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ブックマーク / science.srad.jp (16)

  • 中国に多数存在するとされる「ゴースト都市」、定量的に確認される | スラド サイエンス

    中国・BaiduのBig Data Labが、中国内で「ゴースト都市」の存在を定量的に確認したという調査結果を発表した(The Stack、論文、Slashdot)。 「ゴースト都市」というのは、ショッピングモールやスポーツ施設、住宅などの設備は用意されているにもかかわらず、人間はほとんど住んでいないという都市だそうだ。Baiduがモバイルデバイス利用者から収集した情報を地図データにマッピングして調査を行ったところ、多くの建築物が存在するにもかかわらずそのエリアでの人間のアクティビティが極端に低い、というエリアの存在を確認できたという。その数は50にも上るそうだが、「そのエリアの不動産価格への影響」を考慮してそのうち20都市だけが公開されている。

  • ウォズ、人工知能への懸念を語る | スラド サイエンス

    先日、SpaceXのCEOであるイーロン・マスク氏が人工知能が人間にとって有害な存在になることを恐れているという話があったが、Apple共同創設者の1人、スティーブ・ウォズニアク氏も人工知能に対する懸念を述べている(Slashdot)。 氏はコンピュータが人間を超えることについて「恐ろしいことで、人間にとっては悪いことだ」とし、「我々は神になるのか、それともペットになるのか、それとも踏みつぶされるアリになるのかは分からない」と懸念を語っている(BRW)。

  • 楽観的な未来を示すSF作品を作る動き | スラド サイエンス

    以前にSF作家のニール・スティーヴンスンが、人類が発明したものが事故を起こしたり、敵対的な宇宙人が攻撃してくるというような、いわゆるディストピア的な内容のSF作品が増えたとし、SFは人々を奮い立たせる方法を忘れ、悲観的な内容になっていると憂慮するコメントを出した(過去記事)。そして今、科学者や技術者、そしてニール・スティーヴンスン人を含むSF作家たちがそれを変えようと動き出しているという(BBC、Slashdot)。 アリゾナ州立大学が構築したProject Hieroglyphは、SFが人類に対してより楽観的かつ正確なアイデアハブになることを目指している。例えば、スティーヴンスンは物語を書くために、20kmの巨大なタワーが建造可能かを知りたがっていた。これに対し構造安定性とコンピュータ力学の専門家は建設するのに必要な課題や対応手段について回答しているという。他の著者も同様にさまざまな質

    raimon49
    raimon49 2014/09/19
  • 薬物で時間の感覚を狂わせることで「懲役1000年」が実現できる可能性 | スラド サイエンス

    哲学者であるRebecca Roache博士率いるチームは、「未来の技術」によって変化する懲罰の形態を探っているという。その一つに、「薬物を使い懲役に服する期間を伸ばす」というものがあるそうだ(The Telegraph、slashdot)。 これは既に存在しているという「時間の感覚を歪める薬物」を使い、服役者の時間の感覚を遅くする、もしくは脳の働くスピードを速めることで、長い年月分の心の働きを短期間に収めるというもの。これを利用することで、「1000年の時間の単位に値する懲役」を実現できるという。 しかし、死ぬまで閉じ込めておくことと、脳を操作して長期間の懲役を実現した後に自由にすることのどちらが道理的なのだろうか。このような問いかけは単に「未来的」な懲罰を探るのではなく、未来の目から現在を見ることで懲罰の道理を再考することが目的であるとのことだ。

    raimon49
    raimon49 2014/03/24
    体感1,000年か
  • 睡眠時、脳では代謝老廃物を洗い流している | スラド サイエンス

