シリーズ「等身大のアフリカ/最前線のアフリカ」では、マスメディアが伝えてこなかったアフリカ、とくに等身大の日常生活や最前線の現地情報を気鋭の研究者、 熟練のフィールドワーカーがお伝えします。今月は「等身大のアフリカ」(協力:NPO法人アフリック・アフリカ)です。 「2016年に訪れるべき国」として、旅行ガイドブックのロンリー・プラネット社が発表したランキングによれば、2 位の日本をおさえてトップになったのは、ボツワナである(Lonely Planet 2016)。「人生を変える経験にあふれた」「比類なき旅先」だというボツワナ。どこにある国だろう。日本ではあまり知られていないかもしれないが、南アフリカ共和国の北隣に位置する。「砂漠と湿地が特異に組み合わさった野生動物の宝庫」と謳われるとおり、まさにアフリカの大自然が満喫できる地だ。 紛争や貧困のイメージで語られがちなアフリカを旅行先に選ぶこと