ソニーのスマートフォンが好調だ。MM総研が11月11日に発表した調査によると、2021年度上期における国内スマートフォンの出荷台数シェアでソニーがAppleに次ぐ2位に躍り出た。ソニーのスマホシェアは10.7%で出荷台数は157.1万台となり、前年同期比で51.8%もの増加となった。Androidスマートフォンに限っていえばシェア1位となる。 2020年のスマートフォン出荷台数シェアでは、ソニー(旧ソニーモバイルコミュニケーションズ)はシャープ、サムスン電子に次ぐ4位の7.6%だった。2021年度上期のスマホシェア3位はシャープの10.4%、4位はサムスン電子の10.1%となり、3社が10%台で激しいシェア争いを繰り広げている。シャープやサムスン電子はミッドレンジモデルを中心に販売台数を伸ばしており、決して苦戦しているわけではないことを考えると、ソニーの2位は大躍進といえる。 赤字だったス
やや旧聞となってしまったが、ソニーの2019年度スマートフォン販売台数が前年度から半減していたそうだ(2019年度第4四半期連結業績補足資料: PDF、Digitimes)。 5月13日にソニーが発表した2019年度第4四半期連結業績補足資料によれば、2019年度のスマートフォン販売台数は320万台。2018年度の650万台から半分以下に減少している。四半期単位でみると2018年度はすべての四半期で100万台を超えていたが、2019年度で100万台を超えたのは第3四半期(130万台)のみ。2018年度も2017年度から半減しており、2年連続の半減となる。 第4四半期(2020年第1四半期)はCOVID-19も影響したとみられるが、前年同四半期比70万台減の40万台(-64%)となっている。Digitimesによれば、過去10年間で最低だという。ただし、PlayStation 4やテレビ、デ
米商務省が15日にHuaweiを“ブラックリスト”に載せたことを受け、GoogleがHuaweiに対するAndroidおよびGoogleサービスの技術サポートの提供や協力の中止を検討しているとReutersが報じた。 米Googleが、中国Huaweiとの取引停止を検討していると、米Reutersが5月19日(現地時間)、この件に詳しい情報筋の話として報じた。情報筋によると、Googleは今後、Huaweiに対するAndroidおよびGoogleサービスの技術サポートの提供や協力を中止するという。 続報:Google、Huawei端末へのサービス提供を一部停止 既存端末には影響なし Huaweiについては米商務省が15日、Huaweiとその関連企業に対して米企業が製品およびサービスの提供を規制すると発表している。 取引停止の詳細はまだGoogle社内で検討中だが、Huaweiが中国以外で販
(株)ダイエーと中国との合弁商社勤務を経て、96年、『中国てなもんや商社』(文藝春秋)でデビュー。同作は松竹にて映画化された。2001年から北京大学経済学部留学を経て、そのまま執筆の拠点を中国に移し、現在北京在住18年目になる。一筋縄ではいかない中国ビジネスの実務経験と、堪能な中国語、長い現地滞在、中国との30年になるかかわりからの、未来予測の正確な著書が好評。近刊に『本当は中国で勝っている日本企業 』(集英社)、その他、『日本人の値段 中国に買われたエリート技術者たち』(小学館)、『中国人の裏ルール』(中経の文庫)など著書多数。会社員時代はダイエーの中内功社長から社長賞を受賞。ツイッターアカウント:@tanizakihikari 谷崎光の中国ウラ・オモテ 中国経済の発展は想像以上に目覚ましい。特にこの5年がすさまじく、一般の日本人が中国に対して考えていること、想像していることは“遠い過去
米Intelは4月29日(現地時間)、PC市場での厳しい情勢を受け、大幅な構造改革を含む新戦略を発表した。中でも、スマートフォンやタブレット向けSoC(System on Chip)の製品投入予定をキャンセルしたことは話題になっている。同社のこの戦略変更はWindowsの世界にどのような影響を与えるのだろうか。 Microsoftの10.8型Windowsタブレット「Surface 3」。プロセッサはAtom x7(Cherry Trail)を採用するが、その後継モデル(Broxton)は投入予定がキャンセルされた。Intelの戦略変更は、Windowsデバイス市場にどのような影響を与えるのか 終了へ向かうAtomプロセッサ Intelによるプロセッサ戦略の変更は、Moor Insights & Strategyのパトリック・ムーアヘッド氏がForbesに寄稿した4月28日の記事で判明した
実際、筆者の実感としてMicrosoftは以前ほど「Windows」というプラットフォームには固執しなくなってきており、従来のOEMからのライセンス収入が主軸だったらスタイルから、よりクラウドをベースとしたものへとシフトしつつある。最終的に、Microsoft全体として整合性がとれた状態で利益を上げられればいいという考えなのだろう。 MicrosoftがWindowsの会社でなくなる日 米Microsoftは4月21日(現地時間)、同社会計年度で2016年第3四半期(1~3月期)決算を発表している。売上高は前年同期比6%減の205億3100万ドル、純利益は20%減の37億5600万ドル(1株当たり47セント)だった。非GAAPベースの売上高は前年同期比で2%増の220億7600万ドル、1株あたりの利益(EPS)は前年から変化なしの0.62ドルで、米Thomson Reutersによる米金融