    人間が人生の3分の1を睡眠に費やさねばならない理由について、これまでも科学者の間で様々な議論がなされてきているが、Rochester大学の研究チームが睡眠の新たな働きを解明することに成功した。これによれば、人は寝ている間に「脳の代謝老廃物を洗い流している」とのこと(Science、家/.記事)。 マウスを使って、脳脊髄液の量を調節する神経膠細胞の働きを調べた。脳脊髄液 はマウスが寝ている時には60%も増えたが、しっぽを触るなどして起こすと脳を流れる脊髄液の量が減ったとのこと。また、アルツハイマーの原因と考えられているベータアミロイドを脳に注入したところ、睡眠時には覚醒時の2倍の速さで脳脊髄液によって毒性をもつ老廃物が除去されたのだそうだ。 脳から代謝老廃物を取り除くのには膨大なエネルギーを要するため、神経細胞が活発に活動している最中は除去を行うことはできないのだろうとのこと。

  • 壁の遮音効果を小さな穴で台無しにする方法 | スラド サイエンス

    来、壁は音を遮断するはずなのだが、壁にごく小さな穴を空け、その穴をプラスチックのラップで作った膜で覆うだけで、音を筒抜けにすることができることが発見された。北海道大学のOliver Wright氏が韓国の大学の研究者らと共同で研究を行い、Physical Review Lettersにレポートを発表している(家/.、Inside Science記事)。 同レポートによれば、ドリルで壁面に小さな穴をあけて片側をプラスチックラップで作った膜で覆ったところ、まるで壁が存在しないがごとく音を伝達することができたとのこと。一方で、壁に穴を空けただけで剥き出しにしておいた場合、音の大部分は壁に遮断されてしまう。伝達された音のボリュームは、穴の大きさに応じて、元音源の75%から100%近くにも及んだそうだ。

    raimon49
    raimon49 2013/06/26
    面白いな
  • 遺伝子操作で絶滅種を復活させられるとしたら、やるべき? | スラド サイエンス

    Atlantic記事が、もし現代遺伝学の力で絶滅種を復活させることができるとしたらやるべきだろうか、と問いかけている(家/.、The Atlantic記事)。 地球上では30億年以上に渡って、500億種を超えるかもしれない、あらゆる種の絶滅が繰り返されてきた。地球に誕生した種のうち90%以上が絶滅しているとする専門家もいる。気候の変動など自然環境の変化に生物種の絶滅はつきもので、適応しきれずに絶滅する種がいる一方で、新しい環境に適応する新種が誕生してきた。しかし、種を絶滅に追い込むまで生息地を奪ったり狩猟を行うなどする人間が、いまや生物種絶滅の元凶となっている。 現在のところ、種が絶滅してしまえばそれっきりとなっていまう。だがもし、遺伝子操作で絶滅種を復活させることができるのであればやるべきなのだろうか。絶滅種を復活させるということは、人間の起こしてきた害を帳消しにできる一方で、今日の生

  • ポルノを見ると脳の一部機能が著しく低下する | スラド サイエンス

    ポルノを見ている最中は脳機能の一部が著しく低下するそうだ。アダルトサイト閲覧で詐欺に引っかかる人が多いのはこのためか……と一瞬納得しかけたが、話はやや違う模様 (Mail Online の記事、GIZMODO の記事より) 。 オランダのフローニンゲン大学医療センターのチームが「12 人の健康な女性を対象」に「脳の一次視覚野」の動きをスキャンして調査したところ、ポルノを見ている際はこの部分に行き渡る血液の量が少なくなることが分かったという。 一次視覚野は「最も単純で最も初期に活動する視覚野で、静止、または運動する対象に関する情報の処理に特化し、また、パターン認識に力を発揮する」とのことで、これにより視覚的処理能力が低下するらしい。これは「脳の必要な部位にエネルギーを注ぎ、不要な部位へ送るエネルギーを減らす」働きによるものだそうだ。

  • 連続殺人犯の殺人間隔における数学 | スラド サイエンス

    ストーリー by reo 2012年01月20日 10時30分 強いられているんだ!(べき乗に) 部門より 1978 年頃から 1992 年までの間に 52 人もの女性や子供を殺害した連続殺人犯アンドレイ・チカチーロの殺人サイクルを数学的に導き出した研究者らがいるそうだ (Forbes の記事、家 /. 記事より) 。 彼の殺人サイクルは途中に全く殺人を犯さない期間が存在したり、短期間に複数人を殺害する時期があったりと不規則であるとされていた。しかし米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の Mikhail Simkin および Vwani Roychowdhury の二人はチカチーロが殺人を犯す間隔には、べき指数 1.4 という法則性があることを突き止めたとのこと。 彼らの仮説は「連続殺人犯は、てんかん発作のように脳内の多数のニューロンが同時に興奮することによる精神病的作用によって殺人に駆り

