「東京都が3月23日に発表した16人の新型コロナウイルスの感染者のなかに、稲川会の都内に拠点を置く名門組織の本部長が含まれているとの情報が駆け巡りました。三次団体の組長でもあるこの幹部の感染情報を機に、警察当局は他の暴力団組織についても感染状況の確認に追われました」(警察関係者) ◆◆◆ コロナ禍に見舞われた稲川会の名門組織について、暴力団関係者が明かす。 「この組織のトップは豊富な資金力で、稲川会の執行部入りを果たしたと言われていますが、その原動力となったのが、今回感染した本部長です。関東連合出身の半グレの纏め役で、カネ儲けが上手く、中国やベトナムなどの投資ビジネスも手掛けているとされます」 現在、この本部長と彼の運転手を含む組織の計6人が感染し、入院中だという。 「事務所は消毒され、閉鎖状態ですが、濃厚接触者がすべて検査に臨んでいるかと言えば疑わしいです。彼らは組関係の実態を把握される