JAあいち知多のブランドタマネギ「たま坊」の出荷が5日、東海市と知多市の集荷場で始まった。1月上旬からの出荷は全国的に早く、県内では最も早い出荷という。 JAあいち知多では2004年から、1~4月に収穫できる極早生(わせ)種を「たま坊」として統一し、ブランド化を図っている。代表品種の「愛知白早生」と「養父早生」は、「あいちの伝統野菜」に登録されている。タマネギ独特の臭いや辛みが少なく、サラダなどの生食に向いている。東海と知多の両市を中心に、約130戸の生産者が30ヘクタールで栽培し、4月下旬までに1200トンの出荷を見込む。 東海市大田町の東海集荷センターでは、午前7時半ごろから、生産者が段ボールに詰めた「たま坊」をトラックで運び込み、大きさや傷などをチェックした。 JAあいち知多タマネギ部会の部会長を務める深川勝さん(76)=東海市高横須賀町=は「今シーズンは雨も適量で、気温も適温で生育