LT駆動開発14の発表資料です。 https://github.com/LTDD/Sessions/wiki/LT%E9%A7%86%E5%8B%95%E9%96%8B%E7%99%BA14 解説 http://blog.eiel.info/blog/2015/05/02/want-staring-monad-only-ltdd-14/ ゼノブレイドクロスが欲しいです。
この記事は、Haskellを勉強してある程度分かったけど、Monadで挫折した人のための記事です。10分間で、Monadに対する納得感を得ることを目的としています。他の言語でいう「モナド」にも通用する内容ですが、Haskell の文法や用語を用いますので、他の言語の利用者に分かるかは不明です。 Haskellを勉強したのですから、 代数データ型 型クラス は分かっていることにします。Monad は、単なる型クラスの一つで、それ以上でもそれ以下でもありませんから、この二つが分かってないと話になりません。 また、言語内DSL(以下、DSLと略記)という考え方を知っていることも仮定します。Monad とは、DSLのフレームワークという直感を与えるのが、この記事の主眼ですからね。 さらに、構造化定理をいう単語を聞いてもビビらない人を想定しています。逐次、反復、分岐があれば、計算しうる計算はすべて記
Principles of Reactive Programming 最初週の講義で言ってたこと。 忘れそうなのでメモ。 モナドであるためにはモナド則を満たさねばならない。 モナド則は以下の3つ。 Associativity: (m flatMap f) flatMap g == m flatMap (x => f(x) flatMap g) Left unit: unit(x) flatMap f == f(x) Right unit: m flatMap unit == m ちなみにすごいHaskell本でモナド則は次のように書かれている。 結合法則: (m >>= f) >>= g と m >>= (\x -> f x >>= g) が等価 左恒等性: return x >>= f と f x が等価 右恒等性: m >>= return と m が等価 flatMap を >>=
このエントリはScalaアドベントカレンダーの3日目です。昨日は Kuchitama さんのScalaがつないでくれた縁-NetflixMeetup Kyoto 開催後記- でした。 前おき この記事は、タイトル通りFreeモナドとCoyonedaを扱うものの、あまりそれらの直接的な話やモナモナした話ではなく、そこに至るまでの実装のあれこれを『Scalaのプログラミングとして』手探りで追ってみよう、というものです。 その過程で、特に型引数(型変数)や高階型や、それらが継承時にどう扱えるかというあたりのScalaの基本にたっぷり触れます。 なので、Freeモナドに興味がない方でも 型引数で A とか F[_] とか出てくると、まだちょっとこわい Scalaでいざプログラミングすると型が合わずつまづく事が多い という方にも、役に立つ部分があると思うので参考にぜひ読んでみてもらいたいです。 もち
この記事はjQuery is a Monad | Important Shockという記事の勝手訳です。 追記1: bonotakeさんが補足記事を書いてくれています → JQueryがモナドかどうかとか - たけをの日記@天竺から帰ってきたよ 追記2: hirataraさんが補足記事を書いてくれています → jQueryは本当にモナドだった - 北海道苫小牧市出身のPGが書くブログ Haskellプログラマーは誰しもがモナドに関する各々のチュートリアルを書くと言われる。というのも、一度モナドの定義とその可能性を理解すれば、モナド全体を囲む神秘性に挑戦して打ち破るのが容易になるからだ。門外漢からすれば、モナドはHaskellを真に理解することを妨げる不可解な障壁だ。モナドはとても不適当な名前で呪われていて、一風変わった文法を持ち、一度に何もかもやってしまう様に見える。しかしながら、その動き
前提知識:モナド モナドを理解せずともモナド教を信ずることは出来ますが,理解していればより深く納得できるでしょう. 操作 :: 型 -> 型 は,"型"から"型"へ写す"操作"の存在を表します. モナドの文脈 m が必要とする2つの操作: return :: a -> m a で,値を保ちつつ文脈 m の中に入れ込むことが出来ます. (=<<) :: (a -> m b) -> (m a -> m b) で,「値を文脈に入った別の値へ写す操作」を「文脈に入った値を同じ文脈に入った別の値へ写す操作」に変換します. id :: a -> a は値をそのまま返す操作です. id を =<< で変換して得られる操作 join :: m (m a) -> m a で,二重に文脈に入った値を一重の文脈に入った値に戻すことが出来ます. 文脈の値から生の値を取り出す型 m a -> a を持つ操作は,一般
