年齢も生き方も何もかも違う。でも…ただ、一緒にいたい――。「不揃いな2人(たち)」が織りなす物語。SNSで大人気百合漫画の長編エピソードが連載開始!
※Twitterでの指摘を受けて、本稿の文末に追記を加えました。 博徒の子分は理非を辨へずに、ひたすらに親方の指揮に服從する。 (柳田國男「親方子方」『定本 柳田國男集 第十五巻』筑摩書房、1963年、390頁) 2022年12月に放送が終了したTVアニメ『アキバ冥途戦争』は、加藤智大による無差別殺傷事件(2008年6月8日)を生むような秋葉原の都市構造の変容を前提とした、マッチポンプ的な作品だった。 本作は「萌えと暴力について」というキャッチコピーを引っ提げて、秋葉原でメイドとして働く女たちがヤクザ映画さながらの殺し合いを演じる様子を余すところなく描き出す。1999年の秋葉原を舞台に繰り広げられるのは、メイドカフェグループ間の血で血を洗う抗争とメイドカフェグループ内部の内紛だ。本作において、秋葉原はメイドカフェグループの双璧をなすケダモノランドグループとメイドリアングループによって牛耳ら
現在88話まで無料公開中のミリタリー作品の金字塔「軍靴のバルツァー」 https://pocket.shonenmagazine.com/episode/3270375685381843094 この漫画、名有りキャラに美形が多いなあとは思っていたけど… 意外に思ったのが、女性さんが好みそうな恋愛描写(異性・同性問わず)がとことん少なく、 逆に女性があまり好まない戦争描写(ロジカルな戦術やグロイ死に様)に滅茶苦茶力が入っていて、 正直な所、女性作家さんにこんな戦記物が描けるのか!?と驚いてしまった。 戦闘描写に力が入っている架空戦記物の漫画、という時点で多分…男性作家さんだろうなと思っていただけに本当おったまげた。 その時代に使用されていた銃器の性能差とか、架空戦記・歴史ロマンスが好きな女性が気にする要素としては下から数えた方が早いだろうに、この作品では割と早い段階でそこに触れていた。 それ
はじめに【凡例】 『ファースト』=『機動戦士ガンダム』 『Z』=『機動戦士Zガンダム』 『ZZ』=『機動戦士ガンダムZZ』 『逆シャア』=『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988年)は、『機動戦士ガンダム』(1979~1980年)・『機動戦士Zゼータガンダム』(1985~1986年)・『機動戦士ガンダムZZダブルゼータ』(1986~1987年)の3作に続いて劇場公開され、アムロとシャアの物語としてのガンダム・サーガに一区切りをつけた伝説的なアニメ映画だ。しかし、私が虚心坦懐に見たかぎり、『逆シャア』は作中のクェスよろしく、「私、みんな知っていたな」という調子で既視感に溢れた作品だった。何となれば、『逆シャア』は『Z』(及びその続編である『ZZ』)と同じ主題を反復しており、新味に欠けたからだ(詳しくは後述する)。もちろん、モビルスーツ及び戦闘シーンの割
『五等分の花嫁』114話「最後の祭りが風太郎の場合②」。 この作品は全14巻で完結します。 あと9話でお終いということです。 おそらく、14巻ってのは春場ねぎ先生が尊敬してる赤松健先生の『ラブひな』が全14巻だったことへのリスペクトというか関係してるのかなと思ったり思わなかったり。 <関連記事>
これは普遍的な真理なんですが、全人類は3つのカテゴリーに分類できます。ガンダムを見たことがある人類、ガンダムを見たことがない人類、ガンダムを見たことがないがガンダムゲーをやったことはある人類です。あなたはどの人類でしょう? ライター:しんざき SE、ケーナ奏者、キャベツ太郎ソムリエ、三児の父。ダライアス外伝をこよなく愛する横シューターであり、今でも度々鯨ルートに挑んではシャコのばらまき弾にブチ切れている。好きなイーアルカンフーの敵キャラはタオ。 Twitter:@shinzaki 今さらいちいち言うまでもなく、「機動戦士ガンダム」はロボット系コンテンツの国民的な金字塔であって、世界には数知れない「ガンダム」ファンがいます。タイトル自体非常に歴史が深いため、シリーズのどれがガンダムであってどれはガンダムではないとか、これはガンダムとは認められないとか、ガンダムを見るならこの作品は押さえておか
