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インフレによるダメージが最も大きい年代は年金生活者だが、消費を最も活発化させているのも年金生活者だった--。三井住友信託銀行が世代や年収ごとの消費傾向を踏まえ、インフレダメージの大小と消費支出の変化を分析したところ、意外な結果が出た。同行は「悲壮感漂う年金生活というわけではなさそう」とみている。 インフレ発生前の2020年と足元の23年(1~10月)を比べると、消費者物価指数(CPI)は5・3%上昇した。しかし、これはいわば「平均値」。物価の上昇は品目によってバラツキがあり、単身か2人以上かといった世帯の形態や世代、年収によっても、家計が受ける実際のインフレダメージは異なる。 そこで、世代別の消費傾向を加味して仮想的にCPIの上昇率を算出したところ、20代以下の4・5%増に続いて、30代は5・3%増▽40代5・2%増▽50代5・3%増▽60代以上6・2%増▽年金生活者は6・9%増――となり
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物価高の家計負担が一段と深刻です。みなさん、エンゲル係数って覚えていますか。出費のうち「食費」の割合を示すエンゲル係数。ここ43年で最高なんです。小学4年生の子どもを育てるシングルマザーの室井さん。1年…
「コーラ買おうと思ったら180円になってる」「180円はえぐいって」。ツイッター上でこんな投稿が目についた。飲料大手各社が10月、茶飲料や炭酸飲料などを値上げし、自動販売機商品の価格が高くなったことへの反応だ。「観光地かと思うくらい高い」というツッコミや「もう買わないですね…」とこぼすツイートも。実際、記者の生活圏内の自販機でも値上げが相次いでいる。長野市内で自販機の飲み物を買った50人に、値上げを知っているか、生活に影響があるかを聞き取った。 ■値上げを知らない人の割合は 「えっ、ホント?」。県庁で出会ったスーツ姿の男性は値上がりを「スマホの電子決済で払っているから気付かなかった」。買った飲み物の価格を確認して驚いていた。散歩で城山公園を訪れた高齢の男性は「昔は100円を入れて飲み物を買ってもお釣りが出る時代だったのに…」と残念がるように話していた。 値上げ幅は1本10~20円。メーカー
180度逆だ。ついに「日本がひとり勝ちするとき」がやってきたのだ。 当然だ。説明しよう。 世界は何をいま騒いでいるか。インフレである。インフレが大変なことになり、慌てふためいて、欧米を中心に世界中の中央銀行が政策金利を急激に引き上げている。 その結果、株価が暴落している。世中の中央銀行の量的緩和で膨らんだ株式バブルが崩壊している。実体経済は、この金利引き上げで急速に冷え込んでいる。一方、インフレは収まる気配がないから、いちばん嫌なスタグフレーション(経済が停滞する中での物価高)が確実になっている。世界経済は、「長期停滞」局面に入りつつあるのである。 一方、日本はどうか。世間が「ひとり負け」と騒ぐぐらいだから、日本だけが世界と正反対の状況になっている。 まず、世界で唯一と断言できるほど、インフレが起きていない。企業物価は大幅に上昇しているが、それが消費者物価に反映されるまで非常に時間がかかっ
「うまい棒」が値上げをすることが分かった。 J-CASTニュースの取材に、販売元のやおきん(東京都墨田区)から通知を受けた複数の卸売業者が認めた。 現在の希望小売価格は税別10円。2022年4月1日出荷分から税別12円になる。 「商品の継続・安定供給を図る為」 値上げの情報は、あるツイッターユーザーが22年1月13日、価格変更を告知する文書の写真を投稿したことでネット上で拡散された。投稿者によれば、文書は卸問屋に掲示されていたものだという。 J-CASTニュースが取材を進めたところ、「うまい棒」を取り扱う卸売業のうち4社が、やおきんから値上げの通知を受けたと明かした。FAXやメールなどで知らされたという。 J-CASTニュースは、やおきんが卸売業者に送った値上げの通知文も入手した。21年12月13日付で、角谷昌彦代表の名義。値上げの経緯を以下のように伝えている。 「現在主原料のコーンや植物
1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。主な著書に『情報の経済理論』『1940年体制―さらば戦時経済』『財政危機の構造』『バブルの経済学』『「超」整理法』『金融緩和で日本は破綻する』『虚構のアベノミクス』『期待バブル崩壊』『仮想通貨革命』『ブロックチェーン革命』など。近著に『中国が世界を攪乱する』『経験なき経済危機』『書くことについて』『リープフロッグ 逆転勝ちの経済学』『「超」英語独学法』などがある。野口悠紀雄ホームページ ------------最新経済データがすぐわかる!-------
ステーキチェーンの『いきなり!ステーキ』が12月1日、値上げを敢行した。メニューによって値上げ幅は異なるが、特に大きく値上げされたのが看板メニューの「ワイルドステーキ」で、450gは1925円から2420円と実に500円近くの大幅値上げ。また、店頭では事前に値上げを告知していたものの、ペッパーフードサービスが公式サイトで発表したのは値上げ当日だったこともあり、事実上の“いきなり値上げ”も話題になっている。 同チェーンを運営するペッパーフードサービスによると、今回の値上げは〈主要食材である牛肉の仕入価格が過去に例を見ない水準で高騰〉していることが大きな要因で、値上げは2020年12月以来1年ぶり。ちなみに2020年のメニューリニューアルでは、「チキンステーキ」を導入したほか、それまで200gからだった「ワイルドステーキ」「ワイルドハンバーグ」に150gを追加するなど、値段の見直しだけでなくメ
米アップルのスマートフォン「iPhone」の発売日にはアップルストア前に長蛇の列ができるのが、日本でも恒例だ。だが、今年9月24日のiPhone 13発売日は、新型コロナウイルス対策のため来店が予約制となったことで、行列はほとんど見られなかった。 しかし、行列が鳴りを潜めた理由はコロナ禍だけではない。調査会社のBCN(東京・千代田)が家電量販店などの販売データを基に集計した販売台数ランキングによると、10月に入り最新のiPhone 13シリーズ(最安のiPhone 13 miniで8万6800円から)の販売数減速が目立つ。 代わりに台頭するのが廉価版のiPhone SE(第2世代、4万9800円から)だ。iPhone全体に占める販売割合は約4割だという。
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