状態管理のモデル案: spawn/killモデルの実装を作ってみた。 worldsパッケージがそれだ(露骨な名前だが赦してほしい)。前の記事と違う点は、Worldがモナド変換子として実装されている点だけである。 worlds-exampleは画面内のキャラクターを方向キーで操作する例。メインのプログラムは以下のようになっている: import Include import Types import qualified Entity.Player as Player import Assets main = runGameDefault $ runWorldT $ do player <- spawn $ Player.new (V2 240 240) forever $ do whenM (lift $ keyPress KeyLeft) $ player .! Player.Move L
はじめに 関数型といえばモナド、モナドといえば難しいという事が巷で言われていますが、いきなりモナドを理解しようとするから難しく思えるだけで、圏論から順序を追って理解していけば全然難しく無いんだよって事を分かって貰えればいいなぁと思い書いて見ることにしました。 ただ、圏論といっても適用範囲がとっても広く、応用編になると分けわかんなくなってくるので、ここではプログラミング分野に特化したFP(functional programing)圏論*1について書きます。 また、説明を簡単にする為に細かい部分をいろいろ省略しています。学術的な定義としては正確ではないので、このエントリの説明は大体合ってる位の気持ちで読んでくださいね。 尚、ぼくは圏論の詳しい事はさっぱり分からないので、学問的な話を振られても回答できませんキリッ 圏ってなんなの? 圏論と言えば、圏です。 圏って何なのかというと、対象(obje
Haskell では IO を理解するのが難しい。さらにそれがモナドなので2重に???になる。最近この2つをわけて考えれるようになったので書いてみたい。(書いてみた結果、無駄文感するのでつらい) 想定する読者 Haskell を始めたばかりで基本的な文法などはわかるが IO???? となっている。 モナドはファンクターであることを知っている。 モナドを押しつぶす join という関数を知っている。 この文章はモナドに対する説明ではなく、Haskell の IO モナドに対する説明という感じです。 ちなみにこの文章での "Haskell" は "Haskell 1.3 以降の Haskell" のことです。 Haskell と IO Haskell は純粋関数型言語です。純粋関数型言語であるということは「外界を変える力」がないということです。 ということは純粋であるためには入力も受け取れない
ネットワークの計測と解析 インターネットの使われ方やネットワークの挙動を把握する事は、ネットワークを運用し、その技術開発を行う ために欠かせません。しかし、観測で得られるデータ量は膨大ですがノイズが多く、また、観測できるのは極めて限られた部分でしかありません。そこで、膨大なデータから意味のある情報を抽出したり、部分的な観測からより一般的な傾向を推測する事が必要となります。... インターネット基盤技術 速くて、安全で、信頼性が高く、使いやすく、など、インターネットサービスへの要求はますます高まっています。これらの要求に応えるために、インターネットの 基盤技術も日々進歩しています。いまやインターネットはつながるだけのサービスではなく、高度で複雑な機能を備えた社会基盤となりました。IIJ技術研究所は、インターネットの基盤として実現が期待される機能を提供するために、さまざまな技術課題に取り組んで
Java8にはOptionalクラスが導入されたのですが、5月にエントリを書いた時点ではモナドではありませんでした。 Java8でのプログラムの構造を変えるOptional、ただしモナドではない それが、5月末にどうもソースにモナドに必要なメソッドが追加されたらしいということになって、いつ使えるようになるか待っていたら、いつの間にか使えるようになっていました。 Optional (Java Platform SE 8 b101) こちらからダウンロードできます。 JDK8 Early Access Releases ― Project Kenai 他にもいくつか便利メソッドが追加されたおかげで、このようなコードが書けるようになりました。 String str = "abcd"; Optional.ofNullable(str) .map(st -> st.toUpperCase()) .f
2012-08-21 John Wiegley さんの “Monads in Pictures” を翻訳しました。翻訳の公開は本人より許諾済みです。翻訳の間違い等があれば遠慮なくご指摘ください。 2012年8月20日 John Wiegley 著 2012年8月21日 e.e d3si9n 訳 これはモナドのチュートリアルではないし、ここには数学用語も出てこない。本稿は、既にモナドを一応使えるぐらいには習った人を対象とする。視覚化することで、何のために何をやっているかが明らかになるはずだ。 関数 モナドに対する直感を得る一つの方法として関数からモナドへの抽象化をたどるというものがある。関数が何をやっているのかを簡単な絵で表してみよう。Haskell の関数の呼び出しの構文を上に、同じ演算を視覚化したものを下に置いた: 関数はある値 a を投射 (map) して別の値 b を得る。中で何が起
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