  • なぜ年を取ると時間は早く過ぎるのか | スラド サイエンス

    家/.記事に、「なぜ年を取ると時間は早く過ぎるように感じるのか」という記事が出ている。元ネタはwbur.orgの「Why Does Time Fly By As You Get Older?」。 「年を取ると時間が早く過ぎる」と感じる人は多いようで、タレコミ子もその1人である。これは文化や時代、国・地域に関係なく世界共通の現象らしく、心理学の研究テーマにもなっている。研究者らによってこの理由はいくつか説明されているのだが、その1つに「初めての経験はより強烈に記憶に残る」というのがあるらしい。「初めての経験」は脳内により多くの情報を残すため、「それは長い時間だった」と思ってしまうとのこと。 そのほか、神経を伝わる信号の「クロック」が年を取るにつれて遅くなるため、年を取るにつれて時間が実際よりも短く感じられるようになる、というのもあるそうだ。

    raimon49
    raimon49 2010/02/04
    >「初めての経験」は脳内により多くの情報を残すため、「それは長い時間だった」と思ってしまうとのこと。
  • 遺伝子操作で家畜の苦痛を軽減 ? | スラド サイエンス

    哲学者である Adam Shriver 氏は家畜の苦痛を軽減するために遺伝子操作を行うことを提唱しているそうだ (家 /. 記事、[doi:10.1007/s12152-009-9048-6])。 工場式畜産農業を無くすことが出来ないのであれば、せめてそれが生み出す苦痛を軽減するべく行動するべきであると Shriver 氏は主張している。 ある遺伝子を欠如しているマウスは痛みを全く感じなくなるが、これではマウスが自分自身を危険にさらしてしまう恐れがあり問題である。人間でも遺伝的変異により痛みを全く感じない子供たちがパキスタンにて 6 人確認されているが、全員の身体で傷や内出血などが確認されており、一人は屋根から飛び降りたことが原因で死亡したとのこと。しかしワシントン大学の Zhou-Feng Chen 博士の研究で、P311 という遺伝子を分離すると痛みが起こす感情的な不快だけを取り除く

    raimon49
    raimon49 2009/09/09
    屠殺業者の苦痛を軽減、という話かな。
  • 視力を失った男性に「人工眼球」を移植、光を感じられるように | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2009年03月06日 16時10分 思っていたより科学技術の進歩は速い、 部門より BBCによると、数ヶ月前にロンドンで「bionic eye(人工眼球)」の移植手術が行われていたそうだ。手術を受けたのは30年前に視力を失った73歳の男性、Ronさん。 Ronさんに移植された人工眼球は「Argus II」と呼ばれるもので、カメラや画像処理プロセッサがマウントされたサングラスと、網膜にインプラントした電極、そしてカメラから得た情報を電極に送信するレシーバーから構成されている(動作原理を解説するBBCの動画)。カメラで撮影した情報を元に網膜を刺激することで、視覚を再現するという仕組みだ。 現在はまだ光の存在を感知できる程度で視覚を取り戻すまでには至っていないものの、移植を受けたRonさんは白と黒と灰色を見分ける、といったことができるようになったそうだ。また、Ro

    raimon49
    raimon49 2009/03/06
    すげえええ
  • 内分泌かく乱物質で男性の女性化が進行中? | スラド サイエンス

    内分泌かく乱物質は生体にホルモン的な作用を及ぼし、多くの場合雄を雌化させ生態系を乱すと耳にしたことのある/.Jerも多いかと思う。これらの物質が人間の男性も脅かしているという記事がThe Independentに掲載されている(家記事)。 内分泌かく乱物質の汚染が激しいカナダ、ロシア及びイタリアの地域を調査したところ、男の子の2倍の数の女の子が生まれていたという。また、通常女の子100人あたり男の子は106人ほど生まれるのだが、世界的な傾向として最近は男性の割合が減ってきており、これも内分泌かく乱物質によると影響みられている。 Rotterdam's Erasmus大学で行われた研究では、PCBにさらされた母体から生まれた男の子は、男の子の典型的な玩具より人形やおままごとセットなどを好んだとのこと。他にも、内分泌霍乱物質にさらされた母親から生まれた男の子は、性器の大きさが小さく、また女性

