パナソニックの充電式ニッケル水素電池「eneloop(エネループ)」が、同社乾電池事業において、独立したブランドコミュニケーションを開始した。 パナソニックは、2020年11月14日に、エネループの発売から15周年を迎えたことにあわせて、エネループのブランドサイト「エネループ グローバルWEBサイト」を開設したが、2021年3月末までにコンテンツを再整備。エネループの機能を紹介したり、技術説明を行う動画とリンク。英語に加えて、ポルトガル語と中国語を追加する。 パナソニックでは、2019年初めから新たなブランドコミュニケーションに向けた準備を開始していた。エネループのデザインを一貫して手掛け、今回のプロジェクトでもリーダーを務めたパナソニック インダストリアルソリューションズ社エナジーデバイス事業部コンシューマーエナジービジネスユニット市販マーケティング部コミュニケーション課課長の水田一久氏
パナソニックでは、充電繰り返し回数の多い「eneloop」と、1回あたりの使用時間が長い「充電式EVOLTA」というように、用途に合わせて選べるようにしているが、量販店などで展示販売されているのは充電式EVOLTAの方が多い。一方で、eneloopは、AmazonではPanasonicのロゴを黒にした製品が用意されたり、コストコでは充電器をセットにしたパッケージ製品が販売されたりしている。 ちなみに、eneloopでは、約2100回の繰り返し充電が可能であり、2019年3月からの新しいJIS規格においても約600回の充電が可能になっている。また、10年後でも残容量は約70%を保持していることから防災グッズとして利用することにも適しているほか、電池の外装が抗菌加工となっているため、複数の人が利用するという環境においても、衛生面での配慮が施されているという特徴がある。 筆者は、10年以上前から
三洋電機が発売していたコンシューマ向け製品の中で、パナソニックに残った代表的な製品が、ニッケル水素充電池「eneloop(エネループ)」だ。その人気は、いまだに衰えない。 しかし、三洋電機時代のエネループ愛用者の間で、最近話題になっていることがある。以前は量販店のレジ周りにドンと置かれていたコーナーがなくなっていたり、広告訴求が少なくなっていたり、あるいは関連商品が減っているということ。つまり、“存在感が弱まりつつある”というのだ。 しかし2013年2月には累計出荷数が2億5千万個を達成し、世界的にもヒットしてきたエネループの存在感は、本当に薄れているのだろうか。 充電池が占める割合、2003年はわずか0.6%だった 「くり返し使うライフスタイル」をキーワードに2005年に誕生したエネループは、21世紀の新たな充電池として、これまでにはない電池の使い方を提案し話題を集めた。 商品が生まれた
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