーグの中日戦が行われましたが、3回終了後に、試合前から降り続いていた雨が強くなり、ノーゲームとなりました。登板間隔が開いているだけに、中止は残念ですが、時間ができたので、今日は「入団への道」の続きを書きたいと思います。 前回は、ドミニカの空港で、それまで一緒に自主トレを行ってきた野村さん、黒田をはじめとする日人選手ならびに、当時、カープに在籍したペレス、ペルドモをはじめとするドミニカ人選手の出国を見送り、それまで滞在したホテルから、アパートへ引越しをしたところまでお伝えしました。いよいよ日人の選手は私1人となり、ドミニカ共和国での修業もこれからが番です。 日人選手が帰国した翌日の(1998年)1月26日、この日から私は、カープアカデミーのドミニカ人選手達と一緒に練習を行いました。 ここにいる選手達は、実力を認められ、カープアカデミーと契約を済ま

  • 入団への道(6) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    随分久しぶりになってしまいましたが、「入団への道」のドミニカ野球留学編の話の続きをさせていただきます。 前回(4月28日更新分)は、ドミニカ共和国での2日目夜、コミュニケーション力の不足から、黒田が事会場から怒って帰ってしまった事件をきっかけに、私が、ドミニカの公用語であるスペイン語を学ぶ決意をしたところまでお伝えしました。 次の朝、黒田は、私達の心配をよそに、元気よくアカデミーまで向かうマイクロバスに乗り込んで来ました。 「お早うございます!」 その明るい声を聞いて、私は安心しました。恐らく、その場にいた(小林)幹英と遠藤も同じ気持ちだったように思います。 よく考えてみれば、黒田は、私や幹英からすれば1つ年下です。しかし、既に1年間プロとして実績を積んだ者と、そうでない者の間には、大袈裟に言えば格の違いみたいなものが存在していたので、私達の自主トレはやはり黒田を中心に回ってい

  • 入団への道(終) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    前回は、ドミニカ共和国から帰国し、達川監督の方針の下、厳しい練習が行われていたファームの秋季練習に合流したところまでお伝えしました。 9月29日。この日の朝、嬉しいことがありました。堂でスポーツ新聞を手に取り、広島版のページを開いて見るとそこには、「広池、指名OK」という見出しで私についての記事がありました。内容は、「テスト生としてドミニカに渡り、カープの施設で練習を続けて来た広池をドラフト指名することがルール上問題ないという見解を連盟が示した。」というものでした。球団側がそういった問い合わせを連盟にしていたことがとても嬉しく、ドラフト指名が少し現実味を帯びて来たように感じました。 大いなる希望を抱きながら取り組んだ翌日の由宇球場での練習。ブルペンでの立ち投げの捕手を務めたのはなんと達川監督でした。 「ほれっ!思いっ切りほうってみい。遠慮せんでええからの。」 一瞬、緊張を覚えまし

    khtno73
    khtno73 2008/10/15
    堂々完結
  • 入団への道(10) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    今日は、明日からの6連戦に備えて、大野練習場で軽めの練習を行いました。私は、この連戦をとても大事なものと捉えています。自分のすべきことに集中して、結果、内容ともに納得のいく投球をしたいと思います。 それでは連戦を前に、ドミニカでの出来事を思い出して、気分を高めていきたいと思います。少し長いですが、お付き合い下さい。 前回は、カープアカデミーがセマナ・サンタの休暇中の為、実戦登板から遠ざかるのを心配した上之さんが、サンディエゴ・パドレスアカデミーの監督と交渉して、私の実戦登板(先発)を実現させるという裏技に出たところまでお伝えしました。 「無理を言って投げさせてもらっておいて、みっともないピッチングをするわけにはいかない。」 市民球場での入団テスト以来、何も考えずポジティブにやってきた私が、初めてプレッシャーを感じました。 「いきなり、見ず知らずの日人がやって来てピッチャーをやっ

    khtno73
    khtno73 2008/07/08
    日に日にうまくなる文章。今回は最後で次回への引きまでやっている。
  • 入団への道(8) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    今日は、降水確率100%の予報通り、福岡地方は一日中雨が降り続きました。試合は、中止になり、私たちは、昼過ぎからホークスの寮に隣接する、室内練習場で練習をしました。当初の予定よりやや投げる方の練習が多めになりましたが、やりたいと思ったことを、その気持ちに任せてやることも大切なことです。 明日も、午前中まで雨が残るようなので、試合ができるか微妙なところですが、今日よりは、可能性があるので、期待して明日を待ちたいと思います。 それでは今日は、「入団への道」の続きの話をさせて頂きます。前回は、実戦デビューを翌日に控え、気合いを入れる為に床屋に行ったものの、気合いが入りすぎた髪型にされ、少し落ち込んだところまでお伝えしました。 いよいよ、実戦デビューの日がやって来ました。(1998年)1月30日。カープアカデミーのグランドで行われた、ウインターリーグ、ヒューストン・アストロズのアカデミーチー

  • 入団への道(5) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    今日は、午前中に大野練習場で練習をした後、名古屋へ移動です。移動の時間があるので久しぶりに、入団への道の続きのお話をさせて下さい。前回は、4月17日の更新分で、ドミニカ(共和国)行きが決まり、選手契約の可能性が復活したところまでお伝えしました。 私は、12月を埼玉の実家で過ごしました。キャンプ参加により、動くようになった体をなまらせない為に、トレーニングは続けました。 最初は、突然の全日空退社、プロテスト受験という事態に戸惑っていた家族も、元々は野球に対する理解があるので、その頃には、心から応援してくれました。特に、小さい頃、私を野球に導いた父と、私の影響もあってか野球好きになった姉は、私のプロ挑戦を喜んでいるようでした。 ちょうど1年前、帰省客でごった返す羽田空港で接客に追われて大忙しだったのとは対象的な、静かな年末年始を過ごすと、いよいよ出発の日がやってきました。 1998年1

