日本コカ・コーラは、ペットボトルコーヒー「ジョージア」をブランド刷新し、3月20日から新製品を発売する。「1975年にジョージアが誕生して以来、最大規模のブランド刷新になる」(同社マーケティング部コーヒー事業部の朴英俊部長)と意気込む背景には、ジョージアを含むRTD(Ready to Drinkの略で、容器入り飲料のこと)コーヒー市場の課題があった。
コンビ二界の王者であるセブンイレブンに「異変」が起きています。 セブンアンドアイHDの発表によれば今年上半期のセブンイレブンの既存店売上高がコロナ前を上回ったそうですが、じつはそのウラで、顧客数はマイナス11.0%と1割以上減っていたのです。 いまコンビニをめぐって「お客」の姿が大きく変わってきていることを気が付いている人はどれくらいいるでしょうか。 いったいいま何が起きているのか。そして、その変化は何を意味しているのか――。その最前線をレポートします。 コンビニは「富裕層」のもの…? リーマンショックの後、デフレ経済で低所得層が増加していく中で、「いずれコンビニを使うことができるのは中流層か富裕層だけになる」という予測がありました。 今回の数字はそれを裏付けているようにもとれる数字ですが、実態はもう少し複雑です。 アフターコロナのコンビニの売上を支えているのは3種類の違ったひとたちです。
連載:ロングセラーの挑戦 長い歴史を持ち、生活者に支持されている施設や商品。変わらないサービスや味に支持が集まる一方、新しい層の取り込みに向けた施策を進めている。どのような挑戦をしているのか、その動きを紹介する(不定期掲載) サントリー食品インターナショナルが展開する「BOSS」が今年、発売30周年を迎える。最近ではさまざまな飲用シーンを想定し、ペットボトルに入った「クラフトボス」や、ミルクや水で割って飲む「カフェベース」なども展開。その商品ラインアップは、リニューアルや海外商品も含め108になるという(22年3月現在)。 展開する商品はコーヒーだけではない。紅茶や抹茶ラテ、スープまでBOSSブランドとしてラインアップしている。ブランドイメージを構築する上で108もの商品展開は多すぎないのか。BOSSの歴史と共に、その理由を考えていきたい。
社員の雑談促す自販機 2人での利用は無料に―サントリー食品 2021年10月19日15時04分 社員同士の雑談を促す「社長のおごり自販機」(サントリー食品インターナショナル提供) サントリー食品インターナショナルは19日、従業員同士の雑談を促し、職場の雰囲気を活性化させる自動販売機を開発したと発表した。2人で同時に社員証をかざすと、2本の飲料が無料で出てくる。新型コロナウイルス感染症の拡大により、従業員同士のコミュニケーション不足に悩むようになった企業に対し、福利厚生の手段として売り込んでいく。 波平さんもびっくり!2030年の働き方 「メンバーシップ型」から「ジョブ型」の世界に?【けいざい百景】 開発した「社長のおごり自販機」には社員証を読み取る機器が取り付けられている。2人が同時に社員証をタッチし、10秒以内に飲みたい商品のボタンを押す仕組み。社員に無料提供する飲料の費用は、導入企業
消費というものに着目したときに、この数年の間に起きている現象はとても興味深いものが多い。一方に目をやれば訪日外国人の旺盛な消費意欲やハロウィンなどのイベント消費があり、他方では「若者の消費離れ」だとか「ミニマリスト」のように、消費しないことが現代の特徴に挙がる場合もある。もちろんどちらも現代のいち側面を表しているのだろうけれど、消費するにせよしないにせよ、その背後にどのようなメカニズムがあるのかは、あまり取り上げられることがない。 自分自身はこの数年、消費社会論を軸にしながらテーマパークやショッピングセンター、観光、食といった対象を扱ってきた。こうした消費は、近年「コト消費」などと呼ばれ、モノの消費ではなくて体験が消費価値の中心になっていると言われている。僕としてはその背景に、ネットで情報があふれるようになったことで、行かないと分からない、体験しないと分からないことを消費するマインドが顕在
ジャーナリスト・経営コンサルタントの高井尚之氏が、人気企業・人気商品の裏側を解説する連載。今回は急成長中のコメダ珈琲店について読み解く。 高井 尚之(たかい・なおゆき/経済ジャーナリスト・経営コンサルタント) 日本実業出版社の編集者、花王の情報作成部・企画ライターを経て2004年から現職。出版社とメーカーでの組織人経験を生かし、大企業・中小企業の経営者や幹部の取材をし続ける。 「カフェと日本人」(講談社現代新書)、「セシルマクビー 感性の方程式」(日本実業出版社)、「『解』は己の中にあり」(講談社)、「なぜ『高くても売れる』のか」(文藝春秋)、「日本カフェ興亡記」(日本経済新聞出版社)など著書多数。 E-Mail:takai.n.k2@gmail.com いつの間にか全国各地で、「コメダ珈琲店」の看板をよく見かけるようになった。東京都内も例外ではない。例えば2014年6月にはJRや地下鉄が
「サントリー様にはなかなかできないことを、コカ・コーラ様ならやってもらえる」――。 セブン-イレブン・ジャパンの鎌田靖取締役は日本コカ・コーラと共同で行った新商品発表会で、新たなパートナーへの期待を語った。日本コカは4月21日、缶コーヒー「ジョージア プライベートリザーブ」を、セブン-イレブン、イトーヨーカドーなどセブングループの店舗限定で発売する。 この商品は、セブン&アイのPB(プライベートブランド)「セブンプレミアム」のロゴと「ジョージア」のロゴが併記された、いわゆる”ダブルネーム商品”だ。日本コカは「PB商品ではない」とするものの、価格はNB(ナショナルブランド)として販売している「ジョージア」よりも約20円安く設定されている。 16年前から打診していた
薄型テレビは“プレミアム家電”になれるのか?:本田雅一のIFA GPCリポート(1/2 ページ) イタリアで開催されたIFAの「Global Press Conference」。4K2Kと並び、テレビの産業の立て直しに有効な手段として紹介されたのが、”プレミアム製品”という軸だ。 IFAを主催するメッセベルリンとgfuが開催する「Global Press Conference」。今年のテーマの1つとして、テレビが4K2Kに向かうトレンドについてリポートしたが、もう1つの”軸”として、主催側および講演を担当したアナリスト、企業のマーケティング責任者などから出されていたのが、”プレミアム製品”という軸だ。 gfuの諮問委員会・会長ハンス=ジョアシム・カンプ氏は、いまだに家電業界にとってテレビが重要な商材であり、テレビ産業の立て直しが重要だと指摘。テレビの価格下落トレンドは、あまりにも急峻(きゅ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く