物語工学論 作者: 新城カズマ出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2009/08/08メディア: 単行本購入: 23人 クリック: 930回この商品を含むブログ (64件) を見る すなわち、物語(ストーリー)とはキャラクターである……少なくとも、キャラクターという観点から物語の構造と本質をよりよく見通し、その作成に役立てることは十分に可能である……と。(P6) 新城カズマ『物語工学論』読了しました。 本書は「入門篇 キャラクターをつくる」として、古今東西の物語、特に20世紀のエンタテイメント作品を「7つのキャラクター」に分類し、物語作成の構造を説明するというこれまでありそうでなかった学術書*1です。 著者である新城カズマは『蓬莱学園の初恋!』(新城十馬名義)や『サマー/タイム/トラベラー』、『ライトノベル「超」入門』など、ライトノベルやSF小説など多々著している小説家であり、フジモ