サイバーエージェントが1月26日に発表した、2022年9月期第1四半期(21年10~12月)連結決算によると、売上高は1710億円(昨年同期比30.6%増)、営業利益は198億円(同2.8倍)で増収増益となった。
サイバーエージェントが1月26日に発表した、2022年9月期第1四半期(21年10~12月)連結決算によると、売上高は1710億円(昨年同期比30.6%増)、営業利益は198億円(同2.8倍)で増収増益となった。
儲かると判断したから、やるだけ―。藤田氏は飄々とそう答える。日本のメディアの勢力図が塗り替えられるかもしれない大勝負に打って出たサイバーエージェントの「勝算」はどこにあるのか。 タダですぐに見られる 「社員の9割以上の人間が、番組の詳細を知らされていなかったんです。それ以上に驚きなのは、番組中のCMを提供しているクライアントたちすらも『元SMAPの3人が出る』ということ以外はほとんど知らされていなかったということでしょう。 3日にわたる生放送でなにが起きてもおかしくないのに、よくクライアントもCMを出してくれたと思いました」(サイバーエージェント社員) '17年11月2日、メディア業界を揺るがす歴史的な「事件」が起こった。 元SMAPの稲垣吾郎(43歳)、草なぎ剛(43歳)、香取慎吾(40歳)の3人が、インターネット番組『72時間ホンネテレビ』に生出演したのだ。 昨年末のSMAP解散以来、
番組の多くは、CS放送や地上波などでも流れる“放送品質”のものだ。AbemaTVが独自に制作するオリジナル番組も、地上波に出演するようなタレントを多く起用するなど、これまでの無料動画配信サービスとは大きな違いがある。 ある意味、インターネット上にテレビ局をそのまま持ち込んだともいえるAbemaTVだが、そもそもなぜこのようなサービスが生まれたのだろうか。藤田氏によると、「テレビ朝日放送番組審議会のメンバーになったのがきっかけだという。「Netflixなどの上陸を受けて今後どのようなサービスを提供するべきか、テレビ朝日側の立場になって考えた」ことから、動画配信サービスを手掛けるに至ったのだという。 そしてもう1つ、AbemaTVのサービス内容を考える上で大きな影響を与えたのが、サイバーエージェントがエイベックス・デジタルと共同でサービス提供している定額音楽配信サービス「AWA」だ。AWAもオ
『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド編集部による取材レポートと編集部厳選の特別寄稿を掲載。『週刊ダイヤモンド』と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。 バックナンバー一覧 ニュースやバラエティ、アニメなど約20番組を、24時間無料でインターネット配信する新たなメディアが誕生した。IT企業大手のサイバーエージェントが、テレビ朝日と組んで開局したインターネットテレビ局「AbemaTV(アベマティーヴィー)」だ。そこで、総指揮を取るサイバーエージェントの藤田晋社長に、「総合プロデューサー」と「経営者」の二つの側面からこの新事業について聞いた。(聞き手/「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木崇久) 「好きな時に好きなもの見る」ことに限界 ネット動画の新コンセプト「受け身視聴」とは ――4月11日にAbemaTVが本開局しましたが、手応えはいかがですか。 かなりいいと
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