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冲方丁に関するmirunaのブックマーク (6)

  • 2012年10月19日金曜日 ☆本日のつぶやき ツイッター小説連載☆|ぶらりずむ黙契録

    日のつぶやき ツイッター小説連載☆ というわけで一晩あけてジャストアイディアの熱を冷まし、冷静に考えてみた。 間違いないのは、〆切荒野において連載モノほど完成しやすいということだ。 書き下ろしの完成度に比べ、連載の功罪はさまざまに語られるが、しかし実際、書き終わるしは出る。とにかく何かがどうにかなる。 初稿であろうが否応なく世間に露出させられ、停滞も進行もあらわとなる連載のプレッシャーは侮れない。それは恐るべき勢いで書き手のみならず関係者全員を、「書かねばならない」状況へと追い込む。そういう状況で書けなくなったときは、もう当に書けないときだ。 逆に言えば連載は、カラカラになった作家から最後の一滴まで搾り取る恐るべき手段なのだ。 一方で、少し書き、少し発表し、少し休む、という連載労働には、中毒的・殺人的な持続効果がある。まさに「万里の長城は少しずつ作ってみせた」という格言通りに。(当

  • 【年末進行】本日のお知らせ【地獄の蓋が開いた】 - ぶらりずむ黙契録

    【年末進行】日のお知らせ【地獄の蓋が開いた】 ・『天地明察』映画化決定! 朝日新聞の広告欄にて角川書店より映画化決定が解禁。 詳細なアナウンスにつきましては、角川書店や関係各社、ともに強烈な熱意をこめて準備中であります。どうぞ今しばらくお待ち下さいますようお願い申し上げます――と言いつつ、キャスト予想大会など早くも盛り上がっている関係者・書店様などとともに、作者も「元原作者」として、制作現場に対し粉骨砕身の協力を惜しみません。素晴らしい作品を御覧になっていただけるよう尽力する所存です。 ・『光國伝』連載開始! 今月号・来月号の野性時代誌上にて、ようやくの連載開始となります。 連載はいわば最初稿であり、出版時に行わねばならないであろう膨大な加筆修正を思うと気を失いそうです。正直なところ、ここまでハードルの高い題材であったかと茫然自失せぬだけで精一杯ですが、全力で蟷螂の斧を振りかざす覚悟でご

  • NT 10年7月号 冲方×富野 第1回 「リーンの翼」がもつ魔力 - シャア専用ブログ@アクシズ

    この10〜15年の日映画とアニメがつまらない理由 冲方 僕は、自分の作品に反映させられるくらい「リーンの翼」を読み解こうと思ったんですね。ですが、ひとつの発想がほかの発想と半ば合体し、絡み合っているので、うまくくみ出せなかったんです。たとえばリーンの翼という設定はいいな、自分でも使ってみようかなと思うじゃないですか。でも、いざそれを抜こうとしても、そこからオーラ力、バイストン・ウェルの世界、のちのちのオーラバトラーまでつながってついてきてしまう。から翼が生えるという神話的な発想に全部がくっついてきて、部分では使えないんですね。それはご自身が意識されていたのか、それとも書いたらこうなったのか、まずそれをお伺いしたいな、と。 富野 それは映画的な発想で物語を構築しているからなんですよ。大学でシナリオの勉強をしたときからたたき込まれたのが、表現されるべきものとテーマとの関連性で、それは密着し

    NT 10年7月号 冲方×富野 第1回 「リーンの翼」がもつ魔力 - シャア専用ブログ@アクシズ
  • 冲方丁『マリア様がみてる』論

    《複雑なのか単純なのか、人間関係って奥が深い》 『マリア様』のテーマは、上の一文に端的にあらわれている。 人の喜びや期待、寂しさや悲しみといった感情の多くは、人間関係から生じる。自分が何者であるかという自己意識も、他者との関係の中で浮き彫りにされて初めて現実的なものとなる。他者の批判によって自己意識が削がれる場合もあれば、 《自分勝手な想像をしていじけてみたりしたけれど、みんながみんな、祐巳に対して批判的な感情ばかり抱いてはいないらしい》 というように、他者の態度によっては否定的だった自意識も、肯定的なものへと転ずる。 そうした心の変化に明確な段落と道筋をもうけること――それが成長であり教育である。 『マリア様』における人間関係は「姉妹(スール)」という制度を中心に描かれる。修道女(シスター)に代わって学生自身に指導を任せるという制度で、「姉妹宣言」「姉妹の契り」とあるように、誰と姉妹にな

  • ※本日の一言とお知らせ※|2010年3月25日木曜日|ぶらりずむ黙契録

    とにかく、単純計算で、これまでに、冲方の四十倍の仕事量をしてのけてきた方です。普通はできません。ありえません。富野監督が二十代のとき、上にいたのが手塚治虫です。基準と経験値の絶対量が違いすぎます。それ以外にも、アニメ業界で原作小説という概念をもたらすなど、仕事そのものを創造したりと、監督が果たしてきたことがらの規模をあらためて実感。ただ圧倒されました。 文芸賞をいただいて浮かれていた気分を、かけらも残さず吹き飛ばして下さいました。 『リーンの翼』のゲラ原稿である。総重量、三キロ強。「三校」「念(四)校」の文字が恐ろしい。当に、いったいどれだけ手を抜かないんだ。ただ読むだけでも学ぶことが多すぎて、付箋シールが何束あっても足りません。 「二十人くらいの社員が何も言われず、背広とネクタイ着用で並び始めた」 野性時代担当。富野監督の到来の光景に唖然となって。 「緊張による眼圧でコンタクトが外れる

    ※本日の一言とお知らせ※|2010年3月25日木曜日|ぶらりずむ黙契録
    miruna
    miruna 2010/03/25
    買わないと…
  • 【レビュー・書評】天地明察 [著]冲方丁(うぶかた・とう) - 売れてる本 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    天地明察 [著]冲方丁(うぶかた・とう)[掲載]2010年1月31日[評者]斎藤環(精神科医)■キャラ全開 堂々時代小説 冲方丁といえば2003年に『マルドゥック・スクランブル』で第24回日SF大賞を受賞した新進気鋭だ。漫画原作やゲームライトノベルの書き方指南も手がけるメディアミックス展開も、SF者なら納得がいく。それだけにこの新作には完全に意表を突かれた。なんと時代物である。 これが実に堂々たる時代小説で、しかも圧倒的に面白い。474頁(ページ)にも及ぶ長編を、引きこまれるように一気に読んでしまった。 主人公の渋川春海は、江戸時代前期に実在した人物で、囲碁の名人にして算術に長(た)け、天文暦を専門としつつ神道にも通ずるという、大変な才人だ。それまで日で採用されていた「宣明暦」の不正確さを指摘し、その生涯を賭して初の国産暦である「大和暦」(のちの「貞享暦」)を作り上げた。 正確な暦を

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