長かった「バルト海戦役」編完結。 初期はヴァイキングの魅力を描いて圧倒的暴力と歴史の1ページにいる感じが最高で、ドレイ編以降はトルフィンが改心しよい子ちゃんになり、人によっては琴線に触れなくなったかもしれません「バルト海戦役」編はめちゃんこ面白かったんじゃないでしょうか。 戦が超最高! 154話 やっぱり『ヴィンランド・サガ』の戦描写は最高すぎる。圧倒的迫力で描かれる戦闘シーンの数々は感嘆するのみです。初期から登場してたトルケルやフローキなど馴染みキャラが中心になっているのも思い入れあって熱い。 また「バルト海戦役」で色んな因縁や遺恨が解決したのが爽快感満載でした。カタルシスという点では作中で一番あったかもしれません。「トルケル軍&元ヴァグン軍」VS「ヨーム騎士団」、トルフィンVSガルム、父の仇のフローキとの決着、終戦後の締め。 何度も「うおおおお!」と拳を握りしめながら叫んでしまいました
宮崎駿の新作『風立ちぬ』を観てきた。 宮崎駿は「どういう映画」を作ろうとしたのだろう。 もちろん、フィルムメーカーに向かって、「どういう映画を作りたいのですか?」とか「この映画を通じて何を伝えたいのですか?」というような質問をするのは意味のないことである(「言葉ですらすら言えるくらいなら映画なんか手間暇かけて作りませんよ」という答えが返ってくるに決まっている)。 でも、映画の感想を述べる立場からすると、このような問いを自問自答してみるというのは、決して無意味なことではない。 映画というのは、それについて語られた無数の言葉を「込み」で成り立っているものだからだ。 お門違いなものであれ、正鵠を射たものであれ、「それについて語る言葉」が多ければ多いほど、多様であればあるほど、賛否いずれにせよ解釈や評価が一つにまとまらないものであるほど、作品としては出来がよい。 私はそう判断することにしている。
ブラック・スワン降臨―9・11‐3・11インテリジェンス十年戦争 作者: 手嶋龍一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (8件) を見る『ブラック・スワン降臨 9.11-3.11 インテリジェンス十年戦争』、サブタイトルをみれば、本書が米国同時多発テロと東日本大震災という二羽のブラックスワンを描いた物語であることに気付かない人はいないだろう。語り手は、元NHKワシントン支局長手嶋龍一。『インテリジェンス 武器なき戦争』で佐藤優と共にインテリジェンスなの世界の奥の深さを世に紹介し、『ウルトラ・ダラー』では小説という形式をとったドキュメンタリーでインテリジェンスの世界を描き、作家という肩書きに恥じない筆致を見せた。本書は上述した二羽のブラックスワンという題材が、筆者のインテリジェンスに対する高い知見と華麗な筆致で
The Costs Of Conflict: The Impact On China Of A Future Warposted with amazlet at 10.12.19 Univ Pr of the Pacific 売り上げランキング: 1190170 Amazon.co.jp で詳細を見る 本書、「紛争の代価(THE COSTS OF CONFLICT)」は、台湾有事について主にコストの側面から分析した論文集です。戦争のコスト、つまり貿易の一時途絶や、国際社会からの孤立といった代価を払ってでも、中国は台湾侵攻に踏み切るのでしょうか? それとも、経済的な相互依存が著しく進んだ今日、台湾有事が起こりうるなど時代遅れの幻想に過ぎないのでしょうか。 本書の結論は明快です。 中国は台湾に武力を行使しないだろうと広く信じられている。……その見方の一つは「中国は経済的に失うものが多すぎて、台
戦争の心理学という本の抜き書き。 本書の目的は「裁くことでも非難することでもなく、ただ理解すること」。 「パンツを汚す」兵士は珍しくない 警察官や消防士として負傷者の救出に当たっている人は、負傷者の大小便失禁が珍しくないことを知っている 戦闘中の人間にも、大小便失禁は珍しくない。みんな面子にこだわるので、そうしたことは公然と認められず、失禁した兵士は、 自分がどこかおかしいのではないかと思ってしまう 激しい戦闘を体験した兵士のおよそ半分が尿を漏らしたと認め、四分の一近くが大便を漏らしたと認めている にもかかわらず、「パンツを汚した」兵士が出てくる戦争映画は、かつて作られたためしがない。典型的な兵士の姿は、だから嘘に基づいている スターリングラードの戦いから生還したロシアの兵士は、当時の平均年齢70歳に対して、皆40歳前後で死亡したのだという 「気のゆるみ」は正常な反応 ナポレオンは「もっと
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