スウェーデンの音楽ストリーミング大手Spotifyは欧州委員会に、米Appleによる競合サービスの締め出し行為を調査するよう申し立てました。これを受けて、AppleはSpotifyに反論しています。 音楽ストリーミングサービスのSpotifyが欧州連合(EU)に、「Appleが“ずるい”のでしかって」と言いつけました。EUの執行機関である欧州委員会に対し、米Appleによる競合ストリーミングサービスの締め出し行為を調査するよう申し立てたのです。 Appleが「iPhone」とiPhoneのためのアプリストア「App Store」を持つ“プラットフォーマー”としての力を使って、「Apple Music」のライバルであるSpotifyを不当に扱っていると訴えています。Spotifyは欧州連合加盟国、スウェーデンの企業です。 Spotifyは、この申し立てを世間に発表するに当たって、これまでいか
Appleは米国時間1月31日、欧州のほとんどの国における小売業者および販売業者に対し、同社が3月1日に「Mac Pro」の販売を停止することを伝えた。同デスクトップシステムが電気的な基準を満たしていないためだ。 Macworldによると、Mac Proのポートとファンは、3月1日に発効する、電子機器に対する安全性および電気に関する規格の新たな改正に準拠していないという。 Appleの広報担当者は米CNETに対し、今回の決定について認めた。同規制は、英国、ドイツ、フランス、およびEFTA(欧州自由貿易連合)に加盟する4カ国(アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイス)など、欧州連合の27カ国に適用される。Apple自体はMac Proの販売を停止するが、Apple製品の再販業者は残存する在庫を3月1日以降に販売することができる。 同規制の影響を受けるApple製品はMac Pro
絶対に安全だと思われていたドルが崩れ、市場は最後に残された「絶対」を失った。相場は軸のないコマのように、激しく不安定に動き始めた。プロもたじろぐ〝狂乱相場〟。何が起きても不思議ではない。 暴落の足音 アメリカの債務問題を契機に世界中で高まる米ドル不信。その先駆けが「米国内」で起きていたことはあまり知られていない。 アメリカ西部に位置するユタ州。2002年にオリンピックが開催されたソルトレイクシティを州都に持ち、スキーリゾートの一大拠点として知られる土地だ。豊かな風土と治安の良さを売りにする一方で、近年はIT産業が集積、非在来系資源として注目されるオイルシェールの産地でもある。 そんなユタ州が今年5月、〝異例の措置〟を決定した。ドル以外に金貨と銀貨を「通貨」として認める法律を制定、これを定着させて州内のスーパーマーケットやガソリンスタンドなどでドル紙幣に加えて金貨や銀貨で支払えることを目指し
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