    raimon49
    raimon49 2008/12/10
    >内分泌かく乱物質の汚染が激しいカナダ、ロシア及びイタリアの地域を調査したところ、男の子の2倍の数の女の子が生まれていたという。
  • 愛を司る脳の部位が特定される | スラド サイエンス

    米国ラトガース大学の人類学者 Helen Fisher 氏が、脳機能マッピングを使って、恋愛を司る脳の部位を特定しました (Science News Blogの記事) 。現在熱愛中のボランティア (17 人の米国人と 17 人の中国人) を対象に、恋人の写真と知らない人の写真を見たときの脳活動の違いを半年間に渡って観察したところ、恋人の写真を見たときは中脳の腹側被蓋野にある特定領域が活性化することがわかったそうです。米国人と中国人で活性化する部位に違いは見られなかったとのこと。また、自分の伴侶を現在も愛しているという結婚 20 年以上の男女 17 人 (40 ~ 65歳) を同様の手法で観察したところ、同じ部位が活発化したものの、こちらの場合は脳幹のセロトニンやバソプレシンを多く含む部位も活性化したそうです。 恋愛を脳機能で説明されると味気なくなってしまいますが、恋人たちの間で以下のような

  • 人のES細胞から大脳組織を作製―自発的な神経活動も | スラド サイエンス

    理化学研究所が、ヒトES細胞から層構造を持った大脳皮質組織の産生に成功したそうです。ES細胞から大脳皮質組織を作ることができ、しかも実験ではマウスからマウスの大脳皮質組織を作るだけでなく、ヒトのES細胞からヒトの大脳皮質組織を作ることもできたそうです。 が、ここで重要だと思ったのは「神経活動を再現することに成功した」という点。読売新聞によれば"大脳皮質特有の電気信号を出すなど、神経活動も自発的に行うようになった。"ともう少し具体的に書かれています。 個人的に、SFで時々見かける「完璧に組み立てられているのに意識が点火せず、眠り続けるクローン脳」とか、「培養された生体脳に電子頭脳の補助脳がついており、人格を持って活動しているのは電子頭脳のAIであって、生体脳は演算と記憶に使われているだけ」というシチュエーションが大好きなのですが、意識というのは案外逞しく生まれてくるものなんでしょうか。 今回

    raimon49
    raimon49 2008/11/10
    各人の考察が面白い。
  • モノクロTV世代は白黒の夢を見るか? | スラド サイエンス

    英ダンディー大学の心理学の院生が、子供の頃に見ていたTVの色が睡眠時の夢の色に影響を及ぼすという研究を発表した(Telegraph、家記事)。 1915年から1950年代にかけて行われた研究では大部分の人がモノクロの夢を見るとされていたが、1960年代から形勢が変わりはじめ、より最近の研究では83%の人が何らかの色のある夢を見ているそうだ。メディアが夢の色に与える影響については以前から議論されていたが、各研究の条件の違いなどから決定的な結論を出すには至らなかった。 今回の研究では過去の研究も考慮に入れた上、55歳以上の30人と25歳以下の30人を対象に子供の頃に見ていたテレビ映画や、睡眠時に見る夢の色などに関するアンケート調査を行い、夢日記を書いてもらった。その結果、25歳以下ではモノクロの夢を見る人は4.4%と非常に少なく、また55歳以上の層でも子供時代にカラーテレビを見ていた人では

    raimon49
    raimon49 2008/10/21
    カラーの夢が増えているって話は、どこかで読んだ。本当にこの研究のとおりに相関が在ったら面白いね。
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