  • 入団への道(1) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    今日のヤクルト戦は、雨の為中止になりました。 チームは、16時くらいから、神宮の室内練習場で練習をして、明日に備えました。 試合が中止になり、時間ができたので、要望が多かった昨日の話の続きをさせて頂きます。 1997年9月。市民球場の入団テストが、終わりました。奇跡の合格です。球場を出た私は、まさに夢心地で平和公園を何をするわけでもなく歩き回りました。 「プロになれるかも知れない。」そう考えると、今まで経験したことがないくらいの胸の高鳴りを感じました。 ただ、今振り返ると、この日私は、入団への長い道のりの第一歩を踏み出したに過ぎませんでした。 今後は、今日のように時間のあるときに、「入団への道」を数回に分けて振り返り、自身の初心を思い出す機会にもしていきたいと思います。 話を続けます。平和公園でいつまでも余韻に浸っていた私でしたが、帰りの飛行機の時間が迫っていることに気付き、

  • 入団への道(4) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    今日の阪神戦は、雨の為中止になりました。選手は、16時前から、甲子園の室内練習場で約2時間汗を流して、明日以降に備えました。 私は、午前中のウエイトトレーニングに続き、午後の全体練習中も、ノックや強化運動などで少し強めに動きました。 昨年までの考えでは、試合の日は、登板に備えて軽めの調整に徹していたので、午前中にウエイトトレーニングに出掛けることなどありませんでしたが、今年は、ずっと下半身強化を重点課題にしているので、オープン戦中から、「試合で投げながらも鍛える」形を継続しています。この形で今のところ体調はいいので、結果に結び付くことを信じて取り組んでいきたいと思います。 さて、今日は雨天中止で、少し時間ができたので、入団への道の話の続きをします。 前回は、秋季キャンプ参加中に、スカウトから、その年(1997年)のドラフト指名の可能性が無くなったことを告げられたところまでお話しまし

    khtno73
    khtno73 2008/04/18
    広池浩司、その情熱
  • 入団への道(3) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    今日は、移動日(市民球場で練習後、神戸へ移動)なので、「入団への道」の話しの続きをします。 前回は、ようやく秋季キャンプ(由宇)参加まで漕ぎつけたものの、キャンプ初日のブルペンで、横で投げるプロの投手の迫力に圧倒され、自身が1球も投げないうちに、萎縮ぎみになったところまでお話ししました。 「それにしても凄い。しかもここにいるのは、現在は2軍に在籍している選手のはず。やはりプロのレベルは高い。」 大学時代は、野手として川上憲伸(明治)や三澤興一(早稲田)といったプロレベルの投手と対戦を重ね、そのレベルの高さを体感しているつもりでした。しかし、それはあくまでも打者の視点であって、投手の視点ではありませんでした。いざ、今、私の横で投げている投手と同じようなボールを投げろと言われても、それは無理な注文でした。野手上がりの私とは、明らかに異質の、キャッチャーミットを突き抜けて、どこまでも伸びて

    khtno73
    khtno73 2008/04/15
    第四回。怪我することで見えたヒント。
  • 入団への道(2) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    今日のヤクルト戦は、雨の為中止になりました。観戦を楽しみにされていたファンの方々同様、私も残念です。 チームは、16時前から神宮の室内で練習を行いました。一昨日、中止になっている為、主催者側が、「少々の雨なら試合をやる」と言っていたようですが、降りの雨は、降り止まず、アップ中に中止が決定しました。 その後、キャッチボールやノック、ランニング等で、明日以降の為に、しっかり体を動かして、引き上げました。 一昨日に続き、また時間ができましたので、「入団への道」の話をさせて頂きます。前回は、当時住んでいた全日空の寮の自室で、会社を辞める決意をしたところまでお話ししたと思います。それでは、続きを始めます。 会社を辞める決意をした私は、ここで初めて両親に一連の出来事を話しました。こんな大切なことなのだから、もっと早く相談すべきだと思われるでしょう。しかし、全く先を読めない状況にいた私は、余計

  • 市民球場の思い出(1) - 広池浩司 オフィシャルサイト

    今年は、市民球場のラストイヤーです。 私は、今年、プロ入り10年目です。拠地であるこの球場には、やはり様々な思い出があります。今後は、月に一度くらいのペースで(あくまで予定です)、それを振り返ってお話ししてみようと思います。 第1回目の今日は、市民球場との出会いです。 私が初めて市民球場に足を踏み入れたのは、1997年の9月、カープの入団テストの日でした。 立教大学時代、外野手として1年生の時から4番を任され、プロ入りを熱望していましたが、その夢は叶わず、私は野球を諦め、全日空に就職しました。 全日空では、羽田空港のカウンター業務に就き、充実した日々を送っていました。そもそも飛行機が好きでしたし、空港独特の華やかな雰囲気も大好きだったので、とても楽しかったです。 転機は、業務全般に少し慣れてきて、余裕が生まれた入社2年目に訪れました。大学時代、神宮で共に戦った同級生や先輩、後

    khtno73
    khtno73 2008/04/10
    フォーク投げて「奇跡だ・・・」から当然のように振舞うくだりが最高に面白い
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