新しい時代が始まるとき、新しい学び舎が作られる 丸の内朝大学、シブヤ大学、ジョウモウ大学、自由大学、大ナゴヤ大学、東京にしがわ大学…。これらはすべて、学校教育法の定める正式な大学ではない。それぞれの地域に根づき、地域のなかに学びの場を創り出している「ソーシャル系大学」といわれるコミュニティである。今、ソーシャル系大学がなぜ全国に広まっているのか。何が魅力なのか。これからどのようになっていくのか。丸の内朝大学のプロデューサー・古田秘馬(株式会社umari代表取締役)氏のインタビューを通して、新たな教育の形という観点から考えてみたい。 「丸の内朝大学はもともと、通勤ラッシュを解消するためのアイデアの1つでした」と古田氏は語る。「通勤ラッシュの他に、オフィスビルが平日のオフィスタイムしか使われておらず、せっかくのインフラが無駄になっていることも、オフィス街・丸の内の抱える課題でした。そこで、オフ