「巣ごもり」や円安の恩恵を受けて好業績を続けてきた任天堂が、いよいよ正念場を迎えている。同社は7日、2023年3月期の連結純利益見通しを前期比23%減の3700億円と従来予想から300億円引き下げた。翌8日の株価は一時前日比8%下落した。歴史的なヒットを続けてきた主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の行く手に黄信号がともっている。今期計画、ハード・ソフトいずれも下方修正「予想外」「余力がある
任天堂は2月7日、2023年3月期第3四半期連結業績(22年~12月)の資料を公開し、22年9月に発売した「スプラトゥーン3」がこれまでに1013万本、11月に発売した「ポケットモンスター スカーレット/バイオレット」が合計2061万本を売り上げたことを明らかにした。 任天堂のソフトウェア販売本数は、22年第4四半期には5577万本、23年第1四半期には4141万本と減少傾向だった。しかし同第2四半期に5400万本まで回復。同第3四半期には、スプラトゥーンやポケモンの影響で7670万本まで推移した。ゲーム機の販売台数も減少傾向だったが、同様に回復した。 しかし、2023年3月期第3四半期連結業績は売上高が1兆2951億円(前年同期比1.9%減)、営業利益が4105億円(同13.1%減)と減収減益だった。原因の一つは為替変動による営業外収益の減少だ。 22年3月以降に円安が進み続け、10月に
大阪で開催中の「B Dash Camp 2013 Fall in Osaka」。10月7日最後のセッションには、任天堂 代表取締役社長の岩田聡氏が登壇。GCAサヴィアン名誉顧問で一橋大学大学院教授の佐山展生氏との対談で、自身の経営哲学を語った。 任天堂は「チャレンジをし続けてきた会社」 1889年に花札の製造を開始、その後ゲームウォッチなどさまざまな玩具を展開し、1983年にファミリーコンピューター(ファミコン)を販売するに至った任天堂。今でこそゲームのプラットフォーマーとして確固たる地位を築いているが、岩田氏は「実は多くの新しいことにチャレンジし続けてきた会社だ」と説明する。 さらに岩田氏は、当時の既存事業にとらわれず新たな挑戦を続け、ファミコンを生み出すことになった任天堂の先代社長であり、9月に亡くなった山内溥(ひろし)氏の座右の銘として、「失意泰然、得意冷然(物事がうまくいかなくても
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