薄型テレビは“プレミアム家電”になれるのか?:本田雅一のIFA GPCリポート(1/2 ページ) IFAを主催するメッセベルリンとgfuが開催する「Global Press Conference」。今年のテーマの1つとして、テレビが4K2Kに向かうトレンドについてリポートしたが、もう1つの”軸”として、主催側および講演を担当したアナリスト、企業のマーケティング責任者などから出されていたのが、”プレミアム製品”という軸だ。 gfuの諮問委員会・会長ハンス=ジョアシム・カンプ氏は、いまだに家電業界にとってテレビが重要な商材であり、テレビ産業の立て直しが重要だと指摘。テレビの価格下落トレンドは、あまりにも急峻(きゅうしゅん)すぎると指摘した。カンプ氏の指摘はもっともなことで、これまで何度も”致し方ないこと”として許容されてきた。 例えば2007年、欧州におけるテレビの平均単価は789ユーロだった
10年に一度とも言われる大ヒットアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」、かなりターゲットが限られそうな内容にも関わらず見事に大当たりした「TIGER & BUNNY」。去年話題になった2本のアニメは、毎日放送(MBS)プロデューサーにしてヒットメーカーの丸山博雄氏が関わっている作品だった。 2本はどちらも漫画や小説などの原作がなく、テレビのために作られたオリジナルアニメ。人気が出るかどうかが判断しづらく、“企画が通りづらい”ジャンルだ。あえてそこに挑み、そして成功した背景には何があったのか? 今回のヒットはテレビ局側にはどう映っていたのか、そして現在日本のテレビという媒体の中で“アニメ”はどんな役割を担っているのか? 丸山氏に詳しくお話を伺った。 毎日放送 プロデューサー 丸山博雄氏とは―― 1977年生まれ、大阪府出身。1999年毎日放送に入社、営業部門を経て2002年東京支社テレビ編成部に。
最優先の課題は、9期連続で赤字のテレビ事業の改革だ。 平井氏は昨年11月にテレビ事業の再建策を発表し、12年度の市場シェア20%、販売台数4000万台としていた従来の中期計画を撤回。2000万台体制に縮小するためにリストラを行うことを発表済みだ。今12年3月期は構造改革費用を計上することでテレビ事業の赤字は1750億円に膨らむ見通しで、累計赤字は1兆円近くに上る。 光見えないテレビ事業 ネット戦略も離陸せず ソニーはサムスンやパナソニックと違い、自社の液晶パネル工場を持たない。自社のテレビ組立工場の売却も進め、5割超のテレビを外部委託生産することで固定費を最小限に抑えてきた。昨年12月には、サムスンとの液晶パネル合弁会社「S―LCD」との資本・取引関係を解消し、年間500億円のコスト削減をはじくが、それでも黒字化は難しい。テレビ市場全体が価格下落で儲からないためだ。11年は世界トップの
フジテレビの木曜深夜で、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』など、数々のヒットアニメを送り出してきた“ノイタミナ”。設立時からプロデューサーとして参加している山本幸治氏は業界セミナーで、現状のDVD販売のみを軸としたアニメビジネスから脱却したいと語った。 フジテレビの木曜深夜で、数々のヒットアニメを送り出してきた“ノイタミナ”。「アニメの常識を覆したい」という制作スタッフの思いから、「animation」を逆さ読みした名称が付けられたその放送枠からは、『のだめカンタービレ』『東のエデン』などが生み出され、6月まで放送していた『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』では作品の舞台を訪れる“聖地巡礼”を行うファンも目立った。 そんなノイタミナを支えているのが、2005年の放送枠設立時からプロデューサーとして参加している山本幸治氏。山本氏はもともとフジテレビの著作権部という畑違いの部
ブランド広告が衰弱する理由 2009年7月21日 (これまでの 歌田明弘の「ネットと広告経済の行方」はこちら) TBSが視聴率低迷で苦しんでいるようだ。7月7日の朝日新聞によれば、今年4~6月のTBSの関東地区の平均視聴率は、ゴールデンタイム(午後7時~10時)9.8%、プライムタイム(同7時~11時)9.9%、全日(午前6時~翌午前0時)6.4%で、NHKと在京キー局の中で3帯とも5位という初めての事態だという。番組改編が裏目に出て、夕方のニュース番組を1時間遅らせて8時近くまでにしたり、昼の情報番組を4時間枠にしたことなどが成功していないようで、今月、急遽、異例の番組改編をし、中高年を意識したものにするそうだ。 その一方、BSは視聴率が上がっているらしい。 7月8日の読売新聞朝刊によれば、ゴールデンタイムの視聴率が急上昇しているという。これは野球中継の影響だそうだが、BSチューナーの
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