シャープは4日、東芝のパソコン事業を買収する方針を固めた。買収額は50億円前後のもようだ。東芝は構造改革の一環で赤字が続く同事業を切り離す。シャープはパソコンから撤退済みだが、親会社の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業は米パソコン大手から生産を受託しており効率生産のノウハウを持つ。グループ基盤を使って再参入し新たな収益源に育てる。シャープは東芝が全額を出資する東芝クライアントソリューション(東京・
シャープは4日、東芝のパソコン事業を買収する方針を固めた。買収額は50億円前後のもようだ。東芝は構造改革の一環で赤字が続く同事業を切り離す。シャープはパソコンから撤退済みだが、親会社の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業は米パソコン大手から生産を受託しており効率生産のノウハウを持つ。グループ基盤を使って再参入し新たな収益源に育てる。シャープは東芝が全額を出資する東芝クライアントソリューション(東京・
台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業がシャープに対して同社の液晶事業の買収を提案したことが20日、明らかになった。シャープが分社化する液晶事業会社の株式の過半数を取得。シャープの液晶パネルの大口顧客である米アップルにも出資を求め、3社で事業会社を運営したい考えだ。シャープは官民ファンドの産業革新機構との提携交渉も続けつつ、鴻海との売却額などを含めた交渉を進める見通しだ。鴻海は今夏からシャープと液晶事
世界に冠たるブランド企業が、あれよあれよと土俵際まで追いつめられた。もう、打つ手はほとんど残っていない。社長が替わっても、人と事業を切っても、やはり会社の根っこは変えられないのか。 戦い、そして敗れた 急転直下。黒字から赤字へ、2000億円以上の転落劇だった。 実に合計9000億円超の赤字を計上、財界に大きな衝撃を与えてからわずか2年足らず。シャープが再び崖っぷちに追い込まれている。 3月3日に駆けめぐった「シャープが主力銀行に支援要請」「工場閉鎖、リストラを検討」という一報。2月初めから、'15年3月期決算で計画を600億円も下回る300億円の赤字を計上する見通しが示されていた中、このニュースは「死の宣告」にも等しかった。 もはやシャープには余力も未来もない—株価は暴落、国内の格付け機関は同社の株を「投機的水準」に格下げした。不採算事業の撤退と工場閉鎖を断行すれば、最終的な赤字は2000
シャープは6月8日、「2012年度 経営戦略説明会」を開催して報道関係者および金融アナリストに向けて「復活に向けたシナリオ」を説明した。 シャープは6月8日、「2012年度 経営戦略説明会」を開催して報道関係者および金融アナリストに向けて「復活に向けたシナリオ」を説明した。4月末に発表した連結決算で3760億円という過去最大の赤字を計上した同社は、電子機器の受託製造サービス(EMS)世界最大手、中国・鴻海(ホンハイ)グループとの業務資本提携を軸に経営の立て直しを図っている。今回の発表で具体的なアクションプランを示したことになる。 奥田社長が「復活に向けたシナリオ」の第1に挙げたのは、大型液晶パネルを生産する堺工場の安定稼働。すでに堺工場を運営するシャープディスプレイプロダクト(SDP)にホンハイグループの出資を受け入れ、生産した大型液晶パネルのうち、半数をホンハイが引き取ることで合意してい
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