「第3のモバイルOS」戦争終結 Windows 10 Mobileはどこを目指すのか:鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(1/2 ページ) 日本を含む一部地域では各社のWindows 10 Mobile搭載機が出そろい、Windowsスマートフォンがちょっとした盛り上がりを見せている。このブームは長く続かないことも予想されるが、今後Windows 10 Mobileはどこを目指していくのだろうか。 モバイル業界におけるWindowsとMicrosoftの2大トレンド 2016年2月22日~25日の4日間にわたって、モバイルと無線通信技術の展示会「Mobile World Congress(MWC 2016)」がスペイン・バルセロナで開催された。ただ、例年と比べて明確なテーマが少なく、特に「最新スマートフォン」などモバイル端末偏重だった雰囲気は薄れ、より技術やサービスに特化した展示が
HTCの人事関係のニュースが相次いでいる。次期フラッグシップ「HTC One M9」のローンチを控えた3月20日、同社はCEO交代を発表した。その一週間後にはデザイン担当トップが同社を去ると発表した。 デザイン責任者の辞任はこの1年で2人目となる。新しいCEOのもとでHTCはどのような回復戦略を計画しているのか? 最大の課題といえるマーケティングについては、課題が残ったままのように見える。 ピーター・チョウCEOが交代 創業者で会長がCEOを兼任 今回のCEO交代により、CEOとして10年に渡ってHTCを率いたPeter Chou氏がとうとう退くこととなった。 Chou氏が率いた2005年から今まで、HTCは大きな成長とその後の低迷の両方を経験する。HTCはiPAQの製造など、もともとはODMメーカーだったが、2006年にChou氏が自社ブランド戦略を取り始める。 幸運なことに、2007年
Xperiaの“スーパーミッドレンジ”戦略とは?――ソニーモバイル十時社長に聞く:Mobile World Congress 2015 ソニーモバイルがMobile World Congress 2015で「Xperia Z4 Tablet」と「Xperia M4 Aqua」を発表したが、フラッグシップスマートフォンの発表はなかった。今回の発表内容について、ソニーモバイルの十時社長に詳しく話を聞いた。 ソニーモバイルコミュニケーションズは、現地時間の3月2日、スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2015」会場内でプレス向けのイベントを実施。ソニーの平井和夫社長とソニーモバイルの十時裕樹社長が登壇し、今後の事業方針について語った。 →10型クラスで世界最薄・最軽量の「Xperia Z4 Tablet」登場、8コア+Android 5.0搭載 →10.1
ドコモ光パックへの対抗は? スマホのOSはどうなる?――田中社長に聞く 2015年のKDDI(1/2 ページ) Firefox OS搭載スマホや新世代フィーチャーフォンを発表、発売して話題を集めているKDDI。料金面では他社より先行して光回線+モバイル回線の割引サービスを提供している。KDDIにとって、2015年はどんな年になるのか? 田中社長に聞いた。 春商戦に向け、ユーザー層を絞り込んだ端末を発表したKDDI。2014年末に発売した、Firefox OS搭載スマートフォンの「Fx0」も、大きな話題を呼んだ。「ドコモ光」をはじめとしたNTT東西の光コラボレーションモデルが話題となる中、同社が先行して固定回線とモバイルのセット割(auスマートバリュー)を提供してきた点も、再び注目を集めている。 こうした戦略の数々が功を奏し、KDDIの純増数とMNPはともに好調だ。その結果は、決算の数字にも
[サムスンの売上高、利益率、出荷台数がピークに達したのは:Asymco] 3期連続で売上げが減少したサムスン[売上高は前年同期比 20% 減、営業利益に至っては 60% 減]に厳しい目が向けられるようになった。 予想より40% 減の Galaxy S5 売上げ、スマートフォン品揃えの縮小、売れない在庫増、経営陣の交代などの話が聞こえてくるようになった。中国でサムスンを追い抜いた Xiaomi が、こんどはインドでサムスンに狙いを定めたという話もある。 少し前になるが Horace Dediu によるサムスンのスマートフォン事業分析が興味深い。 Faster Followed | Asymco * * * 目覚ましかったサムスンの伸び サムスンのスマートフォン事業の成長は目覚ましいものがあった。たった2年弱でトップメーカーの座に登り詰めたからだ。アップルだけでなく Andro
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